学生ストライキのシーズンがやってきた。
毎年5月も半ばになると、デモ行進が始まる。そして、おととい、ついに来た、学長から授業の中止のお達しが、9:50-19:00まで。デモ行進に参加するための授業中止は、11:30-14:00なので、それがあっても日本語のクラスには影響がないのだが、昨日はついに、1日授業がなかった。
学生たちは、集まって、大学教育に関する法案や、一ヶ月前から悪化している、チリ南部海岸地域の、赤潮問題に関する反対運動について話し合うという予定だったようだ。
私は授業なしにしても、とりあえず大学に行く義務があるし、普段できないオフィスの整理でもしましょうということで、昼前に大学の門を通ろうとした。
ところが、学生のような若い人の姿はなく、おっさんたちが大学正門前に集結している。
???
不審に思ってきくと、職員組合が大学側との交渉を不服として、ストライキ及び大学占拠をしているとのこと。
???
元々授業がない日ではあったが、そんなわけで、職員組合占拠のため、大学に入れないという突然の事態、、、。普通にお願いしたら入れてくれたので、とりあえずオフィスへ行って昼ごはん食べたり、同僚に から情報を収集する。
どうも、去年の9月に交渉してした職員の待遇改善がまだ実施されていないことに怒った組合が立ち上がったらしい。
この事態はいつ収拾されるのか、、、。前に職員組合のストライキが2週間に及んだ時は色々本当に困った、、、。あの悪夢の再来か?
さらに、夕方に聞いた話では、職員組合ストライキに、学生たちも同意して参加するという、投票があるらしいと聞いた。
学生が参加したらさらに面倒なことになるのでは??
一方で授業がないのは、正直、楽だ。ラッキー!という気持ちだってある。
ところが、色んな予想や思惑をひるがえすかのように、ストライキはたった1日で集結した。学長があっさり、職員組合の要望に応じたらしい。
翌日は本当に何もなかったかのように、全てが普通通り。授業がないことを期待していた私は、無駄な期待をもったことによって、倍疲れた感じだ、、、。
この予想のつかない事態、、、、でも、もう一つ、嬉しい予想外もあった。それは、今年からはもう返ってこないとされていた、給料天引きの10%が返ってきたことだ!チリでは、正規雇用されていない労働者や、フリーで働く人たちは、健康保険も、年金も任意加入が認められていて、給料から10%天引きされても、年金などに加入していない人たちは4月に手続きをすれば毎年5月に全額返ってくるというシステムがある。それは、結構な額なので、私は毎年5月を楽しみにしていたのだが、3年位前に、そのシステムが変わって全員強制加入になるから、もう天引きされた給料は返ってこなくなるということになり、それが、いよいよ実施されるのが今年からだった。
そうはいっても、4月に手続きをすれば、いくらかは返ってくるのかなと思い、昼休みに弁当仲間のロベルトに手伝ってもらって、インターネットで手続きしていた。
今年からもう返ってこないんだよね、と私が言うと、なんと、ロベルトは、僕は手続きしたから、返ってくるよ、と言う。
私も今更手続きして返ってくることがあるのか?と聞くと、ロベルトがまあやってみようよ、というので、もし、返ってきたら、ロベルトと奥さんを食べ放題に招待するよ、と言ったら、本当だね??とニカッと笑うロベルト。
その10秒後、なんと、ワンクリックで、出た!まさかの全額返金の回答!
日本円で10万円くらい返ってくることになった!!食べ放題ご馳走するくらい、全然大したことない。
後日、別の友達と話していたら、結局、健康保険と年金の強制加入は、非正規労働者たちの猛反対にあい、まだ実行されていないらしい、、、。去年の今頃は、税務署のおじさんが、来年からお金は返ってこない、と宣言していたのにもかかわらず、だ。
協力隊員だったときを含めれば、チリでの暮らしも、もう7年。なのに、未だ予想がつかないこの国。予想することの無駄さや、「絶対」など存在しないことを思い知らされた今日この頃である。
毎年5月も半ばになると、デモ行進が始まる。そして、おととい、ついに来た、学長から授業の中止のお達しが、9:50-19:00まで。デモ行進に参加するための授業中止は、11:30-14:00なので、それがあっても日本語のクラスには影響がないのだが、昨日はついに、1日授業がなかった。
学生たちは、集まって、大学教育に関する法案や、一ヶ月前から悪化している、チリ南部海岸地域の、赤潮問題に関する反対運動について話し合うという予定だったようだ。
私は授業なしにしても、とりあえず大学に行く義務があるし、普段できないオフィスの整理でもしましょうということで、昼前に大学の門を通ろうとした。
ところが、学生のような若い人の姿はなく、おっさんたちが大学正門前に集結している。
???
不審に思ってきくと、職員組合が大学側との交渉を不服として、ストライキ及び大学占拠をしているとのこと。
???
元々授業がない日ではあったが、そんなわけで、職員組合占拠のため、大学に入れないという突然の事態、、、。普通にお願いしたら入れてくれたので、とりあえずオフィスへ行って昼ごはん食べたり、同僚に から情報を収集する。
どうも、去年の9月に交渉してした職員の待遇改善がまだ実施されていないことに怒った組合が立ち上がったらしい。
この事態はいつ収拾されるのか、、、。前に職員組合のストライキが2週間に及んだ時は色々本当に困った、、、。あの悪夢の再来か?
さらに、夕方に聞いた話では、職員組合ストライキに、学生たちも同意して参加するという、投票があるらしいと聞いた。
学生が参加したらさらに面倒なことになるのでは??
一方で授業がないのは、正直、楽だ。ラッキー!という気持ちだってある。
ところが、色んな予想や思惑をひるがえすかのように、ストライキはたった1日で集結した。学長があっさり、職員組合の要望に応じたらしい。
翌日は本当に何もなかったかのように、全てが普通通り。授業がないことを期待していた私は、無駄な期待をもったことによって、倍疲れた感じだ、、、。
この予想のつかない事態、、、、でも、もう一つ、嬉しい予想外もあった。それは、今年からはもう返ってこないとされていた、給料天引きの10%が返ってきたことだ!チリでは、正規雇用されていない労働者や、フリーで働く人たちは、健康保険も、年金も任意加入が認められていて、給料から10%天引きされても、年金などに加入していない人たちは4月に手続きをすれば毎年5月に全額返ってくるというシステムがある。それは、結構な額なので、私は毎年5月を楽しみにしていたのだが、3年位前に、そのシステムが変わって全員強制加入になるから、もう天引きされた給料は返ってこなくなるということになり、それが、いよいよ実施されるのが今年からだった。
そうはいっても、4月に手続きをすれば、いくらかは返ってくるのかなと思い、昼休みに弁当仲間のロベルトに手伝ってもらって、インターネットで手続きしていた。
今年からもう返ってこないんだよね、と私が言うと、なんと、ロベルトは、僕は手続きしたから、返ってくるよ、と言う。
私も今更手続きして返ってくることがあるのか?と聞くと、ロベルトがまあやってみようよ、というので、もし、返ってきたら、ロベルトと奥さんを食べ放題に招待するよ、と言ったら、本当だね??とニカッと笑うロベルト。
その10秒後、なんと、ワンクリックで、出た!まさかの全額返金の回答!
日本円で10万円くらい返ってくることになった!!食べ放題ご馳走するくらい、全然大したことない。
後日、別の友達と話していたら、結局、健康保険と年金の強制加入は、非正規労働者たちの猛反対にあい、まだ実行されていないらしい、、、。去年の今頃は、税務署のおじさんが、来年からお金は返ってこない、と宣言していたのにもかかわらず、だ。
協力隊員だったときを含めれば、チリでの暮らしも、もう7年。なのに、未だ予想がつかないこの国。予想することの無駄さや、「絶対」など存在しないことを思い知らされた今日この頃である。