梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

私の呼吸法(2)

2007年02月14日 | 呼吸法
この基本的な誘導のポイントは私のブログの私の呼吸法(1)に記載していますので初めはそちらを読み、概要を把握して下さい。このブログの記載内容をワードにコピーし、印刷し、実際に実践する時に、読みながら行っていただければよいと思います。ここに書かれている”・・・・・・”の言葉を頭の中で、思い浮かべるのですが、ゆっくりとしたテンポで思っていただいた方が良いです。初めは次の誘導方が分からないと思いますので、その時には目を開け、コピーを読みながら次の誘導に進んで下さい。
 この呼吸法は山手さんの実習会や私が他の人に行う時には、主に”・・・・”を私が言葉で言い、誘導しますが、自分で出来るように、記載した物です。誘導している最中に鼾をかき寝る人がいますが、それはリラックスしている事です。特に仕事の後など疲れている時には、皆直ぐに鼾をかきます。山手さんの実習会でもカセットテープに録音している方が多かったです。また、自分で家で出来ないと云う人も多かったです。

 山手さんが教えた単純原気呼吸をもっと私なりに単純化した、導入用、私は時間が無い時によく用いますが、呼吸法です。この後に、眺める場所を徐々に移動する単純原気呼吸法を別途記載します。

 初めは、思ってもその現象は自分では実感できず、見えませんが、貴方の身体の深層部では身体が反応していますので、誘導を行って下さい。実感できなくても、見えなくてもかまいません。文章の”・・・・・な~。  ・・・・な~。”の間は少し時間を置くとよいです。

1)目をつぶって、静かに仰向けに寝て下さい。足は少し開き、手は軽く開き、手の平を上にしてく下さい。自分がもっともリラックスする位置がよいですので、調節して下さい。呼吸は自然の呼吸をして下さい。ヨガのサバーシャナ(死体のポーズ)と同じですね。
数分そのままで寝ていて、呼吸が落ち着きリラックスしましたら2)に行きます。

2)皮膚の活性化
 幼い時に、晴れた日に太陽がサンサンと降り注ぐ芝生や野原で、寝そべったり、遊んだりした事が有ると思います。その時の情景を思いだして下さい。貴方の身体の体記憶として、貴方の身体の深層部にはその記憶が残っていると思います。今その体記憶は感覚として思いだせませんが、次の言葉を頭の中で思って下さい。
 ”自分は今、芝生の上に寝そべっているな~”
と思って下さい。
 ”自分の身体に太陽の光がサンサンと降り注いでいるな~。
  その太陽の光により皮膚の表面が暖かくなるな~。”
と思って下さい。”
これを数秒間隔で数回繰り返して下さい。段々にリラックスしてくると思います。
 この”・・・いるな~”が重要です。また、”な~”と少し延ばすのが重要す。
これが無意識層に呼びかけるのです。けして、”・・・いる”ではないのです。

3)発散の準備
 次は、暖かくなった皮膚の表面からエネルギーを発散するようにします。
 ”貴方の分身がもう一人いるな~”
  その分身が貴方の身体を見ているな~”
と思って下さい。”
この時に、段々に慣れると、貴方の分身が貴方の外側で貴方を只眺めると、貴方の体が一つの物体の塊として空間に浮かんでいるのが見えるようになります。
 次に
 ”身体全体の皮膚表面に小さなエネルギーの渦が無数にあるな~。
  時計回りに回転する小さな渦があるな~”
と思って下さい。”
これを数秒間隔で数回繰り返して下さい。多分初めは渦を感じたり、見たりすることは出来ないと思いますが、それでかまいません。この誘導を行って下さい。
 次に
 ”無数の小さな渦の中心からエネルギーの線が段々延びていくな~。
  その伸びてゆく線の先を追って行くと遥か宇宙の彼方まで延びていくな~”
と思って下さい。”
これを数秒間隔で数回繰り返して下さい。
次に
 ”自分の分身が自分を眺めているな~。
  自分の身体からエネルギーの無数の線が出ているな~。
  自分の身体を観ると、ハリネズミの針のようにエネルギーの線で覆われている  な~。
  そして、その線の伸びている先を追いかけると、宇宙の遥か彼方まで延びてい  るな~。”
と思って下さい。
これを数秒間隔で数回繰り返して下さい。
 この線足を長く宇宙の彼方まで伸びているなと思うことが自分の身体が包み込む場の範囲、エネルギーの交流の範囲には重要です。
 このエネルギーを気と思ってもよいです。

4)次は発散です。
 ”身体の皮膚の表面から出ている無数のエネルギーの線を通して、身体の表面   からエネルギーが出で行くな~。
  身体の中にある老廃物も一緒に出て行くな~。
  その出て行く先は、遥か宇宙の彼方まで続いているな~。
  頭のてっぺんから足の先まで、身体の表面、裏面、左右の側面から、身体全体  の皮膚の表面から出ていくエネルギーのながれがあるな~。
  自分の皮膚の表面が段々に広がって身体全体が膨らんでゆくな~。”
と思って下さい。
これを10秒ほどの間隔で10回~20回ほど繰り返して下さい。この回数は全体の時間を考えて調節頂ければと思います。時間が無い時には数回でよいです。

5)次は吸収です。
 ”今、身体の表面から出ているエネルギーの流れを180度逆転して下さい。宇宙  の遥か彼方から自分の身体に向かってエネルギーが入ってくるな~。
  凄い、いきよいで入ってくるエネルギーの流れがあるな~。”
と思って下さい。
これを数秒間隔で数回繰り返して下さい。
次に
 ”宇宙の遥か彼方から自分の身体の皮膚の表面に向かって入って来るエネルギー  の流れがあるな~。
  そのエネルギーにより身体の中の老廃物がとかされるな~。
  ドンドンと入って来るエネルギーの流れがあるな~。
  頭のてっぺんから足の先まで、身体の表面、裏面、左右の側面の、身体全体の  皮膚の表面に向かって入って来るエネルギーの流れがあるな~。
  それにより、今まで膨張していた身体がちじんでくるな~。”
と思って下さい。
これを10秒ほどの間隔で10回~20回ほど繰り返して下さい。基本的には回数などは発散の回数と同じにして下さい。
 慣れてきたら自分の身体を内観できますので、自分の身体に聞きながら調節願います。 発散より永く行わないで下さい。

6)サイクル、回数
 4)と5)の発散、吸収、発散、吸収、発散と5サイクルを繰り返すのを基本としています。時間が無い時は発散、吸収、発散の3サイクルでもよいです。

7)終了
 呼吸法を止める時には発散の後に止めて下さい。そうすれば、身体からエネルギーを発散した状態が呼吸法を止めても持続しますので、リラックスした気分でその後も過ごせます。吸収後に止めますと、原気呼吸でエネルギーを入れ続けますで、身体がそれに耐えられず、異常反応が発生することが有ります。初めは、呼吸法が上手く出来ないので、大丈夫ですが、出来るようになると危険です。その様な時は即、発散を行って下さい。
8)目覚め
 最後に目覚める時ですが、最後の発散の後に、静かに目を開けて、手、足の先を軽く、ゆっくりと、ゆすります。解けた老廃物が手、足の末端に溜まりますので、それを軽く、ゆっくりと、ゆすることにより発散します。
 多分リラックスし、気分爽快になっていると思います。初めはエネルギーの流れなど感じ取れず、誘導の反応が分からないと思いますが、原気呼吸を行う前に比べ、リラックスし、気分が爽快になっているのなら、自分では感じられませんが、身体は反応しているのです。後は、繰り返し、実践することにより、微細な感覚が育ち、身体の色々な反応が分かるようになります。

 是非お試し下さい。

 
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