たきゆの徒然日記

ゲーム、アニメなど趣味を書いています
好きな作品はMGS、COD。Fate、勇者であるシリーズ、ヘブバン

結城友奈は勇者である 6巻特典ゲーム 感想

2015-05-21 10:30:57 | 結城友奈は勇者である



結城友奈は勇者である Sの感想です

タイトル画面を見ただけで感無量
このアニメに出会えた事を神に、いや神樹様に感謝せねばなるまい


6巻ジャケットでも使われるタイトル画面
この画面を見てはたと気付きましたが、そういえば友奈だけモチーフとなっている植物が花ではなく樹なんですよね
桜も花を咲かせますが、一般的に桜の花という言い回しは用いにくく桜の樹と呼ばれるのが普通ではないかと

この花ではなく友奈一人だけ樹がモチーフになっている部分。ここが友奈が勇者適正値が最高な理由によるところかもしれません
ひそかに提唱する友奈=第二の神樹に比類する存在へ昇格説も生きてくるかも


まあメタ的に考えれば制作会議で提唱されたキャラクターのモチーフは植物(花)
満開と散華のギミックを当てはめた時に、花の美しさ、一瞬の儚さがもっとも当てはまる日本の植物とは?となった時に
自然と桜が出てきて、なら花の区分とは若干モチーフが逸れるがイメージしやすい桜を主人公のビジュアルにしようというのが理由っぽいですが

こういう魔法少女ものでは主人公のイメージカラーは赤、ピンクは鉄板ですし



というタイトルからふと思いついたプチ考察

しかし友奈の背景に桜の樹が描かれてるんですが、これがどうも神樹のイメージと被るんですよ
友奈が最後の満開で特別な存在になったというのはあながち間違いでもないように感じます


それでは各話の感想を
一度にプレイするのがもったいなくて感想は小出しになってきますが
以下プレイ順


・園子様、讃州中学に現る
その後の園子(様)のゲーム化。ゲーム部分に日常を補強する形でセリフが追加されてますね
風が園子様を乃木呼びした際の地の文での説明の補足がよかったように思います
東郷も苗字呼びだから乃木も苗字呼びでいこう、と
当時その後の園子(様)を読んだ際は若干の距離感に少し戸惑いましたからね

この特典ゲームは日常を楽しむためのゲームだからそれ以外のシリアスは不要という思惑もあってか
種がどうとか、勇者システムのその後の展望は省かれていましたね
この部分はまだタカヒロさんとか各脚本家の間でも設定はにつめていないだろうから省いていた感もあります

その後の園子(様)での設定描写や今後のストーリー誘導はもっぱらファンへの燃料投下と
熱量次第では普通に続編は作りますし、われわれは続編作れるものなら作る気まんまんですというアピールの意味合いが強かったですからね
設定の内容も園子様の言い回しでぼかしたりしてる部分もありましたから大本の設定部分はかわらねど、今後細かい部分は変わっていくことでしょう
ゆゆゆのアニメのプロットも14稿まで制作にかかるまで改変を重ねたらしいですし7

自分の中ではもう二期あり気という感じの感想になってしまってますね・・・
まあたぶん二期はあるでしょう


その後の園子(様)の感想は内容自体は変わっていなかったので割愛




・密着、結城友奈24時
いつもの友奈と東郷さんの日常回
二人での日常描写が多く、勇者部で大勢といる時とは違った二人の日常描写が描かれるのでいいぞもっとやれ状態
仲良しを通り越してカップルですねこれはもう完全に



しかし不穏なセリフが冒頭に
満開と散華が等価交換ならそもそも散華が返ってくること自体がおかしい
また本来自分の機能なのだから勇者のお役目から解放された際に一瞬で欠損した機能が戻ってくるのが普通なのではないか

失ったものが「返ってきた」ものではなく、穴埋めとして「どこかから持ってこられた」ものだとしたら


東郷さんの冒頭の考察ですがちょっとぞくっとしました
東郷さんのネガティブな予想は割りと当たりますからね

まあ今は特典ゲームを楽しめばいいんです



・兄が来る!?
暫定一位の面白さ

ついにあの男が来るのか!!!!!?
結局来なかったんですけどね

でもどたばた騒動から泣けるシリアスな話になってきてとても良かった
夏凜が勇者が必要だからという理由で大赦に回収されるんじゃないか
みんなで夏凜を一生懸命讃州中学に引きとめようと画策するお話なんですけど、ウスユキソウが流れ出してからじわっときました

夏凜はあいかわらずいいツンデレキャラしてますね
タカヒロにツンデレキャラ描かせたら右にでるものはいないんでしょうね
すいませんタカヒロのPCゲームはプレイしたことないんですが


また、この話で夏凜の家庭事情が描かれるんですがこの部分もすごく良かった
むしろなぜ本編で三分くらいでもいいから描いてくれなかったのかと惜しみまくるレベル
出来のいい兄と常に比較されて劣等感を擁き、親の愛情も兄へ注がれるばかりだった
夏凜が勇者を目指した背景が家庭事情にあったことは本編や一巻特典部分でも示唆されていたけど
この夏凜のバックボーンの補強がアニメでもほしかったなあ

挿入しやすいのは6話、夏凜が浜辺で素振りしているシーンの前辺りに1分でも良かったから夏凜の回想を入れてほしかった
そうすることで夏凜の3話での友奈に対するセリフ「いい?勇者はすっごくないといけないの!」というセリフがめちゃくちゃ生きてきたようにも思います
4話で樹と風の戦う理由が描かれましたが6話か7話でこの部分の補強がほしかったように思います
11話での勇者として戦うために戦うのではなく、かけがいのない友達とその世界を守るために戦うという意識の変遷も際立ったように感じます
その点が少し残念に思いました


そして夏凜の兄も表立っては描かれないまでもキャラのセリフや説明から断片的に描かれるんですが、期待通りの人物でしたwww

一番近いのがグリザイアの風見一姫ですね。あそこまでシスコンだったのならドン引きですが
夏凜の家族関係もまさに風見家をマイルドにしたような描写で夏凜の不遇具合がかわいい、いやかわいそうですね
実際不遇が可愛く描かれているんですが。これは春信もシスコンになりますわww

妹の成長記録を大事に補完していて、今回の査察も妹の観察が理由だったとは

今回でどんな人物かわりと明確になるまでは勝手にデスノートの夜神月タイプなのか、はたまた東京喰種の有馬貴将タイプなのか、さすがですお兄様なのか等色々とあたりをつけてたんですが
一番近いのがグリザイアの一姫タイプという。変態じゃないか!!!!

たぶんタカヒロさんはネットでファンの意見みて相互参照するのが好きそうだからもしかしたら春信のキャラの肉付けは後付けかもしれませんね

とりあえずほのぼのから急にシリアスに、最後にまたほのぼのへともどる「兄が来る!?」が個人的暫定一位のシナリオです
たぶん、一番いいのは「私たちの未来」っぽいですが果てさて



・その名は国防仮面は前回実況で見たので省略


・ラブレター事変

東郷さんが予想通りに前後不覚に陥る内容でした
結果からいくと友奈にラブレターを送ったのはモブキャラのガチ百合の女の子。いったいどうなってるんだあの中学は・・・
いや友奈が魔性の同姓キラーすぎるのか





・お泊り会~東郷と夏凜の場合~
てっきり東郷さんと夏凜の友奈をめぐる修羅場インシデントが描かれるのかと思いきや意外としめやかな話でしたね
園子様の全員分のお泊り会も描かれていたり組み合わせ多数で個別キャラ同士のやり取りが描かれているのも新鮮
こういう日常系のストーリーってグループで描かれることが多そうだからなかなか個別キャラ同士のやりとりって描かれにくいような気がします

また夏凜と東郷さんが友奈に対しての想いを互いに打ち明けるのが良かったです
ネタ気味に夏凜と東郷さんは友奈スキーとして本編やファンのネタや特典ゲーム、樹海の記憶でも描かれがちですが純粋なそういったネタを越えたところに二人の本当の想いはあるんですよね
友奈の人柄を尊敬していると照れることなく東郷さんに打ち明ける夏凜見た時は思わずうなりました
お話の中でもありましたが、友奈は花の慶次の主人公のように同姓が惚れ込む主人公。主人公の熱意やカリスマにライバルキャラが惚れ込んで気付いた時には味方になっていたとか、そういったニュアンスで夏凜は友奈の事が「好き」なんでしょう

ただし東郷さんはその「好き」を一つ踏み越えた次元で友奈を「好き」なんだよなあww

まじめに東郷さんはレズ、このアニメは百合だったのかと考察すると、いやじつはしかしそうでもないと思うところもある

そういった危なかったり歪んだ方向の好きではなくて、もっと純粋な感情のように思います
それが少し東郷さんと夏凜の絡みでも示唆されていましたね。捉えようは人それぞれだとも思いますが

突き詰めて考えるとそもそも男女の恋愛の好きってなんなのか、同姓の好きってなんなのか、友達間の相手を好きってなんなのかこんがらがってきてそもそも好きって感情に答えなんてないんでしょうが
友奈と東郷さんのお互いの感情は純粋なものだと個人的に考えます
それをどう解釈するのかはそれを受け取るものしだい
色々と邪推や脚色をしたほうが面白く、需要もあるのは確か

真面目に同姓同士の好きってなんだと考えて禿げるよりも、面白おかしくネタとして親身にふれていくのが正しいんでしょうね



話はもどって園子様が夏凜の家でのお泊り会でミノさんについて触れているのも良かった
この特典ゲーム、総決算って感じで色々と派生作品のネタを拾いまくってるのがかなり好感をもてます
さすがですタカヒロ様



・新旧部長対談
暫定一位の兄が来るよりも面白かったです

風にスポットライトが当たる話はしんみりくる話が多いですね。前回の特典ゲームの時もそうでしたが
風は本当にみんなのことをよく考えて、よく見てる
いいリーダーだ。だけど主導者には向いてないんですよね、すべてを背負おうとしてしまうから
すべてを背負おうとするもそのキャパシティから背負いきれず折れてしまう
社長や部長とか課長にはなれずに部のリーダーどまり、かってですがそんな印象を持ちます

反して友奈はリーダーには向きませんが主導者として皆を率いるカリスマや力強さを備える
園子様もちょっとタイプは違うような気がしますが友奈と同じ印象です

どこか友奈と園子様は似ているんですよねどこかが


今回風が総決算として旅館での宴会を企画しましたが、この特典ゲーム自体が結城友奈は勇者であるの総決算的イメージを持ちます
しかしこのゲームを境にこのコンテンツは終着するのか
それとも新たな起点になるのかなんですよね


個人的見解では二期は確定事項として捉えています
その見地から見ると新旧部長対談は二期へのフラグが盛りだくさんに感じました

全部が全部二期へのフラグにしか見えませんでしたねww


園子様の言葉で一番身にしみたのが「知っている」からこそ人は受け入れることも立ち向かうこともできるという言葉
医龍かなにかの医療ドラマでこんな話を思い出しました
不治の病に陥った子供に医者は大丈夫、きっと良くなると言い続けます
ついには体を動かす事が出来なくなった子供が医者に一言
「どうして本当の事を教えてくれなかったの?体が動かなくなることを知っていればもっと体を動かしたり友達と遊んだりしたのに、返して、僕の時間返してよ」と
因みに体に触るからと医者は運動や友達と遊ぶ事を禁じていました


無知が本当の恐怖であり不幸なんですよね


また新日常系としてのこの作品がどういったスタンスのアニメだったのかを園子様が説明してくれていましたね
内山夕美さんがたびたび言うように、いつこの日常が脅かされるかもしれないという危機感があるからこそ、なにげない日常がかけがえのないものとして見えてくるんですよね

このアニメの日常がここまで面白く感じるのはひとえに非日常というふり幅のマイナスの要素があるから

たとえば、下手な説明で語弊もあるとは思いますが普通の日常アニメの面白さのアニメの面白さの段階が0から100までだとすると、この作品の場合非日常の要素により0の基準を-100まで持ってくることが出来るんですよね

単純に面白さの振りを-100から+100まで200段階まで描くことが出来る
マイナスが存在するからこそプラスがより価値があるものとして引き立つ

我ながら上手く言葉に表せませんが、物事の評価を人は相対評価でしか表現することができない
だから自然とどこかや何かに基準をつけて評価してしまいがちにになるんですが
この作品の新日常系というジャンルの開拓は非常に今までの作品にありそうでなかった
いや、たぶん何かの作品には似たようなものはあったと思うけどここまで意識してこのジャンルを開拓したものはなかったはず
その点で非常に評価の高いジャンル開拓アニメであったと個人的に考えます

非日常により日常描写はマイナスに、というかハートフルボッコ(しかし最後には極めてハートフルになり視聴者も極限まで癒される)にはなりますが
その非日常部分の戦いも面白いんですよね
つまりは日常アニメと非日常アニメのいいとこどり




だいぶ話がそれましたが新旧部長対談
これは完全な二期フラグに感じました


あと風が園子様を乃木から園子(様)呼びに変えるシーン
かなり良かったです

ああ、その為によそよそしく乃木呼びさせていたのか



・犬吠埼風はお化けが苦手である
やっぱりタカヒロはネットを巡回しまくってるなあという印象www
たびたび騒がれていた風の女子力という名のおかん力が発揮された回でしたね

そしてお化け屋敷のあの仕掛けは中学生の文化祭の技術力レベルを遥かに超えている・・・
というかあの仕掛けを勇者部「全員」に試したいだなんてとんだ変態があのクラスにはいたものですね


風は完璧すぎるからなかなか女子力という言葉が似合わないような気がする

東郷さんとは少し違った意味で高嶺の花っぽいんで隠れファンは多そうですね



・犬吠埼樹の占い館
樹が主役と思いきや、東郷さんと夏凜が主役の回という樹が不憫なお話
恋愛のおまじないで普通に同姓の間で効果が発揮されて喜ぶことに突っ込みはないのかと思っていましたが最後に樹から突っ込みがありましたね

しかし樹がクラスの主役となって文化祭に貢献していると思うと、風ではありませんが立派になったなあと感慨深いところも

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