買取の現場から・・・エピソード弐・・・

こうして・・・オイラは　買取会社入社後に≪テクニック≫を見せつけられ、その会社で生き残るための・・一人立ちの日から、自分を騙し、毎日買取りに日々に追われまくりでした。

買取りの現場では、毎日全国の営業マンも同様の≪手口≫でお客様を「落す」ことが続けられ、【1本抜き＝100万円の粗利が見込める買取り】などは　褒め称えられ、
「　今日は　何台買った・・・後追いはどーした!?　」；「　絶対に買え!!（怒）　」；「　クズですか？!ゴミですか?!お前は？」などの罵声・怒号が　電話越しに毎日　交わされていました。

そこには　利用客への良心の欠片もなく、ただただ・・利益を追求する企業の姿勢が
そうさせていたのか、組織のチカラが人を変えたのか・・・
新人研修での、社長さんの講話とは　別の世界が毎日繰り広げられていました。

配属から1週間後・・・オイラは　独り立ちしました。
一応・・査定研修は受けましたが、ぶっちゃけ・・査定は【山カン】レベルです。
（ちなみに・・・大多数が今でも、そのレベルです）　
でも、案ずることはなかったです！！^・^;
査定は　現場で起きていますが（古!?）事件は・・・事務所で起きていました。

それは・・・【評価落し】というコトです。
査定をする環境が、雨天や夜間もありました。そこで、事務所側では・・・
各営業マンからの査定結果（電話でした）を聞き取り・転記していましたが、
あらかじめ、実際に現場からの報告より【評価を辛くする】ことが行われていました。　（事故の見落としが多いから、という理由でしたが・・・）
場合によっては【☆☆☆☆】も日常茶飯事でした。
これらも、『より安く車を買取り、利益を上げるために』行われることでした。

お客さんの方は　とーぜん！知るはずもありません！　^・^;　
相場を知らない方（他社とあいみつをとらない方）や『この会社なら安心！』と思っている方は　特に、絶好の【獲物】です。
実際とは　違う評価が下されていたコトは　今も知らないでしょう！

これも、独り立ちした後に　知った事実でした。
しかも・・・極めつけは・・・＠・＠；
毎日繰り返されたアポと商談の全てにおいて、店長から伝えれる【本部査定額】自体が・・・違ったこと。。。。？？？
本部査定というのは、本来、FAXにて結果が通信されます。
しかし、当時は　その結果は　店長に厳重に管理され、営業マンは　店長の言う査定額が【ホンモノ】と信じていました。
ですから、よくお客さんに「　お宅は・・・なんでそんなに安いの？（怒）　」というのがよくありました！　新人のオイラは　最初は　意味分からず、ただ、その車の価値が　そんなもんなんだと思っていました・・・しかし、実際は違ったのでした。
伝えられていた金額自体が【　変わっていた。変えられていた　】のです。

これが・・・　大人のするコトかと!!!???　@・@;真剣に悩みました。
家族にも事実を伝えるのがイヤになりました。