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日本歴史写真帖 072

2024-04-15 22:55:35 | 日本歴史写真帖



明治二十七八年 戦役広島大本営御座所

秋好善太郎 編『日本歴史写真帖』, 東光園, 大正2 (1913)
国立国会図書館デジタルコレクション


広島大本営(ひろしまだいほんえい、旧字体:廣島大本營)は、1894年(明治27年)に勃発した日清戦争の
戦争指揮のために広島県広島市の広島城(現中区基町)内に設置された大本営である。

9月13日に大本営が宮中からこの地に移転し、2日後の15日には戦争指揮のために明治天皇が移った。

洋風建築の木造2階建て、広島城本丸におかれた。1階に大臣室や侍従職室、2階に御座所・御召替所・
侍従長室・軍議室などがあり、御座所は執務室と寝室を兼ね、近くに剣璽が置かれた。

明治天皇はほぼここに留まって深夜まで政務を行い、質素な生活をしていたと伝えられている。この戦争中に
見せた「精力的な活動」「質素な生活」つまり「聖徳」は明治後期における天皇神格化の中で重要なイメージ
戦略として用いられており、例えば当時普通の古びた備品を使う様は戦前の教科書に描かれている。

1945年(昭和20年)8月6日、広島市への原子爆弾投下により建物は全て崩壊した(爆心地から約900メートル)。
1948年(昭和23年)、戦後の軍国主義排除の風潮の中で、史跡指定が解除され塗りつぶされた。現在では、
建物の基礎および礎石と、一部文字が消された石碑が残っているのみとなっている。


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