いろものかたり

いろいろ役に立たない情報を気ままに・・・。

■シイタケ(椎茸)■

2016-10-18 | たけもの(茸関連)


■シイタケ(椎茸)■

広葉樹林で比較的見付けやすくて大きくなるキノコと言えば椎茸ですかね。
春と秋の二回生えるんですがブナ林に限らず里山の雑木林でも見かける事があります。

栽培物はやや癖があると言うか独特の椎茸臭みたいなのがあるけど、
天然物にはあまり癖がなく実に大きく成長します。
傘の直径が15cmくらいになったやつを見かけたこともあります。

ツキヨタケと間違いやすいってよく言われるけど、
確かに色は似ているけど現場で一度見てしまえば間違いようがありません。

まず椎茸には柄があるけどツキヨには柄がありません。
幼菌のツキヨは付け根にリング状の輪っかがあるんですが椎茸にはありません。

ただツキヨタケは裂くと根もとに黒いシミがあるので判ると言いますが、
確かにシミがあるんですが実は無い個体もあるんです。
私の知る限りでは結構な頻度であります。
なのでツキヨをシミで判断するのはやめた方がよいでしょう。

癖のない天然椎茸はどんな料理にも合いますね。
天ぷら、汁もの、炒め物、何でも使える万能君です。

■おすすめ感: 微妙《○○○○●》最高




■ヌメリスギタケ(滑杉茸)■

2016-10-05 | たけもの(茸関連)


■ヌメリスギタケ(滑杉茸)■

あまり一般に知られてるキノコじゃないけど、
実はナメコの仲間で非常に美味しいキノコなんですよ。

秋真っ盛りな頃のブナ林で明るいオレンジ色が良く目立ちます。
特徴は傘がオレンジでササクレだらけ、柄にもササクレがいっぱいです。
割と少ないキノコですが株になる事が多く見つかる時はそれなりに収穫量できます。

湿り気を帯びると少し滑りが出て艶っぽい雰囲気に色気を感じますね。
汁物とかに入れると歯ごたえのよいナメコって感じで実に美味、
もしかしたら本家のナメコより美味しいかもしれません。

ただし似たようなキノコに毒を持つやつがあって注意が必要です。
ヌメリスギタケは朽木から発生するけど地面から出るのはスギタケ(毒)の可能性あり、
厳密にはもっと複雑ですが私は概ねこんな感じで区別してます。

でも迷ったら食べない事ですよ。

■おすすめ感: 微妙《○○○●○》最高




■ムキタケ(剥茸)■

2016-10-03 | たけもの(茸関連)


■ムキタケ(剥茸)■

晩秋のブナ林でよく見かけるキノコです。

ムキタケの由来は皮がつるっと剥けるから、
関西では10月後半から11月初旬くらいが目処になります。

旬のムキタケはたいへん美しく被写体としても優秀ですが、
お味の方も非常に優秀なんです。

つるんとしてぷりっとした食感はイカに通じるものがあります。
なので汁物から焼き物までなんでも来い、
特に大ぶりの奴をステーキにすると食べごたえがありますね。

このように非常に美味しいキノコなんですが・・・、
何故か私とは相性が悪いようでお腹が緩くなることが何回かあったんですよね。
まあだいたい他にも色々食べてますから絶対ムキタケが原因とは言えないんですが(^^;。

あと毒キノコのツキヨタケと間違いやすいと言われます。
確かに幼菌の頃は似ていないこともないですが、
裏のリングとか一度覚えてしまうと間違いようがありません。

もしどうしても心配なら11月以降に採るとか、
この時期になるとツキヨタケは少ないかあっても既に半腐れな感じになってます。

数も採れるのでキノコ狩りの対象としてもおすすめですね。

■おすすめ感: 微妙《○○○●○》最高