sirius

SiriusとAldebaranとPolaris

大谷翔平の実力

2017-02-16 11:30:55 | 日記

テレビの画面を切り替えた。

斉藤隆と大谷翔平が昨年リーグ優勝を決めた西武戦を振り返っていた。

 

昨シーズンは打者としても結果を残した。

その両面について語っていた。

斉藤が唸ったり、ため息をついたりを何度も繰り返していた。

 

日本球界最速の165キロを出したストレートにも言及。

普通、日本の指でボールを引っかくようにスピンを与えるのだが、

大谷の場合、既にリリースの直前に親指は離れ、二本の指でボールの芯を叩くのだそうだ。

この場合、芯を叩くということはコントロールが難しいと。

 

他にも、スライダーによる勝負。

高低や幅のギャップを大きくすることで空振りを取るなど。

とても、プロとして日が浅い人間の言うことでないと思った。

 

西武戦、最終回。四球でこの日二人目のランナーを出した。

そのマウンドで勝負を急いでいると感じた。

それで、冷静さを取り戻したという。

 

一流と言われる投手でもなかなかそうそうできることではない。

大抵は自分を失い打ち込まれる。

そこが並みの投手、人間でないと思わせる。

 

ツーアウトまで来た。最後の打者にあわやホームランかという打球がレフトに飛んだ。

本人も、アッ、と思ったという。

だが球威が優っていたのだろう。途中で失速し、フライアウトでゲームセット。

 

165キロのストレートで三振とは考えていない。

これでファールを打たせて打者を追い込む。

あとはスライダーで空振り。そういうことのようだ。

 

バッティングに関しては、誰でもそうだが、インコースを責められる。

インコースのボールをすくってスタンドに放り込む。

そういう風に見られるけれど、本人はあくまでバットで叩いて飛ばしているのだと。

打者としてインコースを突いてくるのは判っているからそこにどう対応するかを

常に考えていると。

 

普段からメジャーの投手を見てイメージを頭にインプットしてマウンドで

それをやってのける。

 

西武戦で15個の三振を取ったが、中盤からは自分でなく、もう一人の大谷がどこかで

自分を操ってゲームをしている感覚だったと。

 

恐るべし。

 

 


人間の行為

2017-02-16 08:33:53 | 日記

道東に生息するタンチョウ。

数が増えすぎたので餌付けの餌の割合を徐々に減らしタンチョウ自ら餌を取るようにしてきた。

結果、付近の牛舎に来て牛用のデントコーンを狙うようになった。

羽ばたきに驚き牛が転倒してけがをした例もあるという。

 

かつてわたって来るタンチョウが激減し、餌付けをするようになった。

その結果増加を続けた。

今度は増えすぎたと言って、餌付けの餌の量を減らすという。

 

人間の思惑で自然体系を破壊する行為はここだけではない。

 

河川を改修した結果、サケ・マスの遡上が減少。

魚道を新たに作った。

川の流れを変えることで産卵に適した淵や砂利がなくなった結果遡上しても産卵する場所がなくなった。

 

そこで、川の流れを基に戻す工事がされた。

自然体系を考えずに工事を行ったり、人間の勝手で採餌の環境を変えてしまう。

 

元からあった自然界に手を付ける前に、あらゆるシュミレーションを行う必要があるのでは。

 

善意で行ったであろう餌付けも動物にとっては決してベストではない。

自然は自然のままにがベスト。

人間の思惑で変更することは許されない。