私の乳癌発症には、なんらかの遺伝要因があるのでは
ないかと思っています。というのは。。。
父親が40代でリンパ腫を発症し、50歳で死亡。
父の実兄が50歳ぐらいで食道がんで死亡。
父の実姉が60歳前ぐらいで乳癌で死亡。
父の実父が若い頃に食道がんで死亡。
ということで、父方に遺伝子変異があり、私もその変異を
受け継いでしまった、という可能性があるわけです。
変異があったら、それはもうしょうがないですね。
でもせめて、どの遺伝子に異常があるのかが知りたい!
知ったところで今すぐに治療に役立つわけではありませんが、
将来的に、分子標的治療などをする際に役立つかもしれない
し、これからどんながんになるかが予想できて、予防や早期
発見に役立つかもしれないし。
そして大きな心配は、子供にもその変異が渡ってしまったか
どうか。そのチャンスはきっと50%。どうかこの悪夢は
私の代で終わって欲しいと願うのみなのですが。
今ここでどの遺伝子に異常があるのかが分かれば(米国では
子供が18歳以上になれば、本人の意思で遺伝子検査ができ
るそうです)、子供が将来その遺伝子変異を見つけるのも
容易になるし、予防・発見・治療に役立つかもしれない。。。
そんな理由で、遺伝子検査を今できる範囲で行っているところ
です。アメリカでは、家族性のがんが疑われる場合(患者が
ハイリスクである場合)、保険適用(*)で特定の遺伝子検査が
できます(とてもありがたいです)。乳癌と言えば、家族性の
乳癌と関連しているBRCA1とBRCA2の遺伝子検査がまずは
行われるでしょうか。
ファルコバイオシステムズの小冊子:乳癌と遺伝について
私の場合、若年性乳癌ではあるけど、家族の中での乳癌発症者
は叔母ひとりだし、家族性乳癌に見られる男性の乳癌の例は
ないということで、BRCA1/2遺伝子の異常ではないだろうなぁ
と思っていました。そして予想通り、検査結果は「異常なし」
でした。BRCAに異常があれば、卵巣がんになる可能性も出て
くるし、異常なしという結果は喜ばしいことですが、でもさて
一体どの遺伝子が私のがんの原因なのか。。。
腫瘍内科の先生が、乳癌患者対象の遺伝子検査のもうひとつの
オプションとして、「BreastNext」というものがあると教えて
くれました。ただし、この検査は2013年から保険適用外と
なるとのことで、2012年末に滑り込み検査をしました!
実費だと30万円くらいかかるらしいので(汗)。
この検査では、BRCA1/2遺伝子以外の14個の乳癌に関連する
遺伝子の検査を行います。
BreastNext panel:ATM, BARD1, BRIP1, CDH1, CHEK2,
MRE11A, MUTYH, NBN, PALB2, PTEN, RAD50, RAD51C,
STK11, and TP53
これらの遺伝子はがんに関連する数ある遺伝子の中の一部で、
この検査で異常が見つかればラッキーな方ではないでしょうか。
しかし、例えばp53みたいながん抑制遺伝子に異常があると
分かると、将来はまたがんになる高い可能性が見えちゃう怖さも
あるんですけどね。
昨年末にオーダーした検査は、結果が出るまでに3-4ヶ月
かかるとのこと。もうすぐ、結果が分かります。ドキドキ.........
*アメリカの医療保険の基本は、各自が民間の保険会社と契約します。
日本のように、低額の公的医療保険制度ではないため、毎月支払わ
なければならない保険料は少々高めです(保険の種類、雇用先の
福利厚生にもよる)。
癌情報サービス:遺伝性腫瘍・家族性腫瘍
ないかと思っています。というのは。。。
父親が40代でリンパ腫を発症し、50歳で死亡。
父の実兄が50歳ぐらいで食道がんで死亡。
父の実姉が60歳前ぐらいで乳癌で死亡。
父の実父が若い頃に食道がんで死亡。
ということで、父方に遺伝子変異があり、私もその変異を
受け継いでしまった、という可能性があるわけです。
変異があったら、それはもうしょうがないですね。
でもせめて、どの遺伝子に異常があるのかが知りたい!
知ったところで今すぐに治療に役立つわけではありませんが、
将来的に、分子標的治療などをする際に役立つかもしれない
し、これからどんながんになるかが予想できて、予防や早期
発見に役立つかもしれないし。
そして大きな心配は、子供にもその変異が渡ってしまったか
どうか。そのチャンスはきっと50%。どうかこの悪夢は
私の代で終わって欲しいと願うのみなのですが。
今ここでどの遺伝子に異常があるのかが分かれば(米国では
子供が18歳以上になれば、本人の意思で遺伝子検査ができ
るそうです)、子供が将来その遺伝子変異を見つけるのも
容易になるし、予防・発見・治療に役立つかもしれない。。。
そんな理由で、遺伝子検査を今できる範囲で行っているところ
です。アメリカでは、家族性のがんが疑われる場合(患者が
ハイリスクである場合)、保険適用(*)で特定の遺伝子検査が
できます(とてもありがたいです)。乳癌と言えば、家族性の
乳癌と関連しているBRCA1とBRCA2の遺伝子検査がまずは
行われるでしょうか。
ファルコバイオシステムズの小冊子:乳癌と遺伝について
私の場合、若年性乳癌ではあるけど、家族の中での乳癌発症者
は叔母ひとりだし、家族性乳癌に見られる男性の乳癌の例は
ないということで、BRCA1/2遺伝子の異常ではないだろうなぁ
と思っていました。そして予想通り、検査結果は「異常なし」
でした。BRCAに異常があれば、卵巣がんになる可能性も出て
くるし、異常なしという結果は喜ばしいことですが、でもさて
一体どの遺伝子が私のがんの原因なのか。。。
腫瘍内科の先生が、乳癌患者対象の遺伝子検査のもうひとつの
オプションとして、「BreastNext」というものがあると教えて
くれました。ただし、この検査は2013年から保険適用外と
なるとのことで、2012年末に滑り込み検査をしました!
実費だと30万円くらいかかるらしいので(汗)。
この検査では、BRCA1/2遺伝子以外の14個の乳癌に関連する
遺伝子の検査を行います。
BreastNext panel:ATM, BARD1, BRIP1, CDH1, CHEK2,
MRE11A, MUTYH, NBN, PALB2, PTEN, RAD50, RAD51C,
STK11, and TP53
これらの遺伝子はがんに関連する数ある遺伝子の中の一部で、
この検査で異常が見つかればラッキーな方ではないでしょうか。
しかし、例えばp53みたいながん抑制遺伝子に異常があると
分かると、将来はまたがんになる高い可能性が見えちゃう怖さも
あるんですけどね。
昨年末にオーダーした検査は、結果が出るまでに3-4ヶ月
かかるとのこと。もうすぐ、結果が分かります。ドキドキ.........
*アメリカの医療保険の基本は、各自が民間の保険会社と契約します。
日本のように、低額の公的医療保険制度ではないため、毎月支払わ
なければならない保険料は少々高めです(保険の種類、雇用先の
福利厚生にもよる)。
癌情報サービス:遺伝性腫瘍・家族性腫瘍