きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

ブナの森 1

2006-10-13 19:04:14 | きのこ
山口県西部地方はこの一ヶ月間で、降水は僅か2日。
台風による塩害の為、樹木の葉は枯れ落ち林床は初冬の林の中を歩いているようです。きのこの発生も期待薄。そこで足を伸ばし芸北のブナの林を歩いてきました。
きのこの姿が思いのほか多く、花の写真は僅かしか撮れませんでした。


ブナシメジ Hypsizygus marmoreus (Peck) Bigelow
キシメジ科シロタモギタケ属

                    ↓ ブナシメジの発生環境



ブナの倒木が折り重なり、きのこに近づいて写真を撮るのも至難の技です。


チャナメツムタケ pholiota lubrica (Pers.:Fr.) Sing
モエギタケ科スギタケ属

                     ↓ チャナメツムタケの発生環境



かなり腐朽の進んだブナの倒木から発生しています。



ヌメリスギタケ pholiota (Fr.) Kummer
モエギタケ科スギタケ属

                   ↓ ヌメリスギタケの発生環境




数年前からエノキとホウノキ等の倒木が道を塞ぎ、その木から結構色んなきのこが発生しています。初冬にはエノキタケを期待していますがまだ確認出来ていません。冬は雪に覆われる所なので行く機会が少ない事もありますが。


      
      ウスキブナノミタケ Mycena luteopallens (Peck) Sacc.
      キシメジ科クヌギタケ属

ブナはまだ葉を付けているので林の中は薄暗く超小型のウスキブナノミタケの写真は思うように撮れません。
落ち葉の間から顔を出していますがその根はブナの実に繋がっています。



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2 コメント

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ブナ林ですね (銀の鈴)
2006-10-13 19:21:29
海華さん こんばんは。



きょうのキノコの中で、知っているのはブナシメジとヌメリスギタケです。こんな林に こんなふうに生えているんですね。



ウスキブナノミタケ、ブナの実に根が繋がっているなんて不思議ですね。ブナの実がお母さんみたいですね。
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ブナの森 (海華)
2006-10-14 15:20:33
 銀の鈴さん

ウスキブナノミタケは傘が3mm~5mmほどでブナの実から生えています。

標高1000mの所にあるブナの森はきのこ観察にとって魅力のある所で今の時季は色んなきのこが観察できますが、何せ高速道を走って片道3時間半かかりますので頻繁に行けないのが残念です。
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