かわうそチリ日記

チリの山暮らしや、旅日記。

国境の街、タクナ

2019-08-04 19:25:18 | 日記
夜行バスで、ペルー最南端の街タクナに着いたのは朝5時半。私はぐっすり寝ていて、チュースに起こされた時、まだ着いてないのにどうして起こすのか!と思ったが、予定より早く着いただけだった。
ターミナルに荷物を預けて、裏にある市場へ行ってみる。土曜日の朝6時、すでに人も物もいっぱいの市場。

ペルーの人って、いつ休んでいるんだろう?
ゆっくりするということは、ないのだろうか?と思ってしまう。

肉売り場がすごかった。
新鮮なイカや、いろんな野菜が売っていて、この街に留まって料理をしたいという思いが生まれるが、そんなことは許されない。

これは炭売り場。

さて、少し時間があったので、郊外の温泉に足を伸ばしてみることにした。なんと、温泉行き郊外バスはこれ。
中古の日本車はこんなところで大活躍。何十万キロ走っているんだろう?昨日の塩湖ツアーは、トヨタの1985年製ラウンドクルーザーだったけど、途中でエンジンが止まったりしたものの、まだまだ現役で、ひどいオフロードを、駆け抜けてくれた。
温泉は郊外に30分行ったところにあって、なかなか不思議なものだった。
メインは個室で、一回30分の貸切という。なんせ30分しかなかったので写真とるのを忘れたけど、あったまってきれいになって良かった。

帰りも春日東野幼稚園の、別のバスに乗って、タクナのセントロへ帰る。

さて、ここからチリ北端の街アリカまでは、バスや乗合タクシーで1時間。
乗合タクシーはペルー人運転手と、ペルー人男性1人と、アリカに住んでいる夫婦と、私とチュース。ところが、まず、ペルーの出国で、ペルー人男性が通れなかった。彼は(多分昔の奥さんに)訴えられていて、裁判が終わるまで出国できないらしい。
さらに、今度はチリの入国で、アリカの夫婦がトラブル。彼らはペルーで買った大量のカトリックのピンバッチと聖マリアのカードを、チリの税関でチェックされ、結局17500ペソ日本円で2600円を、払わされることになった。絶対、税金の方がペルーで買った価格より、高い。
そして私たちも、マラスの塩20キロがひっかかった。
でも、購入価格は、85ソル。日本円で2700円。やはり、量が量なので、販売目的と考えられたらしい。仕方ないので、税金を払いにいくが、おばちゃん係員に、「アンタは、何をもってきたの?」と言われ、「塩20キロです。でも、これは自宅用で日本の醤油や味噌や漬物を作るのに必要なんです。今や海水から作られる塩はマイクロプラスチックで汚染されているので、ペルーの良い塩をたくさん買ったんです。塩は腐らないので、これは5年分です!」と言い張ったら、「こんな塩くらいでは税金払わなくてよいわ!」と申告用紙を破られ、税金免除された。
良かったーーーーー。
おまけに、係員の目が塩に向けられたため、15袋くらい持っていたコーヒーは見つからずに済み、心配していたハイビスカスティーも没収されずに済んで良かった。

アリカからサンティアゴまでバスで30時間。そこからバルディビアまでさらに11時間。長い帰途が始まった。

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