真贋論争

ここは、オカ板の「JJ」の真贋論争からはじまる、EINHERJAR氏のにちゃんねるへの考察をまとめたブログです。

第7夜 #1

2006年07月14日 | 第7夜

スレを滞りなく運営する上で、とても厄介なのが空気を読まない連中だ。
時にそれは荒らしであったり、質問厨であったり、アンチであったりと、実に様々だが、
その中には真実を追究する者や、他人を気遣う優しい人間も含まれる。
566氏は、その両方を兼ね備えていたので、彼らに目をつけられたのだと思う。
蓋スレというのは、非常に面白い構造になっている。
ネットとリアルな世界が、混ざり合っているからだ。
毎晩行われた現場実況というイベントが大人気で、とても盛り上がっていた。
それゆえに、探検隊を引っ張ってきたお人好しのリーダー格、566氏を疲弊させれば、 スレの流れを上手くコントロールできるはず、と考えていたのだろう。
区らしきには、そうしなければならない切迫した事情があったのだ。
これこそのちに語られる、蓋スレの中で発生した謎のひとつ「2通の封筒事件」の始まりであった。

区らしきがオレ達の前に現れたのは、HINAが消えてから8時間以上過ぎた頃だ。
彼はホテル「ドレミ」とサビだらけの「赤柵」に、それぞれ一通の封筒を残してきた。
自分がガチである証拠として、この封筒を回収してみろ、と言う。
もちろん封筒があったからと言って、彼のガチを証明する事にはならない。
彼のガチは、スレ住民へ蓋の在り処をきちんと教えるか、誰かが現場を発見しなければ、 けっして成立し得ないものだからだ。
ならばその封筒には、蓋の場所に関する情報が入っている、という事だ。
そう、たしかにこの封筒(片方のみ)には「地図」が入っていた。
もちろんブラフとしてだ。
つまり中身は、ウソの地図だ。
この人物が、本当の事を言ったり、ガチな行為をするはずがない。
ところでこの封筒で気になるのは、表に書き込まれた「最後のガチ」という文字。
少なくとも区らしき(とその仲間)がスレと現場に出る事は、これ以降のシナリオにはなく、そのぶん名無しでの工作に力を入れる、という予定だったのだろう。

ここでもうひとつ。
欺瞞情報として提出された地図に注目して頂きたい。
(ttp://orz.matrix.jp/images/12384_1095276705.jpg)
この地図には、Bの文字がたくさんある。
Bとは何か。
それは「B地区」ではなく、「」という記号を暗に示している。(A・Cがないから)
この地図は、最初から信憑性が薄いと言われていた。
リアルタイムのオレも、その意見には同意だった。
地図の大半を占める住宅街。
その反面、肝心要の柵や蓋の場所がすごく小さく、隅のほうに追いやられている。
これはこの地図を作成した人物が、人によく見てもらいたい部分を無意識的に
大きく書いてしまったからだ。
もし本当に蓋の場所を知らせたいのならば、この住宅街の描写などどうでも良く、
むしろ柵や蓋のほうを大きく、そして細かい道順を書いたはずだ。
ところがこの地図には、ただ矢印が適当にあるだけで、人に知ってもらいたいという
根源的な衝動が、非常に希薄なのだ。(根っこが細いのは、JJノートと同じ)

蓋スレを作ったのがプロ固定だとしたら、ここに彼らの性根を垣間見る事ができる。
スレの流れをコントロールするために、まずは566氏を潰そうと画策。
その方法はいわゆる大量の名無しによる、自演自作の煽り攻撃だ。
「このヘタレ野郎」「いつまで時間かけてんだ」「無能」「そっちじゃねぇよ」「バカ」
「上じゃねぇの?」「下じゃねぇの?」「右だと思う」「左だと思う」「全然ダメじゃん」
こんな感じで観衆の前で恥をかかせ、当人のやる気を失わせるのだ。
さらにそこへ、恐怖心を煽る材料を紛れ込ませる。
「あそこにはがいるぞ」「何されるか分からないぞ」「あいつらまともじゃないぞ」
こうすれば、突撃して現場を探そうとする人間が減り、探検隊の参加人数が絞られる。
またネタを長引かせ、おまけに管理がしやすい利点も出て来る。

このようにプロ固定には、人間の持っている負の感情、つまり憎悪感・恐怖心・羞恥心・イジメ・
差別、といったものを利用し、ユーザーの連帯感を生み出し、娯楽に変える力があるのだ。
これは光BOYの火病、JJのホロン部、64みらいのカルト信者にも通じる手口だ。

本来の仕掛けは、「最後のガチ」として地図を提出し、ここまでやったんだから、
オレはもう消えるぜ、といった感じで区らしきが退場するきっかけを作るものだった。

これは、区らしきの逆ギレ演技が伏線として生きてくるので、あからさまな疑問を
持つ住人はまずいない、という背景があるからこそ、生み出された作戦なのだ。
こういう状況に持っていけば、現場へ出る事を拒否し続ける不自然さを解消できるし、区らしきという外装を捨てた事により、名無しで566氏を煽る攻撃に専念できる。
寝不足の中、ウソの地図に振り回され、精神が磨耗していくであろう566氏なら、少し攻撃すれば簡単にやる気を削ぐ事ができる、と彼は狡賢く計算していた。
ところが、である。
ここでちょっとしたアクシデントが発生した。
566氏が、シークレット突撃(事後報告による探検)をやらかしたのだ。

区らしきの「最後のガチ作戦」の小道具は、2枚の茶封筒である。
ttp://orz.matrix.jp/images/247b471ca75a.JPG
ttp://orz.matrix.jp/images/85c94ebba8e6.JPG
ttp://orz.matrix.jp/images/a645cc1d4645.JPG
ttp://orz.matrix.jp/images/6048d87be67c.JPG

スレでは、誰がこの封筒を取りに行くかで盛り上がっていた。
するとそこへ566氏が現れて、自分が取りに行って来たと報告するのだ。
だが、これが混乱のもととなってしまう。
566氏は前夜の区らしきとの一件で、彼が自分に敵意を持っている事を知り、大きなショックを受けた。
その結果、彼への不信感・警戒感が増大してしまったのだ。
これは566氏の精神的疲労が、予想以上に進んでいたためであり、誰が味方で、誰が敵なのか、もはや自分でも見分けがつかなくなってきた事による過剰反応だ。
だから566氏は、明るいドレミ側の看板しか行かず、もう一方の赤柵には行かなかった。
暗い場所にある赤柵に、区らしきが仲間とともに待ち伏せしているかもしれない、といった妄想が、衰弱した脳に忍び寄って来ていたからだ。
怖かったのだ。
区らしきが。

本当に危ないところを見つけてしまったpart25
ttp://www.geocities.jp/honabu_swf/mirror_logs/025.html

>681 名前:566 ◆JKHlRH77ms :04/09/15 23:10:59 ID:j5Gt0Cmk
>勝手な行動をしてスマソ…<これから編成される17才氏部隊第二弾
>しかしどうにもこうにも体が先に動いてしまった…

>まず、すでにドレミの看板に封筒はない
>鉄柵には行ってない。
>というか、行き方がわからなかったから行けなかった。あとガッツが足りなかったw
>(略)

>696 名前:区らしき市民 ◆34uqqSkMzs :04/09/15 23:13:03 ID:LIIyLEHz
>すまん言い忘れた。
>封筒置いた柵の右下あたりにホテルのはあるよ。

>816 名前:566 ◆JKHlRH77ms :04/09/15 23:27:00 ID:j5Gt0Cmk
>>>813
>それは後出しでしょ?
>俺が現地に行ったと書いてからレスされたんじゃないの?

>828 名前:566 ◆JKHlRH77ms :04/09/15 23:27:49 ID:j5Gt0Cmk
>ちなみに俺は>305の段階で出発したから、その後のスレの展開はまだ確認してない

>837 名前:区らしき市民 ◆34uqqSkMzs :04/09/15 23:29:10 ID:Y9uvXjLd
>おまえら、うpロダの情報見てみ。
http://up.isp.2ch.net/upload/c=02occult/index.cgi
>なんだよ、襲撃って。バカカおまえ。

わずかなやり取りだが、ここには凄まじい心理戦があった。

おそらく区らしきの当初の計画では、こういうシナリオがあったのだろう。

まずは封筒を2枚用意し、赤柵(最後のガチ)とドレミ(SEXもガチ)に置いて、 その証拠写真をスレへ出す。
そして住人たちが、それを取りに行く。
ところがなぜかドレミ側の封筒は見当たらず、そして赤柵側の封筒はそのまま残っている。
ふと足元を見ると、捻られた状態の封筒が、無造作に捨てられているのを発見。
「SEXもガチ」と書かれた茶封筒。
これって、ドレミ側の封筒じゃないか!
中身は、何もない・・・・
いったいどういうことだ?
もしかして区らしきや566、17才以外にも、別の人物がこの付近にいるのか?
封筒のやり取りを知っているという事は、スレの住人なのか?
いったい誰がこんな事を!
犯人は、このスレの中にいる!
(※ここで、地図のB記号が生きてくる)
Bって、何のBだ?
・・・・まさか、これって「のB」?
おいおいおい、あそこに行くのは、マジでヤバいんじゃないか?
区らしきは、何か事情を知っているのかな?
もう一通の封筒の中に、いったい何を入れてたんだ!?
(※しかし区らしきは、ミステリアスに消えたまま、音信不通になっている)
566、てめぇ責任とって、ちょっと現場を調べて来いよ。
あそこには何もない、だと?
もっとよく探せ、へタレ野郎!
人数が集まらないなら、お前独りで行けよ!
ちっ、ついに566も逃げちまいやがった(ニヤリ

こうして倉敷の山には、誰も行かなくなった。
今でも蓋が、そこでひっそりとたたずんでいる。
秘められた謎とともに・・・・

てな感じの物語だったのに、566氏のシークレット突撃でぶち壊しになってしまう。
両方行けばいいのに、あろう事か片方だけにしか行かなかったものだから、手の込んだ仕掛けが、わずか1時間ちょっとでパアになった。
「ドレミにあるはずの封筒がないじゃないか!」
「だから区らしきは、ガチではないぞ!!」
と、566氏はスレで主張し始める。
このままでは、仮に現場へ行って赤柵の封筒を回収した住人がいたとしても、自分たち以外の人間が密かに暗躍している恐怖、という重要な伏線「捨てられていたSEXもガチ」 の衝撃度が、かなり低下してしまう事は明白だった。
また同時に、自分がこれで姿を消したら、釣り疑惑がますます深まってしまう。
(くそ、あのへタレのビビりのバカ野郎めぇ~!!)
さぞかしハラワタが煮えくり返った事であろう。
だが彼には、常人にはない3つの特異な能力がある事を思い出して頂きたい。

(1)忍耐力が高い
(2)機転が利く
(3)空気が読める

>696 名前:区らしき市民 ◆34uqqSkMzs :04/09/15 23:13:03 ID:LIIyLEHz
>すまん言い忘れた。
>封筒置いた柵の右下あたりにホテルのはあるよ。

(1)によって平静を装いながらウソを続行、なおかつ(2)の力でシナリオを変更する。
この間、わずか3分。
有無を言わせぬ強引な決断力・判断力の速さが、彼を危機から救ったのだ。
よくよく考えてみれば、「自分で」テープを使って止めたはずの封筒を、わざわざもう一度「自分で」剥がし、なおかつ赤柵の下に捻って捨てるのはとても不自然だ。
しかしあまりにも早い切り返しのため、思考がついていけない住人たちは気がつかない。
誰かがそれを指摘する前に、思考誘導術を使って、注意を逸らさなくてはならない。

かろうじて時間を稼いだ区らしきは、(3)をフル回転して反撃のチャンスを狙う。
時間がない。
先ほどのウソは、区らしきは正常な人間、という基本設定を崩してしまう危険があった。
そうなったら蓋スレは、全て崩壊してしまう。
(3)によって、周囲の空気を読み込んだ結果、ある事に気がつく。
それによって、とっさに思いついた彼の策は、566氏本人を「喰いつきのいい煽られキャラ」
というピエロへ変質させることだった。

>750 名前:566 ◆JKHlRH77ms :04/09/15 23:19:01 ID:j5Gt0Cmk
>俺はどーせこんなことじゃないかと思って、
>シークレットで速攻かけたのよ。

>ただし、俺が行ったという証拠も残してある。
>17才氏第二部隊に、それを確認するという任務ができるように。

>そして、その確認用のブツには、まだこのスレに出てきてない、
>おそらく俺しか知らないことが書かれてある。
>それは、ここに書き込まれれば、みんな正誤を判断できる内容です。

この書き込みで区らしきは、ついに566氏が自分に敵対心を持った事を知り、と同時に、策を弄しすぎているとも感じたようだ。
この2点を中心に、区らしきは素早く反撃体制を整え、一気に心理操作を行う。
実はこの「疑心暗鬼による敵意」「敵の仕掛けに、自分の仕掛けを重ねる」というふたつのポイントは、566氏にとって諸刃の剣となってしまう恐れがあった。

566氏は、もともと攻撃的なタイプじゃないし、心優しい人なのだと思う。
だがケンカは度胸で、相手の気持ちを思いやってしまうと、そのケンカは必ず負ける。
やるなら徹底的に、相手を憎まなくてはならない。
またこの時点で、566氏の精神的疲労もピークに達していたようだ。
彼は論理的な人だから、自分が正常な判断をできなくなっている事を知っていた。
自己分析する力を持っているからこそ、逆に弱気な自分を作ってしまった。
こういう場合、相手自身に自分がどれだけ異常な事をやっているのかを悟らせ、同時に拭い難い罪悪感を埋め込んでしまえば、その対象者は抵抗できなくなってしまう。
(例:在日強制連行神話・南京大虐殺神話)
負い目のあるケンカができない常識人にとって、天才的な釣り名人の区らしきとの相性は、とても悪いものだった。

そしてさらに最悪だったのが、敵の仕掛けの上に、自分の仕掛けを重ねてしまった点だ。
当時のスレの空気は、区らしきの封筒の件で一杯だった。
それを壊したのが566氏だ。
もちろんドレミと赤柵の両方の探索を終えていれば、何も問題がなかった。
だが彼は、片方だけでやめてしまったのだ。
つまり区らしきの仕掛けは、まだ作動中で終わっていない。
にもかかわらず、566氏は仕掛けを破ったという前提で、自分の仕掛けを作ってしまった。
これはスレ住人にとって、大きなストレスとなっていく。
ワクワクドキドキといった流れを止められてしまい、中途半端になったからだ。
区らしきもそれを敏感に察知し、住人達を味方に引き入れるべく画策する。
その結果、566氏はネットの中で土下座をさせられてしまうのだ。


最新の画像もっと見る