本日(24日)までのイベントなのですがもし興味が出てきたら是非
ごらんになることをオススメします~。
前回は、「原宿ぶっ壊す!」 そして今度は「原宿を塗りつぶせ!」
先日、サンガッツさんのスイコレ展を開催した原宿のデザフェスギャラリーで
MAXTOYさんとDEAD PRESIDENTSさんのコラボ
イベント「IN LIVING KOLOR」を開催。
MAXTOYのカイジュウリスペクトアーチスト、ご存知
マーク・ナガタ氏とカスタムペインターとして国内でもおなじみ
DEAD PRESIDENTSのマット・ウォーカー氏が来日、
新ソフビ塗料「MONSTER KOLOR塗装デモを展開。
さらにマット氏の塗装したアンビエントなカスタムアイテムを
展示販売。もりだくさんの内容で開催中です。
本日(24日日曜日)はカスタムペイント教室も
予定しているみたいですね。
さっそくオープン時から原宿の秋の朝日を浴びながらクリアの
ソフビ素体たちが結晶のようにキラキラ輝く。塗装はまだ
始まってないのにこれはこれで眼を見張る風景。
そう、今は芸術の秋なのだ~。
マーク・ナガタとカイジュウ仲間がいつものように
参集し、今回は塗装デモを行う壮観。
ソフビセカイを知らなくてもこの光景には通りすがりのヒトたちも
興味を持たないわけない。お母さんに手を引かれた女のコや
女子高生たちも「あ、おもしろそう!わたしもやってみたい」とか
思わず眼を見はって見ていたりする一幕も。
ヤモマークさん、なかよしさん、ドリームロケットさん、
マーミットの赤松社長など、さっそくこの「MONSTER KOLOR」の
クオリティ、アビリティが気になったインディーズソフビの塗装では
一家言ある面々が集結し、デザフェスギャラリーの軒先で思い思いに
塗装デモを開始。ちょうど渋谷のウアモウさんイベントに
フォーチュンキャットベイビーを納入にきた
REAL×HEADさんの森かつら氏も来訪し、
マットと熱く旧交を温めていたぞ。とにかくにぎやかなイベントだ!
そしてファンの立場から見ると
ふだん手にとっているカイジュウバイナルの
ペイントを実際に行っている姿を目前で見れる機会となった。
マット氏がじっくりこの新塗料の概要を説明したのち、デモがスタート。
やっぱり塗ってみれば違いがわかるヨネ。
マット氏のあの独特な塗装テイスト、
キラキラしたパウダー状ラメやマジョーラ風の
コンディションを誰でも簡単にソフビに使用できるように
調整しているのが最大の利点としている。
会場でスタート時におけるマット氏の説明によると
MONSTER KOLORの長所は一個の小ビンで
スタンダード80個分の塗装が(一色換算)できる点。って
一t缶を何色分も置く手間が省けるということ?
それからVカラーシンナーのようなうすめ液による塗装前の
調整も必要がない点。手についちゃっても普通のラッカーシンナーで
簡単にふき取れる点、あまり飛散しない点。作業中、においも
すくなかったな。とにかくいろいろなメリットが創出される点を
マット氏もアピールしておりました。展開1年を経過して、
最近はPAUL KAIJYU、LASHなど海外の名だたる
ソフビカスタムペインターたちの間でも普及が進んでいるという。
わしらの家のソフビ棚に飾られてるソフビにも
じつはもう使用されているかも
しれない!一ビン日本円で2800円くらいとちょい高めに見えるけど
先述の大量に塗れる点で考えるとコストパフォーマンスは
高そう。
マット氏の作風であるキラキラした透明感のある仕上げテイストは
塗装後に吹き付けるクリアで果たされる。のだが
このクリアは塗装後6時間くらい乾くのを待つ必要がある模様。
ワンフェスやスーフェスの前夜にケツかっちんで塗装する派のメーカーさんが
クリアを使用するには計画生産が必要かも。
てなわけでザッとうかがい、見聞きした範囲でも
導入のメリットはいろいろあるようです。まずは当日の
各メーカーさんの塗装風景などごらんあれ。
その前に今回の限定品カスタムアイテムを紹介。
これはナガタ氏、ドリロケさん、サンガッツさん、マット氏
4メーカーによる豪華ペイント版スーパーアイゾン。
マーミットさんの赤松社長オリジナル、
グール、そしてアスタロスもディティールが
細かくマットの塗装が入るとギチッと決まりますね。
ヤモバズーカもパッションあふれるガラパゴスの潮風に洗われた
海イグアナみたいでウロコに覆われた皮膚の風合いがいい感じ。
サンガッツさんが原型を担当したDEAD PRESIDENTSオリジナル
COSMIC SQUADRON(コズミック・クアドロン)も販売。
マッチョでクルーカット、ちょっとマット氏本人に似ていますね(微笑)
手にするメインウェポン、スペースガンは
エアブラシの吹きつけガンなのか?
トイグラフさんの極悪スペースクリーチャー、合成獣の
カスタム。全身ものすごいディティールが覆うこのキャラクターも
マット風の塗装が入ると細かいメカやドクロ、背骨が浮き出てきて
邪悪度・悪魔度が増量。
ヤモマークさん関連の怪人アイテムもマットカラーで勢ぞろい。
ビラビランは透明感のあるピンクやレッドが入ると
なにやら肉っぽくなり、セクシーさが増しますね。
てな感じでカスタム品を拝見していたら
屋外でヤモマークさんとなかよしさんが塗装開始。
自作ソフビのバンガルゴジラブルー素体に
黙々と慎重に色を足していくなかよしさん、
「眠狂四郎とか、昭和全盛期の時代劇は何度見てもいいですよね~。
カイジュウ映画も好きだけど、ふだんは日本の古い時代劇映画や
戦争映画、クレイジーなどの喜劇映画を見ています~」とか
ぜんぜん関係ない雑談をしながらまったり色を足していくヤモさん。
それぞれ塗り方はマイスタイルなれど、
だんだん各メーカーさんのいつもの塗装になっていくのが
見ていて感心する!なかなかない機会です。
フィニッシュワークをして完成。最後はキバや眼を塗るので
筆で。ヤモさん「この筆もいいのを使ってるなあ」
メーカーさんたちによると普通のVカラーよりもさくさく色が
載せやすくて、はねっかえりも出ないのでスムースに作業ができると
当初から好感触な反応が現場で飛び交っておりました。乾きも
Vカラーなみに早かったよ。
ヤモさん「なんかこのドラゾランは塗るのが面白くて
色を載せすぎちゃったのでハワイ版ということにしましょう」(微笑)
とてもカラフルなリゾートカラーの
ドラゾランがさっそく完成!
メーカーさんサイドからは作業効率がよい塗料だ、との
好リアクションが得られておりました。
マーミット赤松社長はWOMBAT TOYさんの
ジャンカーVデルタヘッドを塗装中。
デルタヘッドの一つ眼の部分にシルバーを吹いたりして
中世の銅版画みたいな金属的な塗装効果を出したい模様で、
マット氏に手順を聞いたりしてこのMONSTER KOLORの持つ
アビリティを体験しようとトライしておられました。
赤松社長もこのスタイリッシュな塗装の風合いに関心があるようで、
じっくり実地で作業を進めつつ、考究しておられました。
てなわけで会場には昼頃にさらにいろんなメーカーさんが来訪し、
業界イベント的な活気も広がっておりました。
多彩なメリットと使い勝手を持つMONSTER KOLORが
塗りやすさでプロユースのみならずカスタムファンの関心喚起に
働きかけることで、日本のソフビのセカイで
さらに活躍の場を広げるか、じっくり見守りたい感じです。
発売は中野ブロードウェイ4階のソフビファンには
おなじみのトイショップ、
One-UPさんから行われる予定。いろいろな製品の説明などの
準備が整いしだい、店頭にもお目見えするそうです。
この絵、マーク氏の息子さんが描いたのかな。会場に飾られてました。
どういうシチュエーションで描かれた絵なのかはわからないけど
とにかくものがなしくてすごく気に入ったな。
そうそう、デザフェスで思い出したけど、サンガッツさんの
スイコレ展。ツワモノたちが5人、例のタコが撃沈した
ソフビクイズを当てて限定ソフビを当てたんだとか。
その当選者の一人の人に今回の現場でお会いしたです。
答えは「ユリシス星人」のパーツで、
もらえたプレゼントはSUIKOちゃんの頭が載ったウォーカーマシン
チックなコズミッククアドロンだったのだそう。報告サンクスです!