きのこつれづれ

つれづれに観察したきのこをつれづれに更新しています。

きのこ入り年越し蕎麦

2006-12-31 18:20:05 | きのこ料理


シモコシ、アミタケ、ヒラタケ、ヌメリスギタケモドキの4種が入った、きのこ蕎麦です。
素朴ですが私にとっては贅沢な一品です。年越しに、4種のきのこ入り蕎麦が頂けるなんて。

頂き物の、手作り千枚漬けを寒椿に見立てて。

今年も、あと数時間で新年を迎えます。
ブログを見てくださった方々、コメントを下さった方々この1年有難うございました。
来年も、きのことの良い出会いがありますように。

ムラサキシメジ入り蕎麦ずし

2006-12-29 14:34:09 | きのこ料理


ムラサキシメジを甘辛く煮て、蕎麦ずしに巻き込みました。

材料  ムラサキシメジ、蕎麦、海苔、玉子、ハナッコリー、カニカマ、大根、
     小ネギ、醤油、砂糖、塩、だし汁。

作り方 ムラサキシメジを甘辛く煮て、ハナッコリー又は菜の花は茹でておき
     ます。
     蕎麦は片方の端を輪ゴムで結んで茹でます。
     その間に薄焼き玉子を作ります。
     巻き簾の上に海苔、薄焼き玉子、蕎麦、真ん中にムラサキシメジ、ハ
     ナッコリー、カニカマをのせ、巻いて出来あがり。

つけ汁に、紅葉おろしと小ネギを添えて。

味は花丸+さらに花丸

ムラサキシメジの、ヌルッ、シャキ感が蕎麦と絶妙に合っています。最高!


ムラサキシメジ Lepista nuda (Bull.:Fr.) Cooke
キシメジ科ムラサキシメジ属

ヒラタケとスイバのサラダ

2006-12-28 19:56:48 | きのこ料理
この冬1番の寒波到来で小雪がちらついています。
昨日は、今日と違ってうらうらとした暖かさだったので餅用のヨモギを摘みに行きました。
ヨモギを摘んでいたら、すぐ側の倒木からヒラタケが折り重なるように発生。
同じ木にアラゲキクラゲも発生しています。
ついでに紅葉したスイバも摘んでサラダの彩りに使いました。



紅葉したスイバは、酸味と僅かに甘味が感じられ、胡麻ドレッシングと良く合います。

                      ↓ まだ紅葉していないスイバ

         

         あすかちゃん、これがスイバですよ。♪
         見た事あるでしょう。

烏山

2006-12-25 20:37:39 | きのこ

ニガクリタケ Hypholoma fasciculare (Hudson:Fr.) Kummer
モエギタケ科クリタケ属

猛毒とされています。
クリタケの発生の時期は気をつけないといけません。クリタケの時期は過ぎていますが、時々一緒に生えている事がありますので要注意です。
実際には極めて強い苦味があるので誤食するとは考え難いのですが。


ケコガサタケ属 ?

ケコガサタケ属の中にはミズゴケ類と共生、もしくは寄生するものがあるようです。
まだ霜が解けず凍り付いています。


タマキクラゲ Eridia uvapassa Lloyd
ヒメキクラゲ科ヒメキクラゲ属

大きさは15mmほどで、連なって生えている事が多く、時間がある時は少し採取してデザートに・・・火を通すとレーズンそっくりになります。

ヒラタケ

2006-12-24 18:45:40 | きのこ

ヒラタケ Pleurotus ostreatus (Jacq.:Fr.) Kummer
ヒラタケ科ヒラタケ属

昨日は桜山、今日は烏山、どちらもヒットでした。



料理に使うには丁度良い大きさです。
下の写真のように成長すると固くなるので、その場合は微塵切りにして使うと良いかもしれませんね。

      

新たな倒木に生え始めているので、また数年楽しめます。♪

アカメガシワは、何故かヒラタケ、エノキタケ、アラゲキクラゲがよく発生しています。立ち枯れや倒木は、これらのきのこの良い観察ポイントです。

エノキタケの野菜スープ

2006-12-23 19:20:00 | きのこ料理


エノキタケと冷蔵庫の中にある野菜でスープを作りました。♪
体の暖まるヘルシーメニューです。

使った材料は、エノキタケ、タマネギ、トマト、蕪、パプリカ、小松菜、ベーコン、ニンニク、スープの素、塩胡椒。

常盤公園

2006-12-22 20:02:46 | きのこ
買い物帰りの僅かな時間、ほんの少し足を伸ばし常盤公園の北側へ。
時間が無いのでヒラタケとエノキタケのシロへ直行。
ヒラタケはライバルがいるらしく採った痕があり残念。エノキタケの方は、まだ発生の兆しがありません。


ヌメリスギタケモドキ Pholiota aurivella (Batsch:Fr.) Kummer
モエギタケ科スギタケ属

柄に粘性が有る方がヌメリスギタケ、粘性が無い方がヌメリスギタケモドキと云われています。


アラゲキクラゲ Auricularia polytricha (Mont.) Sacc.
キクラゲ科キクラゲ属

出始めたばかりの幼菌が、アカメガシワの立ち枯れにびっしり付いています。
これから数年は楽しめます。


カミウロコタケ Lopharia crasa



菩提寺山 2

2006-12-21 20:38:15 | きのこ

ホコリタケ属 Lycoperdon sp

ホコリタケより、かなり小型で径が15mmほど。

パソコンで拡大したらホコリタケ属のきのこの下に、2種類のきのこらしいものが確認できます。

                  ↓ 別の角度から撮ったものを更に拡大すると



外皮は薄い灰色の棘状、頭頂部が割れ内皮が白い綿状のきのこの姿。
檜の枯れ葉と比べると3mmほどの大きさでしょう。
肉眼では確認出来なかったものですが、ツチグリの仲間?
更にその左に頭頂部に穴の開いた物体・・・きのこ?それとも木の実?
こちらは、ホコリタケの仲間に見えなくもありませんが・・・。
もっと丁寧に観察しとけばと後悔です。

きのこの少ない時期は、このようなきのこも、わくわくしますね。



不明 Tapesia sp ?

立ち枯れのコナラの幹の窪みに発生。
無柄で子嚢盤は1mm~3mmの大きさです。


菩提寺山

2006-12-20 19:14:44 | きのこ
昨日に続き今日も好天気。
仕事の都合で、あまり時間は取れないので、近場の菩提寺山を歩きました。
鳥撮り用のカメラの入ったリュックを背負い、マクロレンズの付いたカメラを首にさげ、手には三脚。
いつもは、そんなに重く感じないのに今日は一際重い。


ムラサキシメジ Lepista nuda (Bull.:Fr.) Cooke
キシメジ科ムラサキシメジ属

小さなヒナツチガキが目に入り、屈みこんだら、目の前の枯葉の間から顔を覗かせていました。よく見るとあちこちに生えている。


シモコシ Tricholoma auratum (Fr.) Gillet
キシメジ科キシメジ属

昨年から発生を確認しているシロに10数本生えていました。♪


ヌメリイグチ Suillus luteus (L.:Fr.) S.F.Gray
イグチ科ヌメリイグチ属
雨が続いたせいか爆生状態。


アミタケ Suillus bovinus (L.:Fr.) Kuntze
イグチ科ヌメリイグチ属

アミタケは好きなきのこ・・・でも成長し過ぎています。残念。


ヒナツチガキ Geastrum mirabile (Mont.) Fisch.
ヒメツチグリ科ヒメツチグリ属

大きく写っていますが、15mmほどの小さなきのこです。
左横に幼菌が見えますね。

今日の観察

2006-12-19 19:02:08 | きのこ
久し振りに天気予報は晴れ。寸暇をつくり秋吉台を歩いた。

山間に入るにつれ霧が濃くなり、ライトを点けて走行。
ひょっとしたら、秋吉台の霧の写真が撮れるかもと思ったが、現地に近づくにつれ霧は晴れ始め、台上に上がる頃には霧の姿は無くなり、霧は僅か谷間に残るだけだった。


エノキタケ Flammulina velutipes (Curt.:Fr.) Sing.
キシメジ科エノキタケ属

アカメガシワの切り株に発生。
側には発生したばかりのアラゲキクラゲが顔を出し始めていた。
キャンプサイトの目立つところ。そっと枯葉をかけておいた。


アシナガタケ Mycena polygramma (Bull.:Fr.) S.F.Gray
キシメジ科クヌギタケ属


ハナビラダクリオキン Dacrymyces palmatus (Schw.) Burt.

アカマツの枯木に発生。

シモコシのリゾット

2006-12-17 20:11:14 | きのこ料理


頂いたシモコシでリゾットを作りました。

材料は、シモコシ、タマネギ、ハナッコリー、ブイヨン、塩胡椒、白ワイン、溶けるチーズで。

味は花丸、 熱々でどうぞ♪

                     ↓ シモコシ


シモコシ Tricholoma auratum (Fr.) Gillet   2004年1月6日 江汐公園
キシメジ科キシメジ属

ここのシモコシのシロは松が殆ど枯れてしまい(若松が僅かに残っている)、昨年、今年とシモコシの発生を確認していません。

ヒラタケ入りポトフ

2006-12-14 15:31:19 | きのこ料理


フランス料理の原点といわれるポトフは、手間要らずで多くの野菜が簡単に摂取出来るお気に入りの料理です。
ポトフの意味は火にかけた鍋だそうですから、大きめに切った野菜と肉類をスープと共に鍋に入れ、ストーブの上にかけておけば出来上がります。
それにヒラタケを入れました。
黒胡椒をたっぷり振っていただきます。♪

身近なきのこ

2006-12-13 16:20:04 | きのこ
身近で比較的よく観察されるきのこの写真は、意外に撮っていない事に気がつきます。
カメラを三脚に装着してまで撮る事が面倒というのが正直な気持。
敢えて手持ちで撮ってみました。


カイガラタケ Lenzites betulinus (L.:Fr.) Fr.
サルノコシカケ科カイガラタケ属

広葉樹の枯れ木に発生、稀に針葉樹に発生する事も。


ハツタケ Lactarius Lividatus (Berk & Curt)
ベニタケ科チチタケ属
学名を Lactarius hatsudake Tanaka → Lactarius Lividatus (Berk & Curt)に訂正。

江汐公園のシモコシ、ヌメリイグチ、チチアワタケ、ハマシメジ等が発生する松林の松は数本を残し、殆ど松枯れ病で伐採されてしまっている。
当然シモコシ、ハマシメジの姿は見られなかった。
僅かにヌメリイグチ、ハツタケが生えていた。


ヌメリイグチ Suillus luteus (L.:Fr.) S.F.Gray
イグチ科ヌメリイグチ属 




定点観察

2006-12-10 18:57:12 | きのこ
今年最後の定点観察会が山口市で行われました。
早朝には雨が上がり、曇り空に時々太陽が顔を覗かせる穏やかな観察会。
きのこは期待していなかったのですが雨が降り続いた後なのか、程々に姿を見せていました。観察種は次の通りです。

ヒラタケ、スエヒロタケ、サクラタケ、ハタケシメジ、ザラミノシメジ属、シロホウライタケ、シジミタケ、マツカサキノコモドキ、ニセマツカサシメジ、エノキタケ、モエギタケ属、ニガクリタケ、フウセンタケ属、クリフウセンタケ?、ヌメリイグチ、ベニタケ属、ニクウスバタケ、チャカイガラタケ、ヒメシロスズメタケ、ツチグリ、クチベニタケ、ホコリタケ、アラゲキクラゲ、ヒメキクラゲ、キクラゲ、ムラサキゴムタケ。


シジミタケ Resupinatus applicatus (Batsch:Fr.) S.F.Gray   ヒダ

3mm~10mmほどの目立たないきのこですが拡大すると思わぬ美しさを現わします。広葉樹の枯れ枝などに背着。

                   ↓ 傘表面




キクラゲ Auricularia auricula (Hook)