表参道、南青山二元中継で盛り上がりを見せたビリケンさんの
怪獣全員集合とサンガッツさんのスイコレ。
キングゴゼラの当日限定品の塗装作業も終わり、
夕刻になって作家さんたちが参集して、
逆柱いみりさんとエレガブ新谷さんの
ライブとあいなった。しかしハードスケジュール
だけど怪獣みたいにタフな現場だな。
結局勢いに圧倒されて一日見守ってしまいました。
今回のいみりさんのステージ衣装は
氏の漫画を読んでいる人なら吹く、いや
感動の嵐に全身が突き抜けることだろう。
そう、作者本人がコスプレした、
赤タイツ男実写版!!見れてよかった。
この装束で仮面ライライに出演できそう。
一曲目は音が小さかったとの反省で
アンコール時に再演奏したのだけど
軽めなローファイグランジ系の音になってて
タコ的には全然いい感じでしたよ。
イベント名通り、怪獣たちの生みの親となる
作家さんが集結。妄想マスターたちが逆柱さんの
脳内観光計画に乗ってエンジンフル稼働したのが本展。
この時点で全員ではないんだけど
このあと壱宮さんも自作カスタムのゴゼラをひき連れて出現。
ステージ慣れしたPICOPICOさんの
アナウンスに乗って自己紹介しながら
新製品を作った人は怪獣の紹介も。
「これが今度作ったキングスモッグといいます」
「おー!!」
ヤモさんのゴゼラ足裏のサイン。。。
つかこれでは古モノソフビの足裏記名ではないか(笑)
これは会場でも受けて、見習って同じように足裏記名風に
わざとたどたどしいマジックの筆跡で名前を入れる作家さん続出。
ソフビ好きばっかだとすべてがこんなノリに。
ヤモゴゼラは海底原人ラゴンをイメージして塗ったのだそう。
地獄女史こと中野貴雄監督の塗装したゴゼラ。
インカとかナスカの古代彫刻みたいに
ゴールドがこのウラウラベッカンコな顔に
なんとも映えますね、カッコイイ。
気分的にはこの顔は仮面みたいな感じで
中に装着したあやしげな
祈祷師が居るみたいなノリで
塗ったようです。ハーシェルゴードンルイスとか
ロジャーコーマンのB級ホラー映画みたいな
カラーアプローチ、中野監督らしくてナイス。
PICOPICOさんの創作怪獣立体オブジェも
多数出展されてました。とにかく複雑で
今までに見たことのない形状の修羅道クリエイトを
疾走しておられるのですが、たぶんこれを
キグルミにするとなってもこのヒトは
平然と仕上げて着込んで演じてしまいそう。
自分の考えた怪獣を自分で演じられるというのは
カイジュウマスターとしては究極ではないか。
最近すごーく忙しいみたいですが、
会場で作家さんたちとの交流をおおいに楽しんで
おられました。
マウント工房・努さんの怪獣
イラストがいきなり初日に
2枚とも売れてました。よくパチサミなどで
ソフビのおしながきにカワイイ絵を
添えておられるのですが
あれイイですね、とか当日も話してた矢先に。
めでたい。
ビリケン商会さんはビリケン出版の屋号で
出版事業もされておられるのですが、
やはりソフビに通じる面白い方向性の
本を出しているんだな、今回会場でいろいろ
お店の常設展示物を見ていて感心したんですが
いみりさんと同じように脳内観光系の
絵本作家さんや、水木しげるさんの
「のんのんばあ」をフィーチャーした絵本、
日本中のナイステイストな小屋の写真を
たくさん集めた写真集など、カルチャーとして
じつにイイツボをついてきます。
オリジナルソフビの展開もいわば立体版の
同質な表現活動というところなんですね。
ここに載せたのはほんのごく一部、
とにかくいろんな怪獣が
たくさん待ち受けており足を踏み入れたヒトは
日常をぶち破る驚嘆の目でその光景を
迎えることと思います。
怪獣全員集合は13日まで開催。
後半もできればまた見に行こうと思うのですが
その後会期中に行った人で
今日はこんな展示が、こんな怪獣の立体物が新たに
増えていたとか、新情報があったら今度は
ぜひ自分にも教えてください。
今はもう珍しくなったような、
やけに長いひっぱり棒のある
タイル張りの和式のトイレの
光景が頭に浮かびました。
商店街の路地裏にあるような
トイレで、タイルがひび割れて
いて、もう大分枯れている花が
瓶に活けてあったりして、
妙にかもし出される
退廃的なムードは、
子どもながらに不気味に
思ったりしました。
キングゴゼラは単なるオコゼ
を巨大化したものにとどまらず、
ちゃんと怪獣していますね。
顔を見ると成田怪獣らしい感じ
がしますが、この舌の出ている
あたり、コスモリキッド的な
印象もあって良いです。
複合的なイメージで見れるので、
空きなさそうですね。
久々に良いソフビだなと思いました。
全然ネットにつなげられなくてスミマセン。
ネットやパソコンのない環境下に
居たんです(ときどき閲覧はできたけど
書き込めなかった)
いみりさんの世界観は床がしめっていて
水が流せるような市場や水槽のような
風景で展開することも多いですね。
自分の家はタイルはりの床に
水が流せるトイレなんですが、
妙に愛着があるのはいみりさんの
世界観に近い感じがするからカナ。
タイルに得もいえぬ昭和的
フェチズムを感じますね。白と水色と
紺のタイルが不規則に貼りつめられて
いるような感じのヤツがいいですね。
水のイメージが想起される
タイルでできた家に住みたいです。
コスモリキッドか~。あいかわらず鋭い
見立てをしますね・ゴゼラはウルトラマンタロウ後期のゴンゴロスとかモット
クレロンみたいなイメージがする。
ヒレとか目の周囲を装飾的にふちどっているデコレーションがあるからかも。
東西関係でにらみあう時代の核廃棄物
投棄により生まれたミュータント半魚
人のようでもあり、優れたパチ怪獣
ソフビはいかようにも見る者のイメージを抽出できる可塑性を持っているように
思いマス。
しかしビリケンさんで作業進行している
ゴゼラの新カラーはまだ見本が
明らかになっていないけどどんなカラー
で仕上がることになるのか、それも
楽しみです。
逝きとったかw
めずらしく久々に個展に参戦してきたよ
ココ2年、怪獣と名のつく個展は結構開催されたけど昨年に逝った個展にがっかりしてさ
怪獣いないじゃん?みたいな個展には行きたくなかったんだ
ゴゼラは彩色される事ではっきりとディティールが浮かんできて
おっ!怪獣らしいなぁ~と思えるソフビですね
まぁ少々、作家の性でマンガぽいイメージは有る物の・・・幼少の頃に見た怪獣のイメージ重視との事、素が感じられいいですね
おばんでやす。うまく逝き損なって
涅槃からシャバにもどれました(笑)。
現地行かれましたか、よかった
見ごたえあるし、そのバクラー?さんの
指摘する「ここ、怪獣いないじゃん」の
裏切られた感がなかったでしょう。
よくポストモダンだかなんだか
知らんのですが、怪獣映画と前宣伝
しておきながら怪獣の出ない
怪獣映画ってあるんですがああいうの
と同じなんですよ、
ソフビの個展も時に。
大方のお客にはサティスファクションと
なっており、
コレジャナイ!みたいな不幸な状況は
今回なかったと思いマス・
ゴゼラは買ってきてマルサンの
復刻マンドラと並べておいています。
ブルー成形色にブラシワークはレッドと
色が似てるからなんですが、
マンドラはなんと逆柱さんの作品にも
登場してるんですよ(空の巻き貝)。
でも洗練された造型ながら
立派に当時感も漂ってますね、ゴゼラ。
ゴゼラは暑苦しさとモダンの
共有する当時モノ空気が
みごとに漂ってますね。逆柱氏は初期
作品からパチモノにこだわったキャラ
クター造型を標榜しているので
20年ごしでパチのセカイを熟成しており
その継続ならではの確信やチカラが造型に
迷うことなく刻み込まれています。
この普遍性は貴重ですね。
そして以前からご本人も
ビリケンさんに切望していた尻尾のある
怪獣のソフビ化第一弾でもある。
ゴゼラでこれだけの結果が出たので
ゆっくりでいいから
ギャーゴンとワニガッパもソフビ化
期待したいですね。特にギャーゴンは
ブルガンのライバル怪獣ですしね。
脳内リゾート怪獣計画シリーズは
現行品のオリジナルレトロ怪獣として
コテコテなマニアに充足をもたらす
不世出なメルクマールシリーズ
になると思いますよ。