Bobby Rossのよもやま日記

無目的日記。主にトラベル/マイレージ関係の話題となるかも。ちょっとしたtipsのメモ代わり。俗に言うチラシの裏。

ニフティはプロバイダとして失格

2007年12月06日 | 雑文
 最近身近に起こった話。
知人Aの宅のネット環境はニフティover BフレッツでAの父親が契約していた。ニフティのメールアドレスは父親がネットショッピングその他諸々で使っていた他、母親も連絡用に使っていた。
 ある日父親が急死したので、名義人をAに変更したい旨を連絡したら、コールセンターの人が、父親のIDをまず聞き出した上で(←こういうひっかけ的な
やり口自体が汚いとAは憤っていたがまあそれはおいておいて)、「死亡の場合は解約するしかない」と強制解約させられた。
フレッツの方はなんなく名義変更出来たのにニフティの方を切られたので暫くネット接続出来ず。また、ネットショッピング等等のアカウントの後処理などの残務処理に支障をきたすわ母親がメールアドレスを使えなくなるわと結構な大騒ぎだった。

ニフティの約款には確かに「会員資格は一身専属性」と書いてあり、いわゆる「継承」の手続きは出来ないと明示されているので法律上の問題はない。
しかしながらブロードバンド接続が電話や水道と同じくライフラインになっている現在の状況において、一身専属性の約款とすること自体が著しく社会通念に反する。

 いろいろ調べてみたら、電話会社系のプロバイダ(dionとかぷらら)は
このあたりの重要性を認識しており、少なくとも名義人死亡時には契約を引き継げるようになっていた。しかしダイヤルアップ接続やのパソコン通信を出自とする大手プロバイダは、「会員IDは個人に属する」という発想から抜け切れず、死亡時は強制退会としている所が多かった(@nifty, biglobe, so-net等)。
 またYahoo BBも050IP電話の利用者が非常に多数いるにも関わらず、死亡時は強制退会であった。従って050のIP電話を、その「家全体」の連絡用に使っていた場合に、たまたま名義人が死亡するとその番号は一切使えない。

 総務省もユビキタスなんとかとかブロードバンドなんとかとか高尚な施策を行うだけでなく、こういう細かいけれども重要な点をきっちり業界指導して是正して欲しい。

#ブロードバンド接続なんて、一度囲い込んだらそうそうプロバを変更しないからこそ新規入会者に1万円程度のオマケをつけて勧誘しているのに、本人が死亡してもなお継続利用したいという非常にloyalityの高い加入者をわざわざ強制解約させるというのは商売上も「バカ」としか言えない。ちなみにAの家では、当然ニフティと別名義で再契約する気も起こらず、ネット接続が出来なくなって良い機会だということで、名義変更したBフレッツも結局解約してケーオプティコムに乗り換えた。(NTTはとばっちりを受けたと言えるかもw)


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1 コメント

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そうとは言い切れない! (SV400)
2015-04-29 16:33:46
一身専属の為、亡くなった名義人の債務を引き継がないので違約金を遺族が払わなくても良い!

今は核家族が多いしスマホも普及しているので個人で十分。

古い投稿にコメントしてすみませんでした。

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