かこぶろ。

若者たち 1966




放送中。
■日本映画専門チャンネル「若者たち

9話から録画していたと、友人に借りて視聴中。
70年生まれですが、主題歌の「若者たち(空にまた陽が昇るとき)」は小学生だかで
音楽の教科書で知って歌ったなぁ。

ドラマでは、ザ・ブロードサイド・フォーのコーラスが響く。
(黒澤明の息子・黒澤久雄が結成したフォークグループだとか)
サビの、空にーまたー陽が昇ーるとーきー、が繰り返されるところ、グッときます。

それは戦後の爪痕が色濃く残り、当時の社会問題を描きながら
出口も正解も無いことでも、5人の言動がリアルにぶつかり合う姿を見て
悲喜こもごもひっくるめて共に生きていくことを、人生を考えさせられるのです。

特に「千葉のおばさん」「小さな石ころ」「巷のあひる」が印象深いです。

ドラマというより舞台を一気観しているような感覚。
各回ゲストがいますが、若かりし頃の姿を初めて見るというのも不思議で楽しかったり。
(その一部を下部に)
5人だけで家の中だけという回も見応えありました。

佐藤オリエさんは本名がそのまま役名となって、これがデビュー作とのこと。
知ったのは「想い出にかわるまで」の母親役だったので
笑顔がキュートな美少女で、可愛かったなぁ。


田中邦衛 ・・・佐藤太郎(長男) 現場監督
橋本功 ・・・・佐藤次郎(次男)  トラックの運転手
山本圭 ・・・・佐藤三郎(三男)  明治大学生
佐藤オリエ ・・佐藤オリエ(長女) 家事
松山省二(現・松山政路) ・・佐藤末吉(四男) 浪人生

安芸秀子
三井弘次 他


ドラマは白黒ですが、キャプチャしようと撮ると青っぽくなってしまうのが
私のガラケーの運命。。


加藤剛
オリエの恋人で漁師。母親と二人暮らし


10話:吉行和子


12話:中原早苗


12話ほか:今福正雄


14話ほか:東野孝彦


14話:南田洋子


15話:井上比佐志


17話:江守徹
母親役に菅井きん


20話:山本学


24話:宮本信子

若者たち DVD-BOX [ 田中邦衛 ]


全34話で、1966年2~3月は月曜20時、4~9時は金曜20時というドラマ枠だったのも珍しい。
(33話「さよなら」は、在日朝鮮人に対する日本人による差別を描いていたもので
当時その放送直前に平新艇事件が発生したため、放送が中止された上、ドラマ自体も打ち切り)

■Wiki「若者たち

この事件のことも知らなかった。

■「平新艇事件


現在フジで放送中の、2014年版も観ています。
妻夫木聡(長男)、瑛太(次男)、満島ひかり(長女)、柄本佑(三男)、
吉岡秀隆まで出演しているというのに、もったいない感の残るドラマです。。

父の死の真相、でき婚、超未熟児、母さん助けて詐欺、不倫、リベンジポルノなど
現代風にリメイクのようですが1966年版を観てしまうと、心に迫る具合が全然違います。

1966年版がベースとなったドラマ「ひとつ屋根の下」も懐かしく、久々に観てみたくなるドラマですね。。
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