DOWNER

頭の中で彷徨うキーワードをきちんとカタチにする作業。

同じ時を辿る

2016-02-16 12:06:39 | 日記
根っからのポジティブ思考なのか、脳の機能が本来そうなっているのか不明だが、あれ程感じていた罪悪感が今はほぼ消え、ちょっとした思い出と化している。
若しくは元々重大な事柄ではないものを、勝手に大きくしていたのか。
いずれにしても、どうせなるようにしかならないので、もう自分自身に探りを入れるのはやめようと思う。

1月は3本舞台を観た。2月は観る機会がないので、その余韻に浸るしかない。

再演というのはとても難しい。前以上のものにならなくては満足しないのではないか。まさにハードルが上がるという状態。
全く同じなら観に行く必要がないと感じてしまう。

でも今回はまた新しいものを見せつけられたと思う。
「観に行く」というより、物語の住人に「会いに行く」という方が、自分の感情に近い。
もうずっと彼等はそこに住んでいて、私は久しぶりにその様子をのぞきに行く、といった感覚。
そこで起こる出来事に、一喜一憂しながら今回は傷つかないで欲しいと願いつつ、やはりそこは同じ結末が訪れる。
それを遠くで見届けると、「また来るよ」と言いたくなるような空間がそこにはあった。

再演を楽しみにするものには中々出会えない。
でも、今回のように自分の心に当然のように住み着いて、同じ時間を刻んでいくものは大切にしたい。