坊主の戯言

ある日突然なにかが書きたくなったので
わたしが作る、作るとき、作れば、作ろうわたしのためだけの自分勝手なブログ

贅沢

2007-10-21 02:21:34 | エッセイ
ガラス越しに見た白い壁に映された、透明な雨模様の光たち
見ていて思わず息をのむほど、とてもきれいなように
なんでもない毎日に、こんなにもきれいなものがあったりする

かなり田舎に住んでいても、ちっとも姿が見えなかった星たちは
同じ夜空なはずなのに、一体どこにかくれていたんだろう。
でも、もう空に彼らが見えなくたって、見失うことはないだろう

染み込む風がひんやりと冷たくて、透明度が高い空気に揺られながら
オリオン座を探そうと思ったら、どれもこれもオリオン座に見えて
ずうっと向こうまで見上げてたら、ひっくり返りそうになったっけ。

たくさんの星の光たち。たくさんありすぎて偽物みたいで面白かった。
欲張りすぎた人が作った、失敗しちゃったプラネタリウムみたいなのに
なんでこんなにきれいなんだろう。なんでこんなにも心を奪われるんだろう。
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星の砂

2007-10-16 03:38:50 | エッセイ
毎日の心が、色や姿や形の見たまんまじゃなにもわからないのと同じ。
甘くてふわふわのものじゃなくたって、いいにおいのものじゃなくても

汚れてたって、凍ってたって、埋もれてたって、壊れてたって
いつだって仲間がいて、ちゃんとあなたのことを見てる人がいる。

曲がりくねった松のまっすぐは、曲がりくねった姿なんだってさ。
誰かを驚かすためのいたずらみたいな星の形のした砂があれば、

こんぺいとうで埋め尽くされたような星空もあり、星たちは瞬き流れ
何のエゴもなく、ただずっとあんな風に輝いて生きて死んでく。

自然はいろんなことを教えてくれる。何億光年も先輩なんだもの。
人間のわたしたちのほうが、見習いたいことがたくさん。





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相思相哀

2007-10-16 02:05:22 | エッセイ
要領が悪い人という固有名詞は、わたしを見て出来たんじゃないかと
疑ってしまうくらい、できることなら著作料をもらいたいくらい
わたしの人生、我ながら面白いくらい物事がなにも進んでいかない。

ああ、なるほどこの人は要領が悪いなあと思うことは、多々あるけど
わたしより要領が悪いひとはあまり出会ったことがないものな。
人並みに動くには、ゆうにわたしが同じ場所に三体は必要だろう。

脳の作りがいまひとつなのか、体の作りがいまひとつなのか
モデルが古いのか、燃料が悪いのか、なにが原因なのだろう?
パートナーも、わたしと同じ年式の燃費の悪くて古いモデルらしく

食べる量は二人分だというのに、働きはというといまひとつ。
だって、一緒に力を合わせて頑張っても、一人前にはならないのか。
あ~、だとしたら、あの時もこの時もなんだか納得。相思相哀
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祭り

2007-10-15 10:18:06 | エッセイ
えいやさっと、こらさ。まったく意味がなくても、伝わるからすごい。
いま頭の中では、本当にひらひらと紙吹雪が舞っている気がする。
今日はとてもうれしいので、頭の中で笛や祭り囃子が鳴りっぱなしだ。
理由なんてあったって、なくたって、うれしいときは浮かれていよう。
いつのまにか大人になって、いろんなことが出来るようになったけど
知れば知るほど、わからなくてもいいことのほうが世の中多いから。
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休息時間

2007-10-04 11:23:17 | エッセイ
わたしはマゾなのか?一秒だって時間がないときほど、無駄なことがしたい。
妖艶とはなんぞや、怪しくて艶があれば、この手のものが手に入るのか?
桜じゃなくて、桃じゃなくて、梅はどんな花だったのか?
裏があったら、表があって、じゃあ表の裏は裏の裏。いや絶対じゃあない。
こうして、そうして、ああして、どうして、コソアドの法則。
わたしの普通の木曜日、ややスローライフ寄りにいろんな幕が開いていく。
めでたし。めでたし。さあ、今日もいっぱい働いてあとでいっぱい休もう。



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再会

2007-10-03 18:21:29 | エッセイ
海で遊んでたら、いつのことだろう、あんなことこんなこと思い出した。
大きな山とトンネルと、周りをぐるっと囲む土手みたいなのに大きな池。
そういえば不思議。コドモの頃から決まって同じものを作っている私。

波が満ちてきたのかな、崩れちゃうまで夢中で掘り続けてたから
時計も見ずに、たいしたことも考えずに、どのくらい時間がたったんだろう。
パッパッパッと、無我夢中で遊んでた頃の、いろんな場面を思い出した。

思い出そうとして思い出すんじゃなく、思い出の方から強烈にやってきた。
ああ、毎日のように飽きずにいろんなことして遊んでたころの記憶
こんな風に、夏休みのスライドショーみたく頭の中に残っていたんだね。

そう。昔しかしなかったことをしてみると、何かの回線がつながったみたい。
いきなりフラッシュの光みたいに、強烈に楽しかったことたちが大勢
眩しい映像になって帰って来た感じ。色褪せてない時間よ、おかえりー。
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メモ魔

2007-10-02 13:55:14 | エッセイ
わたしは、思いつくことすべてを、メモしまくっていないとイヤなので
芸能人が歯が命だったら、わたしは紙が命だと言っても過言ではない。
酢豚のタレのレシピがメモってあったり、住所欄には英語の歌詞に
お店か友達の電話番号があったり、ラッキーナンバー?商品番号?

丸印も、私時間の休日だったり、あの日だったり、うれしい日だったり
何語でメモったかも不明な言葉が書いてあったり、うーん、何だか忘れた
食べたいもの、見たい本、音楽、好きな型なんかをリストしておいたり
思いつくままに綴った文字が、所狭しと並び、ムスメの落書きも加わる。

もともとアバウトな性格だったから、後ろも前もあったもんじゃないし
なんでもござれすぎて、誰かが拾って読んでもちっともわからないだろう
そんな暗号めいたメモは、いわば私の分身のような秘書が毎日そばにいる感じ
ピカピカのカレンダーの姿も好きだったけど、この汚れた姿も愛おしい。
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