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「悪への招待状―幕末・黙阿弥歌舞伎の愉しみ」

2005-07-20 | 読む・歌舞伎
悪への招待状―幕末・黙阿弥歌舞伎の愉しみ

集英社

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『頽廃の香り漂う江戸・幕末。現代の渋谷に遊ぶ若者ふたりをしたがえ作者ともどもその時代へタイムスリップ。「運命悲劇」の傑作・河竹黙阿弥の「三人吉三」をテキストにして、歌舞伎の愉しさをたっぷり味わってもらう趣向。「月も朧に白魚の…」などの名セリフを織りまぜながら、幕末の風俗、時代背景、歌舞伎をめぐる諸事情、そして江戸庶民の哀しみまでをも活写する。悪の魅力に酔いしれながら、歌舞伎が持つ力を現代に甦らせた、著者入魂の新しい歌舞伎論。』

江戸時代末期の世相、その中での歌舞伎の位置、黙阿弥の魅力・・・そんなものがないまぜになって、それを実にわかりやすい趣向で描いていて面白かった。
まだ観たことのない「三人吉三」、実はあらすじだけではどこが面白いのか理解できなかったのだけど、なるほど~である。
帯によると渡辺保氏も「黙阿弥を論じてこれだけの文学的批評はない」絶賛されているそうである。
ぜひ!
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