隊員NO.1あさので~すm(_ _)m/
みなさん、鴨池にやってくるカモって、どうやって食事をしているか、ご存じですか?
11月6日(火)の課題研究の時間に「加賀市鴨池観察館」の櫻井佳明レンジャーから
教えていただきましたのでお伝えしま~す!
マガモやマガモの仲間たちは、食事をするとき、くちばしを水面につけ、”ぶるぶるぶるぶる”と
小刻みに水を震わせます。別に寒くて震えているわけではありません。
実は、マガモたちのくちばしには、”くし”のような突起がたくさん付いていて、これが、エサと水の仕分けをする
役割をしているのです。
カモたちは、いったん、水の中にある水草や雑草の種などのエサを、水といっしょに口の中に飲み込みます。
エサは食べたいけど、水は飲みたくありません。そこで、くちばしを一生懸命震わせます。
そして、くちばしに付いているたくさんの”くし”のような突起は、まるで濾過装置のように、
水をうまく外に捨てさり、エサを”くし”に引っかけて口の中に残してくれます。
わたしたち、カモの食事の仕方をはじめて知りました。(なお、オナガカモなどは”ぶるぶる”しない仲間です。)
だから、マガモは、水がないとうまくエサが食べられないのですよ。
それから、鴨池のカモたちは、一体、どこで食事をしていると思われますか?
実は、鴨池のカモたちは昼間は鴨池にたくさんいますが、夜になるとほとんどその姿は見えなくなります。
どこへ何しに行ったかというと、お食事タイムで、加賀市内いたるところの田んぼに行っているのです。
カモは夜行性の生き物で、夜に活動します。だから、食事も夜にとります。
そして昼間は鴨池でゆったりと休息をしているのです。
みなさん夜家にいるときに、耳を澄ましてみて下さい。ひょっとすると、近くの田んぼから、
「キンキンキン」というカモの声やパタパタと羽ばたく音が聞こえるかもしれませんよ!