中国事情、対日募集、日本上陸&在中和風

技術や文化などに関する中国産学官や在中日系企業などの動き、日本関係者へのメッセージやイベントなどを随時掲載

・STF主催「元気を出す中小企業、中国で出来ること、出来ないこと」

2006-10-16 | 在日開催の研究会情報等

「元気を出す中小企業、中国で出来ること、出来ないこと」 
 講師 政策研究院大学 教授 橋本 久義 氏

ここ数年日本のモノ作りについての能力低下が危惧され、中国などの追い上げに国内製造の存続危機が叫ばれている。日本経済の土台を支えてきてきた中小企業も長引く経済の停滞により、その基盤が弱体化している。又これまでの製造ノウハウを培ってきた段階世代の大量リタイアが始まろうとしており、日本の製造業の大きな分岐点が到来しようとしている。

今回、これまで長年日本の産業政策、特に中小企業行政に係わり、現在も精力的に海外も含めた調査と分析に基づいた施策の提言などを行い、製造業の復権と中小企業の活性化に情熱を燃やしている政策研究院大学教授の橋本久義氏に日本の中小企業の現状と課題を中国の現状も視野に入れて、講演いただきます。                                  

1.演題:「元気を出す中小企業、中国で出来ること、出来ないこと」 
2.講師:政策研究院大学 教授 橋本 久義 氏
3.日時:平成18年11月24日(金)14時~16時45分
     終了後近くの会場で講師を囲んで懇親会開催
4.会場:南部労政会館 第4会議室(定員50人)
     (JR大崎駅前「ゲートシティ大崎ウェストタワー」2F)
     地図:http://www.mmjp.or.jp/STF/events/nanbu_rousei-map.htm
     (JR大崎駅 南口改札口から徒歩3分)

5.講演内容(目次)

第二次世界大戦で焦土と化した日本の戦後を支え、活力をもたらしてきたのは中小企業である。中小企業は一方では大企業のための部品などの供給者として、他方では、大企業が供給し得ないような分野の商品の供給者として、もう一方では、技術開発にチェレンジし、大企業と果敢に戦う挑戦者、開発者として日本経済の発展に貢献してきた。

近年、長期にわたる経済の停滞により、中小企業の投資意欲は低下し、金融機関は貸し剥がしを強行して中小企業を圧迫している。マスコミも冷酷に下請け企業を切り捨てる企業を賞賛し、売り上げが上がらず、利益のみ上がった経営者を讃えている。

未だ中小企業の社長が歯を食いしばってがんばっている今のうちに、そして大企業が日本の中小企業の生きる道を何とか確保しておこうという意思を持ち続けている今のうちに日本のモノづくり産業を維持するための総合的な施策が講じなければならない。

中国は脅威ではなく、好敵手と見るべきで、13億人の市場も魅力的である。現在の景気回復の主原因は中国との貿易にあるとも言える。中国との共存関係の確立が日本の製造業の生き残りの要点である。

日本の製造業回復に必要なのは、文化大革命ではないかと考えている。モノ作りの原点である現場に立ち帰ることが必要であり、そこで働く人達が能力を最大限に発揮できる環境を作ることである。日本の中小企業は日本の真心、世界の宝なのだから。

6.講師略歴
●橋本 久義(はしもと ひさよし) 昭和20年生まれ、福井県出身
●学歴:昭和44年東京大学工学部精密工学科卒業
●職歴
昭和44年 4月 通商産業省(現経済産業省)入省
昭和53年 9月 西独デュッセルドルフ駐在 
昭和56年 7月 通商産業省内外各部局勤務
昭和62年 6月 通商産業省情報産業局鋳鍛造課長
平成 元年 6月 同中小企業庁 技術課長
平成 3年 7月 同立地公害局
平成 5年 6月 同工業技術院 総括研究開発官
平成 6年 8月 埼玉大学教授(政策科学研究科)
平成 9年10月 政策研究院大学 教授 
●著書
・「今世紀最後の好景気始動」1995年1月 かんき出版
・「創造的中小企業」1996年11月 日本工業新聞社
・「続・創造的中小企業」2000年12月 日本工業新聞社
・「町工場の底力―日本は俺たちが支えてきた」 1998年5月 PHP研究所
・「IT時代を切り拓く女性起業家達」2001年7月 日刊工業新聞社
・「町工場が滅びれば日本が滅びる」2002年5月 PHP研究所
・「中国ビジネスに勝つ情報源」2004年3月 加賀谷貢樹共著 PHP研究所
・「町工場こそ日本の宝」2005年8月 PHP研究所

7.参加費:受付でお支払いください。
  科学技術者フォーラム(STF)正会員 1,000 円
  BCC-NET会員、NPO-FINE会員  1,500 円
  学生                  1,000 円
  一般                  2,000 円

8.参加申込:下記の申し込み書に記入して、セミナー担当の児山豊宛
       メール又はFAXでお申込ください。
児山 豊  TEL&FAX 03-3847-8336
E-mail: y.koyama@4306.bell-net.ne,jp
****************************セミナー申込書****************************
<科学技術者フォーラム(STF)平成18年11月度セミナー参加申込書>
お名前:               (ふりかな:        )
所属(会社,事務所、団体):
メールアドレス:
    TEL:           FAX:
参加区分:科学技術者フォーラム(STF)正会員、BCC会員、PVG会員
NPO―FINE会員、学生、一般(紹介者=         )
懇親会:参加 不参加(いずれか残す)
領収書 必要有無:講演会、懇親会 (必要なものを残す)



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