今朝、実家ネコ「クルミ」が死んだ。
17歳位だった。
電話がかかってきた時、くだらないギャグだと思った。
数日前に見た時は、普段どおりだったし
蘭丸よりも年上だけど、毛艶が良くて
元気でなにより、と確認したばかりだったのに。。。
人間で言うと、突然死のようなものだと思う。
昨日、行方不明になったとかで
母が執念で捜し出し
裏山の奥に居たところを捕獲したと聞いた。
もしかしたら、死ぬ場所を探していたのかもしれない。
連れ帰ってからは餌も食べず、いつもの場所でじっとしていたらしい。
今朝になって、急に太い声で一鳴きし
少し苦しがってから、母と妹に看取られて
死んでしまった。
クルミの前に居た2匹のネコたちは、老衰で徐々に弱っていく中で
介護をしながら、近づく死を受け入れる事が出来た。
こんな、交通事故みたいな呆気ない別れがあるんだ。
太り過ぎだったから、心臓発作だったのかもしれない。
実家では、足掛け約30年にわたり
3匹のネコを飼ってきた。
クルミが死んだので、もうネコはいない。
太り過ぎだったので、あまり長生きしないかもしれないと
去年くらいから母は覚悟していたようで
突然の死にも落ち着いていた。
今日、母と妹は仕事があったので
私と弟一家で犬猫墓苑に連れて行った。
母達は、最後のお別れができなかったから
あとから悲しみがじわじわと襲ってくるかもしれない。
17年前クルミを拾った時、片手にのるチビネコで
目は目やにでくっつき、下半身は糞まみれだった。
前年に死んだ初代ネコのチヨコと三毛模様がそっくりだったので
きっとチヨコの生まれ変わりだから
飼ってあげてと私が母に頼んで、実家の飼い猫になったクルミ。
つい最近のことの様な気がする。
あの時期、普通体験できないような苦しみを
私の家族は背負っていた。
そこにただ居てくれるだけで、どれだけ救われ幸せをもたらしてくれたか
クルミには感謝しきれない。
チヨコ、タマコと一緒に、見守っていてほしい。
クルミありがとう。
今年の5月3日に撮影
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