地球人観察記

人類誕生から百万年も戦争を繰り返し、自分の惑星を破壊したりと、宇宙の常識では計り知れない知的生命体の地球人を観察します

アジアの貧困層

2005年08月31日 07時21分26秒 | アジア-関係
マニラに本部を置くアジア開発銀行(ADB)は、
昨日、「05年版-アジア開発銀行主要指標」を発表し、
「貧困層」(極貧層)の人口の変動を報告しています。

アジア開発銀行とは、
世界の59カ国の加盟国から資金を提供してもらって、
アジア太平洋地域の貧困削減のために活動している、
1966年に設立された国際開発金融機関です。

アジア太平洋地域の貧困層の調査といっても、
対象は、日本・オーストラリア・ニュージーランドを除く、
アジアの発展途上国での調査です。
昨日アルカイダのテロの標的国と話しました、
日本とオーストラリアは(シンガポールも入れましょうよ)、
資本主義の経済大国として、
アルカイダ公認の「貧困層」対象外国ですね。

「貧困層」という定義は、1日を1ドル(約110円)以下で、
生活する人たちなのだそうです。
日本にだって・・・・   やはり居ませんか。

でもテレビ番組では見たような気がしますが、
日本人の生活でいくら「オレは貧乏!」と威張って?みても、
後に背負っているモノが違うようですね。
日本のテレビ局も番組企画で、
どうしても貧困生活を体験したいのなら、
今日の話の人々と暮らしてみるのも良いでしょう。
貧乏ネタの好きなテレビ局だから、
現地の生活を紹介をするだけで、満足してくれるかもしれません。

さて本題に戻りましょう。
アジアの発展途上国全体の総人口に対して、
極貧層の割合が19.3%を占めるそうです。
約5分の1が貧困生活を過ごしているんですね。

「貧困層」は、90年に調べた時の9億2100万人から、
今回調査の6億2100万人に減少しているそうです。
アジアにもちょっとは改善がみられたのでしょうか。

折角だからJJに身近なフィリピンを覗いてみましょう。
彼女の家では、週4000円のお父さんの稼ぎで暮らしています。
一日当りにすると600円になりますから、
ちょっと安心しました。
ん? 確か8人家族でしたから一人当りにすると・・・!
立派な「貧困層」家庭じゃないですか。
それでも彼女に聞くと、周りの家よりは良いそうです。
アジアの5分の1に知り合いが沢山いました。

アジア太平洋地域の「貧困層」が減少したのは、
中国の経済成長が貢献しているのだそうです。
中国は90年の3億7700万人から、
今回調査の1億7300万人へと、
半分以上も減ったのだそうです。

でも4億人から2億人に「貧困層」が減ったからって、
中国国家主席の胡錦濤さんや、
ドタキャンをした呉儀副首相、
なにかあると顔を出す孔泉報道局長は、
日本に対してちょっと威張りすぎじゃないですか?
なぜか国連常任理事国ですが、
まだ、あなたの政府では、
世界の59カ国から助けてもらっている立場なんですから。
日本と肩を並べたと思っているような発言は、
どうでしょうかねぇ。

中国国民の皆さんもそうですよ。
やっと「貧困層」から脱出して、
食べる物に困らなくなったうえ、
パソコンまで使えるようになったからって、
サイバー攻撃なんかしています。
おとなしい大人の日本はまだ良いですが、
ファイティング・アメリカまで怒らせちゃっています。

心の「貧困層」からは、まだ脱出できていないようです。

テロの標的国2

2005年08月30日 07時18分10秒 | ニュースを覗き見る
フランスには警察の対テロ捜査班や、
情報機関と協力関係にある治安特別チームがあって、
過去20年間の実績として、
500人以上のテロ容疑者を逮捕してきたそうです。

その治安特別チームを率いる人物で、
フランスではテロ捜査の第一人者と言われている、
ジャン・ルイ・ブリュギエール治安判事の『読み』です。

「国際テロ組織アルカイダが、
次の標的として狙うのは、
東京・シンガポール・シドニーなどだ!」
と今月25日に発言しました。

昨日に引き続き、
「テロの標的国」の第二弾です。
おっと、今日は標的「国」ではないですね。
もっと具体的になって標的「都市」です。

ブリュギエール治安判事の『読み』で、
標的に選ばれた理由は、
テロによって世界の金融市場を混乱させ、
投資家たちに国際金融への、
信頼感を失わせさせることにあります。
それがアルカイダの主義主張に、
象徴的で重要性な意味があるのだそうです。
それがある都市の一つとして、
東京が選ばれました。

こういう理由ならばJJも、
「それならば少しは有り得るかな?」
って思えてきちゃいます。
世界の金融混乱のドサクサに紛れて、
資本主義や富豪嫌いの筈のアルカイダに、
大量の軍資金が流れていくかもしれないからです。
でも、東京はハズレだと思いますが。

国際金融なのに、この3都市を選んだ理由は、
アジアの国々はイギリスやアメリカと比べると、
国際テロに対しての備えが不十分で、
狙いやすい相手だからだそうです。

さらには、
「我々はアジアの国々の中でも、
特に東京がアルカイダの一番の標的になっている、
という情報を得ています」
と付け加えています。

これに対し細田官房長官は、
「今までにも何度も日本がテロの標的にされる!
という声明が出されています。
今回も具体性を持っているかどうかは、
まだはっきりしていません」

「政府としては国際的にも協力して、
対テロ対策の態勢をとっています。
よく日本はテロ防止に弱いと指摘さるようですが、
外国人が日本の国内で日本人に紛れて、
テロなどための組織活動をするのには、
極めて目立ちやすい国です。
とは言え、入国管理などしっかり対応したいと考えています。
そして国際テロの危険にさらされないよう努力していきます」
と発言しています。

そうですね、日本では起きないと考えているJJも、
備えは万全を期していたほうが、
良いのに決まっていると思います。
皆さんも周りの外国人の行動には気をつけましょうね。

でも個人個人はどう対処していたら良いのでしょう?
明日も仕事なので会社へ行きます。
会社は東京にあります。
あっ、自宅も・・・ 東京でした
もう皆さんと、お会いできないかも

テロの標的国1

2005年08月29日 06時57分02秒 | ニュースを覗き見る
国際テロ組織アルカイダが、
今年のテロ攻撃の標的にしているのは、
第一の標的がアメリカ、イギリス、オーストラリアだそうです。
そして第二の標的が、
日本・韓国・フィリピンとなるということが、
韓国の国会情報委員会で、
情報機関のNIS(国家情報院)が説明した内容で、
27日の土曜日に明らかになりました。

これは先月韓国で逮捕された、
アルカイダの幹部が供述したもので、
理由は日本・韓国・フィリピンはいずれも、
アメリカのイラク戦争を支援して、
イラクに軍隊(日本は自衛隊ですが)を送っているからなんです。

JJはいつもこのブログで、
「日本は絶対にアルカイダのテロの標的にはならない!」
と言っていますが、
韓国の国会情報委員会でこの発表があっても、
考えは変わりません。
世界からの「日本」の信頼の厚さと、
韓国やフィリピンとはまったく条件が違うからです。

この翌日、昨日28日の日曜に、
フィリピン南東部にあるバシラン島のラミタン港で、
停泊中のフェリーで爆発するテロが起きました。

バシラン島の軍部は、
テロによる火災が小規模だったことと、
フェリーがまだ港に停泊中で、
乗客が乗り込んでいる最中に起こったことなどから、
「人々を傷つけ怖がらせるのが、
目的でテロリストの犯行とみられる」
と発表しています。

だから昨年のバコロド行きのフェリーを爆破して、
100人以上が死亡したテロとは、
被害の規模も大きく違うんですね。

今回テロのあったバシラン島は、
アルカイダ系のイスラム過激派アブサヤフが、
多い地域として知られています。
日本に例えれば、九州のような位置にある、
ミンダナオ島のサンボアンガでも、
10日に2カ所で爆弾が爆発して、
合計20人以上が負傷したテロがありました。
これもアブサヤフによる犯行だとされています。
ミンダナオ島は島を二分して、
アブサヤフと国軍が長年戦闘をしている所です。

最近、フィリピンでテロが多いのは、
アロヨ大統領から端を発している!
とJJは思っています。
大統領の家族の不正問題から、
アロヨ政権が揺らいでいます。
そしてフィリピンはクーデターの多い国です。
それを恐れたアロヨ大統領が、
軍のトップを入れ替える人事を今月におこない、
センガ参謀総長が就任しました。
(現地新聞では写真付きで、大きく取り上げています)

センガ参謀総長は軍の将校や兵士たちが、
政治不審からクーデターを起こす心配をなくすため、
彼らの目先を変えさせようと、
軍の目標にアブサヤフ掃討強化を掲げました。
そしてアブサヤフ幹部を拘束のための、
軍事作戦を展開を行っています。

アルカイダ系アブサヤフにしてみれば、
アロヨ政権からの、とんだトバッチリですから、
報復策としてテロを頻繁に起こしているんです。

日本には九州を二分するアブサヤフはいませんね。
小泉首相も議員の政治不信から、
衆議院を解散して総選挙は始めましたが、
「日本国内でアルカイダと戦闘を交えなさい」
とは言っていませんよね。
だから日本・韓国・フィリピンと並べてもらっても、
その条件は全く違うんです。

それでも、
「どうしても日本が狙われる!」
と思いたい人の為に、
「一部の可能性はあるよ」という話は・・・ また明日

朝日新聞VS自民党・NHK

2005年08月26日 08時57分23秒 | ニュースを覗き見る
NHKが従軍慰安婦を取り上げた番組で、
事前に自民党の安倍・中川-前衆院議員と、
当時の松尾NHK放送総局長との間で政治介入があり、
そのためにNHKの番組内容が改編された、
ということで『報道の自由』が犯されたと、
朝日新聞が報道した問題が1月にありましたね。

すかさず女性団体が怒りだしました。
NHKが自分のホームページに、
世間に真相を知ってもらおうと、
控訴審のために用意した書面を利用して掲載したところ、
女性団体『戦争と女性への暴力-日本ネットワーク』は、
「NHKの一方的な言い分だけを、
NHKのホームページに載せたのは不当だ!」
と怒って削除などを求めています。
どうも自分のホームページでも、
自分の意見だけを言ってはイケナイようです。
JJの場合はブログでよかったです。

「朝日新聞の取材には注意が必要だ」
と感じた自民党が朝日新聞の取材を、
「しばらく朝日新聞の取材に対しては、
記者会見以外の単独取材は拒否したい」
と発表したところ、
弁護士や学者30人で作るグループは、
「自民党の朝日新聞に対しての取材拒否が、
『記者が安倍議員たちとの会話を、
無断で録音したらしい』
というのが理由らしいけれど、
政治家が取材で録音されるのは、当然のことじゃないか!
そんなことで『報道や表現の自由』を奪うのは、
『国民の知る権利』に対する自民党の乱暴な挑戦だ!
さあ、メディア関係者は一致団結して自民党に抗議しよう」
と自民党へ向けて怒りの抗議声明を出しました。

一方の当事者、朝日新聞社の秋山社長は、
「まあまあ・・・こんなこと、
いつまでもいがみ合っているような話ではないですよ。
もっと上手く解決できなかったのかなぁ。
私たち朝日新聞では、
自分たちのやり方は間違っていなかったと思っているんですが、
世間の皆さんから見たらどうですか」
とかなり余裕の表情で言っていました。
「朝日新聞社内に有識者を集めて作ったNHK報道委員会が、
9月には報告書をまとめて出すと思うので、
その意見を聞いた上で
できるだけ早く解決を図るようにしましょう」
とトップとしての度量の大きさなんかも見せる、
余裕がありました。

さて、この「言った!言わない!問題」が、
第二ラウンドに入っています。
今まで優勢かに見えていた朝日新聞社が、
そのまま調子に乗りすぎて、
月刊現代に社内資料を流出してしまいました。

慌てた朝日新聞社は昨日、
自民党の2議員とNHKに対し謝罪文を郵送しました。

自民党では、
「今まで朝日新聞に対して、
問題の証拠や真相究明を強く求めてきました。
なのにその提示も説明責任が果たされていません。
そのような中で、私たち当事者にも見せられないという情報が、
第三者へ漏洩したというのは、
なにか意図的で不透明なものを感じます。
選挙等で忙しいこの時期に資料の流出を言ってきたのは、
問題をウヤムヤにしようとしているように思います」
と言って、この謝罪文の受け取りを拒否しました。

NHKでは、
「朝日新聞の記者がウソをついて、取材した疑いがあります。
記者に取材で答えてあげた内容とは、
朝日新聞の記事の趣旨が大きく違っていました。
問題発生以来、NHKとしてはその取材記録を、
すべて明らかにするよう求めてきましたが、
今回の漏洩があってもなお答えられないということで、
強い憤りを感じています」
とコメントを出しています。

朝日新聞社では東京本社社会部の記者を中心に、
40人以上から聞き取り調査を行いましたが、
皆からは「知らない」という答えでした。
この中に犯人がいることは明確なので、
しょうがないので関係部署と思われる、
幹部を処分することになりそうです。
月刊現代に朝日新聞社の誰が流したか聞けば済みそうですが、
それも『報道の自由』に引っかかっちゃうのでしょうね。
当然といえば当然ですがやはり皆さん、
「他人には厳しく、自分には甘く」
という朝日新聞の社風で報道しているようです。

「朝日新聞社自体の体質に問題がある!」
という声も聞こえてきました。
これは過去に幾度も、
国内を乱すような記事ばかり載せていたことにあるようです。
そしてその都度、自称「有識者」という人が、
自分を正義の味方と勘違いして、
踊らされてきた経緯があります。

JJは、
自分のことを勝手に有識者だと思ったり、
正義の味方だと思っている人が嫌いです。

世界地図と地球儀

2005年08月23日 06時51分29秒 | 国際・国連-関係
我が家ではJJのたっての希望で、
居間に世界地図と日本地図が、
並んべて貼ってあります。

もう10年ほど使っていますが、
世界地図や日本地図はなかなか売れないらしくて、
買ったときは本屋さんでホコリにかぶっていました。

そんな地図ですが、
テレビなどで知らない地名が出てくると、
どこにあるのか探すのに、とても重宝しています。
奥さんは国内が好きなのですが、
JJは海外の方が好きなので、
もっぱら世界地図にお世話になっています。

ところで頭では解かっているんですが、
世界地図だと国々の大きさで、
見た目の錯覚を起こしてしまいます。

例えば北欧のノルウェー・フィンランド・スウェーデンを、
世界地図で見ると、日本よりかなり大きな国土に見えますが、
実際には日本の本州だけでも勝負できるかな?っていう国もありますよね。

どうしても球体の地球を、
平面で平らに描くのは無理があります。
だから細かい地名だけ世界地図で調べて、
大まかな部分では地球儀を利用してしまいます。
だってそうすると距離感がとてもよくわかります。

それと地球にとって太平洋は、
一番大きな海なのですが、
その太平洋を真ん中に持ってきた、
日本を中心にした世界地図には無理があります。
世界の国々から見れば、
どうみても日本は「東の果ての国」になるはずです。

アメリカと冷戦を戦ったロシアも、
世界地図で見れば日本の太刀打ちできない大国ですが、
地球儀で見ると、
「あれー、この程度なんだぁ」
と思うくらいの大きさです。

だから、これからの若い方には是非、
世界地図の感覚で世界を見ないで、
地球儀の感覚で世界を見て欲しいと思うJJです。