2017年5月23日 (火)
岩国市 会 員 角 智之
5月中旬から6月にかけて初夏の風物詩、ホタルの出番が到来。子供の頃、夜遅くまで追いかけた記憶がある。
日本のホタルは幼虫期を水中で過ごすが、これは地球規模では珍しく世界中の昆虫学者から注目されているという。成虫になるには土中に潜り蛹(さなぎ)となるため護岸がコンクリートでは潜れない。農薬の使用を極力控え、餌のカワニナの生育を助けることも必要だ。
昔からの風情ある情景を将来に残すため、地域の建設や農業従事者を中心に、世界的にも貴重なホダルの保護を真剣に考えなければならない時だと思う。
(2017.05.23 毎日新聞「はがき随筆」掲載)
岩国市 会 員 角 智之
5月中旬から6月にかけて初夏の風物詩、ホタルの出番が到来。子供の頃、夜遅くまで追いかけた記憶がある。
日本のホタルは幼虫期を水中で過ごすが、これは地球規模では珍しく世界中の昆虫学者から注目されているという。成虫になるには土中に潜り蛹(さなぎ)となるため護岸がコンクリートでは潜れない。農薬の使用を極力控え、餌のカワニナの生育を助けることも必要だ。
昔からの風情ある情景を将来に残すため、地域の建設や農業従事者を中心に、世界的にも貴重なホダルの保護を真剣に考えなければならない時だと思う。
(2017.05.23 毎日新聞「はがき随筆」掲載)