今回は品種判定の大きな要素である花芽を比較してみたいと思います。
まずは月光羆です。
月光羆は、蘭の国からさんの棚で本羆の青から奇跡的に生まれた三光中斑です。
建国は、建国殿(旧建国殿羆)はもとより、建国宝、建国白覆輪、建国覆輪、建国の月など様々な変化種が生まれています。
しかしながら、本羆からの変化種はほとんど聞いたことがないような・・・・・
やはり、月光羆は稀代の逸品ですね。
さて、その月光羆が元は本羆からの芽代わりだということが次の花芽の写真でよく分かります。
この真っ赤な花芽の色はまさしく本羆の花芽の色と同じ。
写真撮影後、花芽の下についている仔芽が順調に育つようにとの祈りとともに、花芽は処分しました(笑)
さて、一方の建国殿No.136。
建国縞が紺覆輪中透けに変化したもので、中でもNo.136は超有名な系統木。
神奈川のS園の園主の名前を冠した系統で、ルビー根がバンバン出て、しかも建国殿をあちこちの棚でうんでいるとのこと。
実際、うちの棚でも、建国縞No.136を入れて、その最初の仔がこの建国殿です。
では、花芽の写真です。
きれいな中透け柄にルビー根ですが、月光羆の花芽との違いは一目瞭然です。
こちらの花芽ももちろん処分済みです。(笑)