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バッド・デイ・ドライブ

2023年12月05日 23時14分55秒 | 映画 は行
評価★★★☆【3.5点】(10)



本作のMVPはメルセデスベンツSUV・GLS 580



2人の子どもを学校に送り届けるために運転中の主人公が、
“車を降りたら爆弾が爆発する”との正体不明の犯人からの脅迫電話を受け、
次第にエスカレートしていく犯人の要求に振り回されながらも、
子どもたちを守るために、
絶体絶命の危機に必死で立ち向かっていく姿をスリリングに描く。
<allcinema>



オリジナルのスペイン映画「暴走車 ランナウェイ・カー」(2015)
それをリメイクしたドイツ版「タイムリミット 見知らぬ影」、
さらに韓国版「ハード・ヒット 発信制限」ときてからの本作です。

これだけリメイクされ続けるからには相当面白いんだろう!と
勝手に決め打ちして臨んだ作品でした。

商社マンでエリート社員のリーアムは高級外車を持ついわゆる富裕層。
だが、常に仕事中心で家庭を顧みない生活を送っていたため家族から浮き
妻との関係も冷めていて子供たちともギクシャクしている。

その日、子供を学校に送っていく行かないで妻と口論の末
結局、自分が折れて送っていくこととなる。
そしてしばらく運転をしていたら非通知でスマホに着信が入る。
電話の相手は愛車に爆弾を仕掛けシート圧センサーで爆発するという。
今から要求通りに動けと指示を受けてしまう。

映画『スピード』とちがい走り続ける恐怖はないものの
監視され遠隔操作でいつでも爆破される予測不能な怖さはある。

『スピード』のような緊迫感はないけど、そこは天下のリーアムだけに
等身大のリアル感はまだまだ健在でしたね。
男からの電話指示に怒りを覚えながらも刺激しないよう努める演技とか
古希を過ぎたあたりから一段と磨きがかかってきた感じだ。

ズバリ言って、被害者なのに爆弾テロ犯と勘違いされる哀れさ。
リーアムと子供たちの車はベルリン警察から追いかけられる羽目に。
ベルリンの市街地でド派手にやってしまうカーチェイスとか
男からの指示とか忙しすぎて心身ともパニックになってしまうが
最期はしっかりヒーローのような機転と体力で
爆弾犯を倒してしまう展開は実に清々しいではありませんか。

車の全ドアが剥ぎ取られバギーカー状態でボッコボコになっても
高出力エンジンで激走するメルセデスベンツSUV・GLS 580の
雄姿に見惚れてしまう、ある意味、最強の自動車CMのようでした(笑)



【今週のツッコミ】

・今だけですよ新車でカーチェイスできるのは
 数年後に自動運転車になったらそんなシーンも懐かしくなりそう。

・1600万円もする高級車に対し捜査官がリーアムに何度も嫌み発言。

・知的美人の奥さんのこと怪しく思ったワタシは深読みしすぎ。

・ドイツの列車は時間通りに運航することをトリックに利用。

・犯人曰く、爆弾設置業者はネット検索で簡単に見つかるらしい。

・ベルリン警察が韓国警察並みにショボかった。
 そりゃあ、リーアムも自分で犯人を突き止めたくなりますって。

・最後、捜査官が送ったアイコンタクトの意味。

・ドア無しでカーチェイスを体験した子供のトラウマが気になる。
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監督:ニムロッド・アーントル
脚本:クリストファー・サルマンプール
音楽:ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
出演:リーアム・ニーソン、ノーマ・ドゥメズウェニ、リリー・アスペル

『バッド・デイ・ドライブ』

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