かわうそチリ日記

チリの山暮らしや、旅日記。

しだれ桜?

2013-09-24 17:25:58 | 日記

建国記念日休暇が終わって大学へ行くと、しだれ桜?が咲いていた。この桜、いつもちょうど連休の時期に咲くので、下手すると誰もその美しい姿を見ることなく散ってしまう。でも今年は間に合った?と言っても、連休が終わっても大学ストライキは継続中。
今日、学生投票が行われ、明日には結論が出るのか、なんだかんだ来週に持ち越すのか。
今、ストライキとはいえ、授業に来たい人の為に、教室で待機中。連休明けだし、まあ、誰も来ないか

建国記念日休暇

2013-09-17 09:24:56 | 日記

大学はストライキのまま、一週間の建国記念日休暇に突入。
私はまたアルゼンチンのel bolsón という村にきた。今回はチュースと、彼の友達ビクトルとルチョと四人旅。
写真はチリとアルゼンチンの国境。まだ雪があって無茶苦茶寒かったが、そんな中はしゃぐ男たち。
El bolsón にはチュースの親友ペデロが住んでいて彼のうちにいくのは今回で五回目。今や親戚の叔父さんの家に行くような感覚だ。ペデロは牛や羊や馬を飼っていて、広大な畑はオーガニック栽培。食べ物は大概自給なのでみんなとても美味しい。
今回はどんな美味しいものが出てくるかしらと楽しみだ。

木を切らないで

2013-09-09 23:16:42 | 日記
チリの南部、昔は豊かな森があったらしい。でも、その木々は切られてしまって、今はピノ日本でいうところの松?と、ユーカリの大植林地となっている。ピノやユーカリはパルプにされて、日本にも輸出されている。チリの木が切られて、日本でトイレットペーパーにでもなって捨てられているのかと思うとすごく悲しくなる。
さて、うちは林道沿いにある。うちの向かいはピノの植林地で、その林道を奥へ、ずっと植林地が続いている。うちのある土地は、三十年くらいの若い原生林なのだけど、それは、植林地の海のぽつんとした島のように小さい。
その林道を材木を積んだ大きなトラックが走っている。朝早くから夜遅くまで。風向きによって、トラックの音は結構うるさい。トラックが走らない日曜日は、鳥のさえずりや、飼い犬の吠え声しかしないけど。
さて、この間、大きな機械で木を切っているような音がした。チュースと、外に出てみると、なんとうちの敷地の脇の林道の整備の為か、木を切っていた。それも、シャベルカーで、乱暴に木を殴りつける感じ折っていた。その風景は余りにも余りにも無残で、私は泣き叫んでしまった。チュースは私をなだめながら、シャベルカーの作業員に、なるべくこっち側の木は切らないように、お願いしてくれて、その場はシャベルカーも撤退となったけど、その残骸は無残過ぎて私は涙が止まらなかった。半分倒されたり折られたりした木々はまるで血でも流しながら呆然とたちすくんでいるように見えた。作業員たち、いくら仕事とはいえ、こんなに心ないことをよくもできるものだ。
こんなことは世界の各地で毎日起こっているのだろう。もっと無残なことだってこの世にはたくさんあるのだろう。
私達は毎日自然にもらったものを大量に消費している。この林道は便利な生活の為の植林地のためにあるわけで、それを整備するのは当然なのかもしれない。でも、この一件は当たり前に行われている消費生活を考えさせられるきっかけになったのだった。


またストライキ

2013-09-04 10:39:10 | 日記
新学期が始まって一ヶ月足らず。先々週から少しずつ、午後は大学閉鎖という日があり、学部によって学生がストライキをしている状態だった。
昨日大学へ行って、インターネットを繋げたら、先生今日は授業ありますか?っていう問い合わせが続々。
なんのことかと思ったら、大学が今週一杯はストライキで閉鎖らしい。日本語の授業は、一般的な科目とちょっと違うので、皆問い合わせてきたわけだ。
このストライキは金曜に要求が通ったかどうか評価され、要求が通っていない場合は継続。
勘弁してくれよー。というのも、15日から一週間は建国記念日の祝日で休み。となると、来週もついでな感じで、ストライキ継続になる可能性が高い。トータル三週間も授業がなかったら、せっかく覚えていたこともまた忘れてしまうのがおち。さらにこの遅れは夏休みに響くことが予想され、いつもなら12月15日くらいには授業が終わって夏休みのはずが、今年は長引く可能性あり、日本行きのチケットまだ買えないじゃん!!
チリでは二十年続いた独裁政権が終わったのは1990年。友達たちによると、まだまだ法律的にも、人々の意識的にもその影響をひきづっているらしい。だから、ストライキを始め各種デモ行進などは、この国の民主化の為にかかせないらしい。
とはいえ、ストライキは終わってほしい。私は授業をしたい!