ベルト・バックル修理 革漉き・裁断 伊東金属製作所

革ベルトやバックルの修理、革漉き、革の型抜きその他、幅広く紹介して行きます。

グッチベルト 付け根のちぎれとギボシ修理

2024-03-11 07:39:52 | グッチ修理

バックルの付け根がちぎれたグッチのベルトです。
見たところ、革ではないようです。
合皮のような?再生レザー?
まあ、安価な素材であるのは間違いないです。
アウトレット商品なのでしょうかね。わかりません。
コーチの場合は完全にアウトレット販売用の商品は、作りが百貨店に入っている正規店の店頭に並んでいるものとは違ってます。
グッチもワンブランドに見せかけて、実は2ブランド(正規商品とアウトレット用商品)なのかもしれません。
出来るだけ大きく改変せずに修理が希望とのことでしたので、バックルを留めている根革ごと交換しようと思っていましたが、方法を改めて考え直しました。
裏にあるロットナンバーが無くなってしまうのが嫌なようです。
私的には、裏のそんな見えないものよりは丈夫で実用的な方が良いかと思ったのですが、ご希望ですので致し方ありません。


似た色の革があったので、その革で付け根だけ補強しました。
この革は切れずとも、根革の材質が良くないので、次は他が切れてくるかもしれません。
本当はこの革で根革全部作り直した方が、遥かに丈夫なベルトになるのですがね。


こちら、グッチのギボシ折れです。
よくある故障です。
ベルトに穴をご自分で追加された場合など、不完全な穴を使っていると発生率も飛躍的に高くなります。
それほどこの部分は丈夫ではないのです。


元々ギボシがロウ付けされてからメッキされたバックルなのですが、メッキしてしまうと再度ロウ付けはできませんので、冷間で修理するしかありません。
穴は残っているのでネジを切って、ネジが入るように加工しました。
このネジはテストで挿入しただけで、これで完成ではありません。
まあ、使えそうですけど恰好悪すぎます。


真鍮材削りだしでギボシを作りました。
この部分はベルトの穴径に合わせて、毎回ワンオフ製作になります。
時間のある時に作り置きできれば便利なのですがね。
中々そういうわけにいきません。

修理の作業受付はメールかLINEで受付していますので、必ず画像を添えてご連絡お願いいたします。
ベルトがどのような状態か確認したいので、お電話では受け付けできかねます。
多忙のため、お電話での問い合わせはお控えいただくようご協力よろしくお願いいたします。

留守がちなので、持ち込みは予約制で徒歩圏内の方に限り受け付けます。自転車圏内もありです。
電車、車使う範囲の方は、宅急便でお願いします。
ですが、持ち込みの際もまずは画像送付お願いしています。
作業できないものもありますので、事前確認必須となっています。よろしくお願いいたします。

伊東金属製作所
info@itokinzoku.co.jp
LINE ID:itokinzoku



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