俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

8月23日(水)

2017-08-23 08:54:23 | 日記
★朝風のとんぼを運び海へ去る  正子
松山でいらした頃の御句でしょうか。お住まいからは、はるかな沖も眺められ、とても風通しのよいご住居でした。朝風、とんぼ、海と、おのずと初秋の明るい風光や澄んだ朝の空気を感じ取れます。とんぼの行く手の海へと、爽やかに視野が広がります。(藤田洋子)

○今日の俳句
一片の雲を真白に処暑の朝/藤田洋子
処暑の朝を迎え、まっ白い雲の美しさにうれしさが湧く。暑さも一息つき、朝夕の涼しさが期待できる。処暑というのは、そういう日なのだ。季語を生かした写生だが、詩情のある句。(高橋正子)

○ケーキ
私が作って、子どもたちがおいしいというケーキがある。定番のキャロットケーキと、貝の形のマドレーヌ。キャロットケーキは、もともとアメリカのカントリーケーキ。人参とサラダ油、砂糖、卵、シナモン、ベーキングパウダー、炭酸、塩という材料。これは評判で、日曜市に頼まれて、週末には、パウンドケーキ型大を10本ほど焼いていたこともある。甘いものが苦手な若い男性にも好評であったし、おやつにも、食事がかわりにも重宝した。
もうひとつは、飯田深雪先生のマドレーヌ。このマドレーヌ生地の配合は、いろいろ作ったマドレーヌのなかでも、センスの良さでは、最高と思う。貝の形がかわいいので、長男は特に面白がってぱくぱくと食べた。マドレーヌは、すこし温かいのがおいしい。
ケーキは、味もさることながら、形も楽しみなもの。子どもは特にそうだ。ケーキではないが、こんなこともあった。杏仁豆腐をひし形に切ること。これは、食感と、中華料理らしい見た目からこの形に決まる。これをたまたま来ていた私の母がサイコロ状に切ったときには、長男は、切りなおしを要求したほどだ。

◇生活する花たち「百合・女郎花・睡蓮」(横浜・都筑中央公園)
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 8月22日(火) | トップ | 8月23日(水) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事