きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

今日の幼菌達

2006-06-28 18:44:51 | きのこ
外れた天気予報に感謝しつつ今日も気になるキヌガサタケのシロへ。

  
  キヌガサタケ幼菌

幼菌が8個、崩れて形をとどめていないものが5,6本目に付いた。
写真の幼菌は明日華麗な姿が見られるかもしれないが予報は雨、それもかなり降るらしい。

                     ↓ 成長するとこんな姿に。

  
  一昨年、雨の中、傘を差して撮ったもの。

  
  ヘビキノコモドキ幼菌

成長するとなかなか貫禄のあるきのこですがヘビという名前が付いているばっかりにやや気持悪さを感じてしまいます。

  
  アメリカウラベニイロガワリ

  
  イグチの仲間

傘の径7mmほど、何だ!?。ひょっとして珍菌?
写真を撮って慎重に掘り返しすと、すっと抜けた。裏を返したら、なん~だイグチだ。とがっかり。肉眼ではとてもイグチには見えなかった。

  
  クモタケ幼菌

↓ 成長したもの

  

物見山

2006-06-27 20:05:15 | きのこ
大雨の予報が出ていたのに朝起きたら降水確率30%になっています。
この時期は僅かな雨間も外すわけにはいきません。
大急ぎで雨具の準備をして近くの山へ。

  
  テングタケ Amanita pantherina (DC.:Fr.) Krombh.
  テングタケ科テングタケ属

  
  アセタケ属

  
  オニイグチモドキ幼菌

  
  アカヤマドリ Leccunum extremiorientale (L.Vass.) Sing 

この直ぐ近くに傘の径23cmのアカヤマドリが崩れ所々でヤマドリタケモドキが虫食われ状態、残念。

  
  ズキンタケ Leotia lubrica (Scop.) Pers.:Fr. f.lubrica

  
  ナガエノチャワンタケ Helvella macropua (Pers.:Fr.) Karst.ver.macropus
 
  
  クロノボリリュウタケ Helvella lacunosa Afz.:Fr.

豊田湖

2006-06-25 16:53:45 | きのこ
  
  スジオチバタケ Marasmius purpureostriatus Hongo     6月24日
  キシメジ科ホウライタケ属

天気予報は10日間くらい傘のマークが付いていたのできのこ観察は諦めていました。が雨が止んだので急いで支度をして豊田方面へ。目的はキヌガサタケ。川沿いの真竹の中のシロは全く気配はありませんでした。
豊田湖周辺もきのこの姿は少なく例年より少し遅いのかなという気がします。

  
  Hygrocybe sp                       6月24日

  
  ウコンハツ Russula flavida Frost & Peck apud Peck    6月24日
  ベニタケ科ベニタケ属

  
  ベニタケ属                        6月24日

  
  ベニタケ属                        6月24日

私的定点観察

2006-06-22 19:55:27 | きのこ
  
  Hygrocybe sp

6月20日、岩山で。
毎年、この場所で年に2回観察するワカクサタケに似たきのこです。
ワカクサタケに似ている点は大きさと発生環境。成長すると緑色が退色して黄色から橙色に変る点。
違う点は傘にヌメリが無くやや微粉を帯びた感じ。ヒダは極めて疎。ヒダと小ヒダを皺状のヒダで結んでいる。

  
  ザラエノハラタケ Agaricus subrutilescens (Kauffm.) Hotson & Stuntz
  ハラタケ科ハラタケ属

  
  キイボカサタケ Entoloma murraii (Berk.& Curt.) Sacc.
  イッポンシメジ科イッポンシメジ属


  不明

5mmの小さなきのこです。

もみのき森林公園

2006-06-19 18:32:37 | きのこ
土、日とホタル鑑賞ときのこ観察を兼ねて西中国山地を歩く。
前日は渓流沿いのロッジでカジカの声を聞きながら菌友達ときのこ談義(?)に花を咲かせ翌日はもみのき森林公園を中心に2,3箇所まわったがきのこの姿は少ない。

  
  ヒイロガサ Hygrocybe punicea (Fr.) Kummer

  
  ヒメスギタケ属 Phaeomarasmius Scherffel

広葉樹林下の切り株に発生。傘の径15mm、傘、ヒダ、柄共に同色。

  
  ヒメコンイロイッポンシメジ Rhodophyllus coelestinus (Fr.) Quel.

  
  ウスタケ Gomphus floccosus (Schw.) Sing.

  
  ホウキタケ属 Romania sp

  
  きのこを食べる(?)ジョウカイボン。

  

私的定点観察

2006-06-13 17:22:21 | きのこ
一昨日行われたきのこ会の定点観察では見るべきものは無く5,6種類を観察しただけでした。期待は出来ないが天気予報は再び雨模様が続くと云います。
今日を逃すと当分きのこ観察は出来ないかもしれないと秋吉台周辺部の山を歩きました。

  
  マツオウジ Neolentinus lepideus (Fr.:Fr.) Redhead & Ginns
  ヒラタケ科マツオウジ属

いつもの松の倒木に5本も生えていました。大きいのは20cm強のものが。

  
  アカヤマタケ属 Hygrocybe cantharellus (Schw.) Murrill
  キシメジ科アカヤマタケ属

竹林のあちこちに爆生。
ベニヒガサに似ていますが柄が中空である点が違っています。

☆ ヌメリガサ科はキシメジ科に分類されました。

  
  ダイダイガサ Cyptotrama (Berk.) Redhead & Ginns
  キシメジ科ダイダイガサ属

モデルを務めるには5mmで小さ過ぎますがこれしか生えていなかったので無理して。

  
  サクラタケ Mycena pura (Pers.:Fr.) Kummer
  キシメジ科クヌギタケ属

虫のついたお嬢さん。

  
  ベニタケ属(ヒナベニタケ?)

傘の径13mmの小型菌です。


近くの山で

2006-06-10 19:38:40 | きのこ
  
  キツネタケ Laccaria laccata(Scop.:Fr.)Berk.&.f.laccata

短い時期にしか見られない絶滅危惧種の植物を追っていたらきのこが疎かになってしまいました。

急く気を抑えて2時間ほど時間を作り近くの山へ。

  
  Inocybe spp.

傘の径、12mm、ヒダは柄の上部と同色でやや湾生。

  
  アラゲキクラゲAuricularia polytricha (Mont.) Sacc.
  キクラゲ科キクラゲ属

この裏側にはアラゲキクラゲはこんなに大きくなるのかと思えるほど大きなものが折り重なるように生えていましたが既に雑巾のように。
その大きさは12,3cm。

山田緑地、2

2006-06-05 20:34:29 | きのこ
  
  コキイロウラベニタケ Entoloma ater (Hongo) Hongo

傘の径、15mm。遊歩道の階段下に発生。
肉眼では黒く見えたが写真に撮るとまさしくコキイロ(濃紫色)。

                    ↓ 裏面

            

  
  ベニヒダタケ Pluteus leoninus (Schaeff.:Fr.) Kummer
  ウラベニガサ科ウラベニガサ属

ウッドチップ上に発生。
柄のブツブツはウッドチップの屑です。

  
  アシナガイタチタケ psahyrella spadicogrisa

  
  カレエダタケ属

コキイロウラベニタケのすぐ側に発生。
左に少し写っていますね。

山田緑地

2006-06-04 19:37:58 | きのこ
山田緑地は北九州市の市街地の真っ只中に原生林に近い状態で島のように残された所です。
戦前は旧陸軍の弾薬庫として、戦後は米軍の弾薬庫として使用されていた為です。
今はその1部を北九州市に払い下げられ山田緑地として利用されています。

サンコウチョウが飛来するというので行ってみました。

きのこの写真を撮っていたらサンコウチョウの鳴き声が聞こえる。上を仰ぐと一瞬姿を見せました。がその後は鳴き声だけ。
声を聞かれただけでも幸運です。と公園管理の方はおっしゃるが。

きのこは期待していなかったがそこそこに発生していました。♪

  
  オオホウライタケ Marasmius maximus Hongo
  キシメジ科ホウライタケ属

  
  ヒトヨタケ属(ヒダヒトヨタケモドキ?)

傘の径、5mmの小型菌。

  
  ヒカゲウラベニタケ属

傘の径6cm、ヒダは垂生、白に近くややピンクを帯びる。

  
  オオゴムタケGaliella celebica (P.Henn.) Nannf.
  クロチャワンタケ科オオゴムタケ属

  
  不明

傘の径、13mm、ヒダを撮影。



菩提寺山

2006-06-03 19:30:36 | きのこ
  
  ハツタケ Lactarius hatutadake Tanaka
  ベニタケ科チチタケ属

ネジキの花を撮っていたら足元にハツタケが・・・もう少しで踏んづけるところでした。花や昆虫に夢中になり今まで数度きのこを踏んづけている。
周りにアミタケが数個、乾燥した状態で生えていました。
ハツタケは今年初めてです。

  
  ヒカゲシビレタケ Psilocybe argentipes K.Yokoyama
  モエギタケ科シビレタケ属

数年前、採取が禁止になったきのこです。きのこ観察会でも採取は出来ません。
若者達の間でマジックマッシュルームとして飲用され幻覚を起し事故が多発した為出来た法律です。
この場所は3年前大発生したところで今日は既に黒くなったものが10数本発生していました。

  
  テングタケ Amanita pantherina (DC.:Fr.) Krombh.
  テングタケ科テングタケ属

2本のテングタケが見えたので、写真を撮る為落ち葉を除けたら可愛いのが3本現れた。

物見山

2006-06-02 19:10:20 | きのこ
  
  アラゲコベニチャワンタケ Scutellinia scutellata (L.) 6月2日 

5mmほどの小さなきのこです。

  
  ビョウタケ Bisporella cirina(Batsch.) Korf et al 6月2日

撮る時に気合のいる極小きのこで大きさは1mm~2mmです。

  
  ベニタケ属

夏のきのこが大分目に付くようになり今日はベニタケ属のきのこが多かったですね。

  
  ドクベニタケ Russulla emetica (Schaeff.:Fr.) S.F.Gray 6月2日

2cmほどの幼菌です。
マクロレンズを覗いたらゴミだと思っていた左下の白っぽいものは・・・?

               拡大したら ↓

            

            1mm程のきのこでした。

  
  ノウタケ Calvatia craniiformis (Schw.) Fr.
  ホコリタケ科ノウタケ属

美味しそうなパンでしょう!

カンゾウタケとヌメリツバタケ

2006-06-02 18:40:18 | きのこ
  
  カンゾウタケ Fistulina hepatika Schaeff.:Fr.  6月1日 宇部市
  カンゾウタケ科カンゾウタケ属

                   ↓

         2年前の5月18日、同じ場所で撮ったカンゾウタケです。
         カメラの違いがよく分ります。

         

  
  ヌメリツバタケ Oudemansiella mucida (Schrad.:Fr.) Hohnel
  キシメジ科ツエタケ属