out of curiosity #2

二つ目のブログに突入~!
ホッケー&山歩きで日光周辺に出没ちぅ!

横岳(八ヶ岳) ~ホテイラン編~

2016-06-01 15:23:53 | 山登り in 長野県エリア

2016年5月29日(日)
初めて会ったホテイラン

 とうとう見れました。 ホテイラン。 数年前どこかのブログか山レポで拝見したお花。 こんなに美しいお花があるだろうか、と思いました。 そしてほぼ同時期に山の上の方ではツクモグサや早く咲き始める数々の高山植物が見られるらしいと。 登れれば。。。

 調べてゆくうちにホテイランはそれほど登らずとも見られるらしい、とわかるのですが登山口までの車での進入、駐車に難ありだそうで。 「う~ん。そうまでして行くこともないだろう。 行けたら当然ツクモグサも見たいけど、切り立った八ヶ岳の上になど登れそうもないし。 片方見れずに渋々帰ってくるくらいなら、他のお山を楽しんだ方が良いじゃない?」という気持ちだったのですが。。。

 行ってきました。 なんと行く直前に7Dにトラブル&入院。 神様は「軽いKissを持って行きなさい。」と仰っている。 そうよねぇ~。 まずは登って見てこなければ!!w

 幸い最大の懸案事項だった登山口までの林道悪路の件は、出発数日前のヤマレコで「昨年より砂利など入れて走りやすくなっている。」との情報が。 前日28日夕方に甲府昭和IC近くのビジネスホテルで前泊。 29日、3時半起き、4時出発で美濃戸へ向かいました。


 赤岳山荘前に到着したのは午前5時過ぎ。 迷うことなく到着でき、情報通り道路も思っていたほど悪路ではありませんでした。 できれば5時には歩き始めたかったのですが、この時間が精いっぱいだったので仕方ない。
 この時間で駐車場は8割がた埋まっていた感じ。 ただお隣のやまのこ村にも停められるようなので、余裕はあったのかな?


 5:40 a.m. 赤岳山荘出発で南沢から入ります。 予定では南沢から入りホテイランを撮影。 行者小屋から地蔵尾根を経て横岳に向かい、ツクモソウを撮影しながら横岳山頂奥ノ院を目指す。 ピストンで帰ってきながら、往路で見た花を再び撮影、と言う感じ。

 さて、南沢に入りどの辺にホテイランがあるのだろう、と楽しみに歩いていると。。。


すぐに会えました。 
太陽はすっかり昇っていましたが、深い谷と森の薄暗い中、そのピンク色の花弁から光を放つように、
すっと立っていました。 とても小さいのだけど。。。何と言う存在感。

ここのホテイランは無くならないよう厳しく管理されています。
登山道にはロープが張られ、お花の横には番号札が立てられています。
どんなお花でも無意味に無くなってゆくことは許せません。
ロープに番号札は美しい景色ではないのですが、
それによって守られているのですから、管理していらっしゃる方に感謝します。


今年のレコで良く見られた三姉妹。
一通り撮りますが、暗く質の良い画像では撮れないので、
さっと撮り帰りに望みをつなぎます。


沢沿いを登ってゆきます。 岩に着いた苔がきれいです。
急斜もありますが、おおむねゆるゆると登ってゆく感じです。











お花や苔や木々を楽しみながら、朝の重い体を押し上げてゆくと、
7時15分ごろようやく陽の光が入ってきました。


美しい光の中を歩いてゆくのは気持ちが良い。。。
ただ、GPSを確認すると一時間半以上歩いているのにまだ行者小屋まで半分ほど。
これは本当に3時間かかるな(CT2時間)。。。いや、もっとかかるのかも、と少し不安になる。

まぁ、初回だし、もうホテイランは見れたし。
ツクモグサまで見れなくても下見と言うことで。。。と言う気持ちで歩いていると、


見えてきました! 赤岳の姿。
あ~、近いなぁ~!
あとどのくらいで行者小屋だろう?、と思っていると、


10分弱くらいで行者小屋に到着しました。
赤岳山荘から約3時間。 8:25 a.m. まぁ、予定通り。
ここでトイレも使えます。(100円)

さて。 背後にそびえたつギザギザの岩山にどうやって登ってゆくのでしょう!?
この辺りが横岳と呼ばれる岩峰です。


 そう言えば、週の始めは晴れマークが並び「この週末は絶対だっ!」と思っていたお天気でしたが、木曜日ごろとうとう曇りに雨マークが着きました。 「中止かな。」と思ったのですが、それでも木曜夜から金曜日、土曜日の昼間のチェックで曇りマーク、登山指数Aが着いたので決行してきました。 曇りマークだったのに、ご覧の通り空は朝から青空です! 予報では夜から崩れるとのこと。 グズグズしていると早めに夕方から雨が降り出すのかもしれません。 ただ、風はほぼ無風。 天気が急変しないうちに終えられるとよいのだけど。


いよいよ地蔵尾根を登り始めます。 最初は緩やかですが、どんどんきつい急斜面になってきます。
「はぁ~。」と思いつつも、もっと断崖絶壁を登るはずなので頑張ります。
小屋泊の人でしょうか。 すれ違ったので後ろを振り返ると。。。


な、なんと素晴らしい眺めっ!!


乗鞍岳~穂高~槍ヶ岳
右はしの茶色い平原は霧ヶ峰でしょうか。
この美しい景色に気を良くしてどんどん登ります。
雲で見えなくなっちゃくかもしれませんからね。


そして来ました。 ハシゴ。
上を見て、しっかりつかんで登ります。


阿弥陀岳も真横に並んでいる感じになってきました。


こちらは横岳方向。 奥には硫黄岳も見えます。


ずんずん慎重に登り「ふぃ~。」と振り返ると、急斜面ですね~!
その分どんどん標高が上がりこの景色!
阿弥陀岳の隣には御岳も見えてきました。
足元には行者小屋も見えます。 なんか近いなぁ。w


遠くの山に少し近づきます。


蓼科山も見えてきました。 その奥には連なる白馬の山々(かな?)。


随分上の方に来た気がするのですが、まだまだです。
慎重に鎖を伝って。


見下ろすとこんな感じ。
結構きわどいですね。(^o^;


お地蔵さまがいますが、まだ天辺じゃありません。
あそこで稜線に出ると良いなぁ、とハァハァしています。


横岳が近くなってきたけど、まだです。


赤岳展望荘、赤岳頂上山荘が見えてきました!


ホッとひと休み。


あとひと登りだっ!


着いた~っ!! 地蔵ノ頭!!\(^O^)/
ここにきて本当にパァ~ッ!、と山梨側が開けます。
まったく南北に立つ屏風の頂上に立ったことが実感できます。
奥秩父の山々、ふたつ雲がかかっているあたりが金峰山や瑞牆山でしょうか。
すぐ下に見える白いものは何でしょう? 南牧村の畑のビニール?


右を向けば主峰赤岳。
行ってみたいなぁ~!、ってこの時はまったく思わなかったけど。w
だって、ここからでもすごく高いよ~!!


左を向くと横岳方面。
目の前の大峰が何なのか、まったくわかりません。
奥ノ院は小同心(左の方に見えるでっぱり)の上あたりなので、
奥ノ院まで行くなら手前の大峰を越さなければいけないのは確かです。
上に登るの? 巻き道があるのかも?
さてわたし、どこまでいけるのでしょうか。

つづく





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4 コメント

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Unknown (やまとそば)
2016-06-01 19:26:49
やっぱり八ケ岳は良いですね。
花もそうですが、稜線~展望もたまりません。
見ていて行きたくなります。
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やまとそばさん (Layla)
2016-06-02 10:33:03
そうか、と思いやまとそばさんの八ヶ岳レポを昨日読ませていただきました。
さすがにご健脚。
軽々と赤岳~横岳~硫黄岳を制覇されたようですね。
今回行ってみて、わたしにはそれは無理だと痛感しましたので、
次回できることならどこかの山頂で一泊し、
その稜線を歩いてみたい気がします。
また、やまとそばさん達は8月に行かれ、夏の花がたくさんでしたね。
それも魅力的でした。
雷が。。。(^o^;
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Unknown (yuko)
2016-06-02 12:37:07
けわしい南八、いいですねぇ、
横岳は行ったことがありませんが、ほんとにギザギザ、怖そうです。 稜線の雲がきれい、遠望もきれい!!
見ていると、私も行きたい~って思います。
美濃戸口、行者小屋、懐かしい名前にワクワク。

ホテイランの上品なこと!きっととっても小さな花なんだろうなぁと想像しています。
でも、林の中で、光っているのだろうなぁ。
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yukoさん (Layla)
2016-06-03 00:13:53
ヤマレコなどを見ていると、以前やまとそばさん達が歩かれた、
赤岳~横岳~硫黄岳をぐるりと回るコースを日帰りでやる方が多いように思います。
が、小屋泊でゆっくりどこか1~2つのピークを目指すぐらいが、
私には余裕があって良いように思いました。
もし機会が合えば今度はお付き合いください!
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