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日本でのパリタオ(ココナッツ餅)の作り方

2005-01-21 21:12:38 | かみさん(フィリピン出身の日本人)
フィリピンでは本来、新年に食べるものです。パリタオとはこんなものです。本物は作ったときにまた写真紹介しますが、今回はイメージして下さい。

(1) 丸いきなこ餅を想像して下さい。
(2) 次に、きなこを、ココナッツの白い部分を細かく削ったものへ変更して下さい。
(3) そこに砂糖とごまを混ぜたものをまぶします。

これがパリタオです。真っ白な雪のようです。


-材料-
  白玉粉、砂糖、白ごま、ココナッツ(ブラウンの果実)

-機材-
  金槌、ココナッツ削り

-購入-
  白玉粉:日本で市販されているもの。
  砂糖:三温糖でも上白糖でも構いません。
  白ごま:これも日本で市販されているもの。いりごまの方が手間が省けます。
  ココナッツ:アメ横などで、ブラウンの実を一つ購入して下さい。
        質の善し悪しは開けてみなければ、わからないので心配な人は複数購入
        して下さい。
  金槌:百円ショップの金槌で十分です。
  ココナッツ削り:これは日本での購入は難しいかもしれません。刃も特殊なものなので、
          フィリピンで刃を購入して持ち込み、刃を固定する台をつくって下さい。
          日曜大工が得意な方はご自分で、不得意な方は知り合いの大工さん
          等に。
          (刃物なので飛行機での持ち込みは十分注意して下さい。
           どのようなものかは後ほど写真で公開します。)

---作り方---

1.ココナッツを割って下さい。

 (1) 左手にココナッツを持ち、右手に金槌をもちます。(利き手が逆の人は反対に)
 (2) 金槌でココナッツの真ん中当たりをたたきます。
   このとき力任せにやっても、あなたの左手が痛くなるだけです。
   なるべく金槌の柄の下の方をもち、リストを使ってコンという感じでたたきます。
 (3) うまく亀裂が入ったら、素早く金槌を置き、コップへココナッツジュースを注ぎます。
   好きな方は飲んでみて下さい。初めての人は感動するかもしれませんが、
   あまりうまいものでもないので、飽きたら捨てて下さい。ポカリスエットを
   薄めたような味です。
 (4) ジュースが出きったら、亀裂に沿って、金槌でさらにたたいて行き亀裂を広げ、
   手で割れる状態になったら、そのまま2つに開いて下さい。真っ白なきれいな
   果肉が出てきたらOKです。たまに腐っている場合があるので、そのときは使
   える部分だけ使って、別のものを割って下さい。

   ※このとき注意して欲しいのは、亀裂が入った瞬間にココナッツジュースが出て
    きますので、大きめのコップを用意して下さい。また、金槌は頭が抜ける可能
    性があるので、十分にはめ込んでおいて下さい。

2.ココナッツの果肉を削ります。

 (1) ココナッツ削りを用意します。
    刃の下には大きめの容器を置いて下さい。削ったココナッツを受けます。
 (2) 刃先が前に向くようにして、台の上に腰掛けます。
 (3) ココナッツの半身の白い部分を刃先に当てて、形に添って滑らせます。
   なるべく薄く細かくするために力は加減して下さい。なるべく白い部分が
   なくなるまで削っていきます。日本で買うと高価なので、白い部分が残って
   いるとサヤンです。

  ※このとき注意して欲しいのは、果肉は1cmほどの厚さなので、気を付けないと
   茶色の固い皮まで削ってしまいます。茶色の部分は木くずのようでおいしくはあ
   りませんからなるべく入れないように。

3.餅を作ります。
  これは団子を作る要領です。

 (1) 鍋にお湯を沸かします。
 (2) ボールに白玉粉を入れ、水を混ぜながら、耳たぶ程度の堅さにこね上げます。
 (3) お湯が沸騰したら、白玉粉を団子大にまるめ、平たくのばして、お湯に入れます。
 (4) ゆであがったら、さらに盛りつけて下さい。

4.仕上げ

 (1) 暖かい内に、削ったココナッツを餅が見えなくなるぐらいふりかけます。
 (2) 砂糖と白ごまを混ぜたものを、振りかけて下さい。

5.食す。

  これだけ苦労して作ったパリタオです。とてもおいしくいただけます。
  甘い物好き、餅菓子好きの方は是非お試しを。
 

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