試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

京成200形モハ208[206F] 更新車 晩年仕様 (モハ206[206F] 改番試行:第一次4両編成対応入場)

2018-02-11 21:26:45 | 京成線
事前準備。

TOMYTEC製京成200形206F更新車晩年仕様(206F)は2両編成での暫定出場となった。
未だに4両編成化の目処は立っていない。
こればかりは手の打ちようが無く粘り強く待つ事にする。


京成200形206F 更新車 晩年仕様。
206F:[206]-[207]。
※助士側前面窓内運行番号表示器設置編成:暫定出場。

206Fは将来の4両編成化に備えモハ206を動力車に指定していた。
モハ206は山側車両番号標記印刷に乱れがあった。
そのため中間組込車化が決定しモハ206(二代目)に上野寄先頭車を任せる方向とした。
206Fの正規編成は206-2003+208-207である。
モハ206+モハ207(二代目)導入が叶った際には車両番号の重複が発生してしまう。
そこで今のうちにモハ206をモハ208へ改番する。


入工中のモハ206。

パンタグラフ撤去等の問題で実車との齟齬が生じるため車両番号重複は目を瞑っても良かった。
モハ208への改番は山側側面車両番号標記印刷が遠因になっている。
編成見附の向上を図るには乱れた車両番号標記に手を入れなければならない。
修正するには印刷剥離を行うしかなかった。
敢えてモハ206を維持する必要性は無く計画だけ存在していたモハ208への改番を実行に移した。
印刷剥離は山側車両番号標記から開始した。
爪楊枝式で対応出来ると思われたが車両番号と共に車体塗装まで痛める失策を招いた。
急遽ラプロス式に変更し印刷消去を続行する。


車体剛性確保のため非動力車用台枠を装着したモハ206。

爪楊枝式印刷剥離は車内側から車体を支えるだけで行えた。
しかしラプロス式は負荷が上作用になり車体の剛性が求められる。
搭載させたTOMYTEC製TM-05R動力ユニットでは床下機器が作業の自由度を低めてしまう。
そこで床下機器部品を供出した保管品のTOMYTEC製非動力車用台枠を取付けた。
この台枠は元々モハ206用で床下ががら空きながら一時的に3H-67非動力台車へ戻っている。


剥離された海側の[モハ206]標記印刷。

車体をマスキングテープで養生した後に山側側面車両番号からラプロス#6000で印刷剥離を再開した。
海側の印刷消去失敗により印刷強度がそれとなく掴めていた。
ある程度の押圧が必要で作業は慎重に行っている。
ラプロスを用いる以上多少の擦過痕は避けられない。
但し海側は印刷剥離部にインレタを転写するため誤魔化しが利くと思われた。
ほぼ印刷が除去され[モハ206]に至り手を止めた。
擦過痕は想定の範囲内でまずまずの結果だと思う。




貫通幌を撤去し印刷剥離を施した元モハ206。

前面車両番号標記消去方法も海側側面と同一である。
作業空間を確保するため貫通幌を撤去した。
二度目の撤去となったが嵌合爪は保全されており脆くはない。
側面とは異なり前面は丸妻でラプロスの入力方向を一定に保つのが難しかった。
車両番号も小さく思うように進まなかったがどうにか完全消去に漕ぎ着けている。
全車両番号標記の消去を終えグリーンマックス製インレタでモハ208に改番する。
側面用車両番号インレタは[モハ]を除きバラ数字転写で現在の技量では到底整列が維持できない。
必然的に転写ボーダーは下がっている。


失敗した山側車両番号標記消去痕が目立つモハ208 (モハ207,モハ208)。

海側側面への車両番号インレタ転写は擦過痕を目安に行った。
印刷位置が大幅にずれていた山側側面はモハ207を参考にしている。
正規の標記位置と印刷消去部は大きく離れており[モハ208]の転写では隠蔽できない。
この後緑マッキーのインクを印刷消去部へ置くように乗せ成形色を隠している。
修正痕は残るものの予想より目立たなくなった。
取り返しのつかない失策だと考えていたため精神的ダメージは軽減されている。




モハ208 [93    ]:改番。

前面車両番号インレタは[20]+[8]の組み合わせである。
当然ながら狭隘な箇所への小インレタ転写には苦戦した。
その結果平行を守れていない上に数字まで潰れてしまった。
モハ208は2両編成の現在こそ先頭に立つ。
しかし4両編成化を以て[208]が顔を出す機会は失われる。
傾斜が残る車両番号はモハ206(二代目)増備までの間に限られるため再転写は見送った。
インレタ転写を完了し貫通幌を再装着した。
中間組込限定化後を考えればグリーンマックス製貫通幌に交換する絶好の機会ではあった。
しかし幌吊まで再現されたTOMYTEC製貫通幌は捨て難い。
結局交換は見送り青電色の塗装を纏う貫通幌を継続採用した。
同じく中間組込車化されるモハ207(二代目)もTOMYTEC製貫通幌のまま維持する方向である。




モハ208更新車晩年仕様(206F:モハ206 改番)。

出だしで躓いたモハ208への改番は失策を取り返せた。
改番機会の少ないTOMYTEC製品はまだ印刷消去方式さえ決まっていない。
ひとまずラプロス#6000が無難と言う事だけは判った。
モハ207(二代目)のクハ2003擬改番時には良い参考になったと思う。

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