チェコ在住でカメラマン!フォトグラファーJet田中の日記

チェコの首都、プラハから100キロほどのピルゼンという街に住み、ヨーロッパのテニスを中心に撮影する私の海外在住日記。

ブレさん

2011-05-31 23:29:59 | Weblog
Unknown (ブレ)
2011-05-11 19:45:57
jetさん、こんばんは。
お答えいただきありがとうございます。

競技によって領域拡大の切り替えを試してみます。
1D系ですと、どの辺りの設定が違ってくるのでしょうか?


すみません、コメントに気づけませんでした・・・

1D系でも基本的にセッティングは変わりません。
カメラそのものの出来が全然違うものなので、同じ設定で撮っても、7Dよりもずっとジャスピンの確率が高くなります。

200mm F1.8というレンズ。

2011-05-31 22:14:17 | Weblog
ここのところの3日連続の雨で撮影がなくなり、悲しみにくれるjetです。こんばんは。
今まではこの梅雨の時期はフレンチだったからなあ・・・

さて、1D Mark4 は明日やっと明日の夜到着の予定。早速使い倒そうとるんるん気分。

しかし、ちょっと気がかりなことが・・・・、それはピント。僕は200mm F1.8のレンズや、70-200mm F2.8のISが付いていないレンズなど、かなり古いレンズを持っているのだが、その古いレンズに対して、Mark4や7Dはかなり後ろピンになってしまうことがあるのだ。

それも、静物を撮るときはジャスピンなのに、動いているものを撮ると後ろピンになる傾向がある。なので、僕の7Dのマイクロアジャストは200mmのレンズは-10,70-200mmのレンズは-15。これでまずまず動いているものにピントがくるという状況であった。それでいて、静物を撮っても、前ピンにはならないのが不思議なのだが・・・・

オーストラリアで借りたMark4は1台目は何もいじらずジャスピン、2台目は後ろピン傾向があるというふうに、カメラによってピントの合い具合が異なるという感じだった。
どうも、最新モデルのキヤノンのカメラは、古いレンズと相性が悪いようなのである。パリで借りた7Dも、最初全然ピントがこなかったし・・・

ということで、しばらく様子を見ながら使うことになりそう。


というかこの200mmF1.8のレンズなのだが、売ってしまおうか?ということが頭をかすめる。このレンズを使う時は、今のところはほぼテニスのみ。テニスばっかり撮っているような印象があるかも知れないけれど、実は現在の僕のすべての撮影の3割くらい。今年は海外遠征は全豪含めて2ヶ月と2週間だから、もっと少ないかも。

だったら、稼働率の高い70-200F2.8の新しいものを買い、古いレンズを下取りにだしてMark4の返済に充て、荷物を減らして欧州の遠征を楽にしようか・・・とか考えもする。今年は2台のノートパソコンを持って行く予定なので、荷物が昨年よりさらに増えるのだ・・・・・このレンズは重さが3キロもあるし(汗。

そこで現在の売値を調べると、およそ25万くらい。中には19万で売れていたのもありびっくり。ええー、40万で買ったのに・・・やはり、新型が出たことと修理がきかないという怖さが原因のようだ。それに加え僕のレンズはぼろぼろでテープのつぎはぎだらけ。これでは売っても安くなるのは目に見えている。

そして何よりこのレンズには思い出がある。ディミトロフという選手からもらったサインがあり(僕が自分のためにサインをもらったのは他にサンプラスとダベンポート、フィリポーシスだけ、いずれも大学時代)があり、チェコの国旗が貼ってあり、・・・・と、とても売れる代物ではない(汗。

また、このレンズを買う時には、300mm F2.8のレンズとかなり迷った。普通なら、70-200mmのレンズをすでに持っていたのだから、200mmを買うよりも300mmを買った方が、より遠くのものが撮れるようになり、サッカー、野球など撮影できる範囲も広がった。でも、テニスは撮影する場所から選手が近いので、このレンズがベストなのだ。

テニスを撮るカメラマンになりたかったから、300ではなくあえて200を選んだ・・・という、ちょっと思い入れのあるレンズなのである。

だからこのレンズを手放してしまったら、なにか僕の中で変わってしまうような気がする。利益追求のために機材を考えるのは当然のことなのだが、やっぱり好きな写真なので、どこか遊び心というか、楽しみというか、そういったものが使用する道具にもほしい。今は昔に比べてかなり撮影に利益を追求するようになったけど、これを手放してしまうと、僕が僕でなくなってしまうような気がする・・・・

ので、やっぱり手放さずにがんばって借金を返すことにした。がんばってこー!

写真はその200mmのレンズ。

1DMark4 購入

2011-05-27 23:36:41 | Weblog
14連続勤務のはずが、ぼこぼこ隙間があいて結構残念な時をすごすjetです。こんばんは。

さて、キヤノンのカメラ、1D mark4(以下1D4)というカメラを購入。新品で41万円なり。

購入の理由は、今持っている1D2の部品保有期限が来年の3月に迫っており、修理できなくなれば市場での価値が落ちて、二足三文にしかならなくなること。今でも安くなってしまっており、売却の平均価格はおよそ5~6万円ほど。中古で25万で買ったんだけどなあ・・・・ まあ、出たときは50万を楽に超えていたみたいだけど・・・・

そして、1D4を買うと、今持っているサブカメラのEOS50Dも売却することができ、機材が2台に整理できる。つまりは今手持ちの3台のうち、2台を売って1台を買うというわけである。

例年、秋~年末、そして春にかけては2年おきに新しいカメラが出ており、今年はその年なので、おそらくまた今年出てくるのだろうけど(キヤノンさんに聞くと、震災の影響はかなりのものらしいので、延びてしまうことも考えられる)、それを待って買うよりも今買ってしまって、手持ちの機材の価値が下がらないうちに売却することを優先。テニスはやっぱり1Dで撮りたい!っていうのもあったし、絶対に失敗のできない撮影に威力を発揮するので、スポーツだけでなく婚礼写真にも有効。高感度が使えるので、暗い体育館やインドアコートなどでも写真が撮れるので、これを持っているから仕事を振られる・・・という機会もほんのわずかだけどあると思うし。

しかしヨーロッパ遠征前の準備でお金が必要な時期にこの出費はそうとう痛手で、人生初のクレジットカード分割払い。
しかも、7月から円の収入がなくなるので、それ以降の支払いがキビシイ(汗。まあ出費も外貨になるんだけども・・・、帰ったら返済のため外貨を円に両替しなくてはならず、それがなんとも嫌なのである。1円以上も銀行に搾取されるのが気にくわない・・・・くそ、FXさえやらなければ借金しなくてすんだんだけどなあ。

ということで、借金の利息を払いながらFXやっても、利息以上に稼げないのは目に見えているので撤退。結果的には市場にお金を巻き上げられて終了(T_T) あーあ。

もう生涯手を出さないわけじゃないけど、やっぱりこつこつ身の丈にあったやり方でがんばっていこうと思う。

写真は、キッズテニスカップ、中原君のミーティング中の1シーン。




なぜフレンチに行かないのか?

2011-05-21 20:51:10 | Weblog
明日は仕事のはずが、望まれない休みに変更(汗。

何が予備日だ!●●●!!! ●△□??  ×□!? ●●●●!!!!!(ご想像にお任せします)

よって柏の12歳、14歳以下の全国選抜テニスでも見に行こうかなーと思っている。オーストラリア遠征をともにしたジュンポイが決勝に勝ち残ってるので、見ておきたいというのもあるし、全国選抜みてるとワールドジュニアの記事書きやすくなるしー。まあ、今年も仕事があるかはわからないけど。

ワールドジュニアアジア予選、男子は見事出場を決めるも、女子はアジア予選で負けて残念ながらチェコへの進出はならず。女子で本戦に出れなかったのは2006年以来、お久しぶりでちょっと寂しいなぁ・・・・

一昨年、去年はフレンチオープンに行っていたので、柏に行くのはたぶん3年ぶり。仕事じゃないのでお気楽に楽しんでこようと思う。


さて、何で今年はフレンチなどグランドスラムに行かないのか?ということをよく聞かれるけども、一つに金銭的にキビシイというのは正直なところ。テニス専門誌は5誌~3誌に減り、新たな媒体ができる要素は限りなく少ない。たとえ錦織君や伊達さん、その他日本勢が大活躍しても、雑誌のカメラマンが現地に行っているので、どれだけいい写真を撮っても社員のカメラマンの写真が使われるのは明白で、旅行費を回収することすらままならないのは目に見えている。

専門誌以外の他の媒体にのるかも?錦織君が全米でチリッチに勝ったって、スポーツ新聞に掲載された写真はコンパクトデジカメだったし、そうじゃなくても通信社の写真が使われる可能性の方が高いし、大手出版社は当然超ベテランフリーランスフォトグラファーの写真を使用する可能性が高い。どうころんでも仕事をするチャンスはすごく少ないというのは身をもって実感した。

というのがいいわけで、本当のところを言うと、「いい写真を撮る努力」はまだしも、「写真を使ってもらう」 努力を怠っていたというところが正直なところ。フリーランスのカメラマンは、商品を作り出すとともにそれを売り込んでいかなければいけない。それはそうだ、どんなにいい写真を撮っていても、それを持っていることを知らせなければどこからもオファーはこない。

もちろん全く営業活動をしなかった訳じゃなく、イギリスの雑誌社に営業かけて、編集長に会ったり、チェコの雑誌に営業して写真が掲載されたりはしたものの、たとえば錦織君がユニクロと契約したらすぐユニクロの広報部に電話して写真撮るので見て頂けませんかという、フリーならだれでもトライするようなこともしなかったし・・・

もっともっとそういった活動をしていかなければならなかったのに、やってこなかったというのが今の僕の現状を作った一番の原因だったと思う。

じゃあ、これからやれば・・・とも思うけど、今はプロよりもジュニアの方に活路を見いだしているため、両方やるよりは、特に費用のかかる欧州遠征はジュニアに絞ろうと考えて、今回フレンチ・ウィンブルドン遠征は見送ることにした。女子テニスに関してはちょっとだけ希望があるので、日本の大会に行くことはあると思うけど。

まあ皆と同じことをやるより、誰もやっていないことをやる方がいいことはわかっているので、今度はヨーロッパジュニアに全力シフト!がんばりまっせ。
ただ、大会を回るだけの遠征ではなく、次の年、あるいは今年の冬にも生かせるような、実りのある遠征にしてきたいと思う。

さあーて今日撮った4500枚の写真を整理しようっと・・・
今後の課題は、簡単にシャッターを押さないことだな・・・・

急に多忙に。

2011-05-13 23:26:46 | Weblog
こんばんはjetです。

今月後半の休みが急にすべて埋まり、昨日までの望まれない4連休の後、5月の休みはたった2日になり、そして空いていた6月序盤もぎっしり仕事。ありがたや。
去年は5月末のフレンチオープンから欧州入り。一昨年は現在行われているマスターズ1000ローマにて欧州入りしたため、学校写真を始めてからというもの、6月に日本に滞在したことはなかったのだが、それでも仕事をいただける環境に感謝感謝。
しかーし、未だ6月後半は仕事が少ない・・・・入るかどうかは、写真の腕と信用次第。
明日から4連チャンで撮影。2日休んで17連チャン(汗。その後は6月7~17の10日で休みは2日。そして19日から出国予定の30日は今のところ何も予定なし11連休というはちゃめちゃスケジュール帳のご紹介でした。どうなるかはすべて自分次第~(^_^;)

さて、ヨーロッパ行きの航空券をゲット。去年と同じくアエロフロート、6月30日成田発。帰国は9月2日。すべて込み込みで12万5000円なり。楽天カードで支払うと、1%ポイント還元され、さらにある程度の海外旅行保険がつくので、それを利用。ちなみにカメラ機材には動産保険をかけており、盗難・落下などの故障はかなりの額が補償される。だから、思い切って安宿にも泊まれるのだ・・・なんちって。

よく、10人部屋に泊まったりしたら機材が危ないと言われるが、まあ保険をかけているというのもあるけど、一番の理由はやっぱりシングルルームとの値段の差。たとえば、去年、一昨年と一年に5ヶ月近く海外に行ったが、平均の宿泊代金は高く見積もっても2500円くらい(笑。もっと安いかもね。ホテル代としては1遠征37万5000円である。これが、標準的なシングルで1泊6000円のところに泊まったとすると、6000×150=90万。つまり、安ホテルに泊まることで実に1回の遠征で52万5000円もの費用が浮いているのである。僕の現在の手持ちの機材からすると、2年に1度盗難に遭わなければ、すべてを買い直せるくらいの節約ができているということだ。なので、今後とも安宿に泊まるつもり。

むこうに到着してから,大会が始まるまでの3日間と、8月末、大会が終わったあとの4日間ほどオフを取る予定。まあオフといってもテニスの写真を撮らないということだけで、その他いろいろなことを調べたり、聞いて回りたいことがたくさんあり、また雑誌社の人と会う予定もあったりするので、オフという感じにはならないだろうけど。それ以外はすべて撮影と移動日で埋まっているという過密スケジュール。その撮影も朝8時試合開始で日没までずっと撮りっぱなし。しかも日没は日本みたいに17時18時じゃなくて21時(汗。大変だけども幸せな日々が待っている。

もちろん、日本に居る日々も、写真の仕事は本当に好きなので、仕事がある日は充実した日々を送っております。ただ、ない日がニート状態になる癖があるので、その辺改めなければ-・・・

向こうに行ったとき、現地でできることのクオリティというのは、出国までにどうやって過ごすかというのに大きく左右されるので、しなければいけないことを明確にし、できる限り調べ上げた上で行ってきたいと思う。


写真はイタリアのジャン君。こう見えてもU14ヨーロッパランキング1位。チェコで相撲を取っていたのにはびっくりした。プレイヤーズパーティーにて。