田中真紀子元外相「落選の危機」、婿ドノの相次ぐ失態で名門田中家も、遂に没落か?

2012年04月23日 03時07分02秒 | 政治
◆名門田中家も、遂に没落か?田中家の婿ドノ・田中直紀防衛相は、「馬と鹿」を間違えるのと同じように北朝鮮の長距離ミサイルを撃ち落す地対空ミサイル「PAC3」を「P3C」と言い間違えた。
 「馬鹿」の語源は、諸説ある。その1つが、司馬遷の「史記」の「秦始皇本記」に出てくる「鹿を指して馬という」の故事を語源とする説である。最も普及している説だ。
 「秦の2代皇帝・胡亥の時代、権力をふるった宦官の趙高は謀反を企み、廷臣のうち自分の味方と敵を判別するため一策を案じた。彼は宮中に鹿を曳いてこさせ『珍しい馬が手に入りました』と皇帝に献じた。皇帝は『これは鹿ではないのか』と尋ねたが、趙高が左右の廷臣に『これは馬に相違あるまい?』と聞くと、彼を恐れる者は馬と言い、彼を恐れぬ気骨のある者は鹿と答えた。趙高は後で、鹿と答えた者をすべて殺したという」
 自分の権勢をよいことに矛盾したことを押し通す意味で使われるようになったというのだ。田中直紀防衛相は、権勢を振るったわけではなく、単純に言い間違えただけだが、事は、国土防衛、安全保障、言い換えれば、国民の生命、身体、財産に関わる一大事である。かりそめにも、間違った命令を発してもらっては、困るのである。
 「PAC3」は、「Patriot Advanced Capability」の略称。朝日新聞社が提供する現代用語事典「知恵蔵2011」は.以下のように解説している。
 「米陸軍の(対航空機用)地対空ミサイルとして開発されたパトリオット・システムを基に、弾道ミサイル迎撃能力を持たせた型。対航空機用のベーシック(Basic)型パトリオットに限定的な弾道ミサイル迎撃能力を与えた型がPAC-2(Patriot Advanced Capability)で、1991年の湾岸戦争でイラクが発射したスカッド(アル・フセイン)弾道ミサイルの迎撃に使用された。しかし、スカッドの弾頭を無力化できなかったなど不十分な点が多かったため、弾道ミサイルの弾頭部に直接命中して、その運動エネルギーで弾頭を無力化する(KEK)方式のPAC-3が開発された。PAC-3型は巡航ミサイル迎撃能力も有し、米国と欧州で共同開発しているMEADS(中型広域防空システム)の基ともなっている。有効迎撃半径は15〜20kmで、拠点防衛用であり、また長射程弾道ミサイルの高速で落下してくる弾頭には対応できないため、中・短射程弾道ミサイルの迎撃に限られる。2002年秋から米陸軍に実戦配備され、03年のイラク戦争では、イラク軍が発射した短距離弾道ミサイル11発の迎撃に成功した。迎撃ミサイルは1発が米陸軍調達価格で388万ドル。日本は航空自衛隊の6個高射群用に85年からベーシック型の調達を開始し、順次PAC-2型への改造を行い、04年度から弾道ミサイル防衛計画の一環としてPAC-3型の導入と発射機、レーダーなどの改造に着手、07年3月末に入間の第1高射群第4高射隊で実戦配備が開始された。以後、東京周辺の4個高射隊、中部、九州の高射群順で配備が進められる。また06年7月の北朝鮮による弾道ミサイル連射を契機に、米陸軍は日米で合意されたパトリオットPAC-3の配備計画を加速させ、同年末までに沖縄の嘉手納基地に1個大隊(4個発射隊)を配備した。米国以外では日本に続いてオランダが導入を決定、前記のMEADS開発関係国以外にも、インドや台湾など多くの国が導入に関心を示すか、または導入方針を決めている。(江畑謙介 拓殖大学海外事情研究所客員教授) 」
「P3C」とは、「海上自衛隊」が使っている「哨戒機」(ロッキード・マーチン社製)とのことである。以前は、「対潜哨戒機」と言っていた。
 防衛省・自衛隊の最高司令官である内閣総理大臣に次ぐ防衛相が、「馬と鹿」を間違えるように「PAC3」と「P3C」を間違えて、出動命令を下したら、一体どうなるか。そら恐ろしいことになる。
◆私は1993年からこれまでに、田中角栄元首相と田中眞紀子元外相をテーマにした書籍を、以下のように5冊上梓してきた。それは、田中眞紀子元外相が、父である田中角栄元首相から薫陶を受けて、母親に代わり、ファースト・レディとして海外にも同行して、国際的視野を広げてきたことを高く評価し、将来、日本初の女性首相が誕生することを期待していたからである。
 「なぜ・・田中眞紀子は吼えるのか」(KKベストセラーズ刊)H5年
 「史上最強の父娘 田中角栄・田中眞紀子」(KKベストセラーズ刊)H6年 
 「『田中眞紀子』という生き方」(KKベストセラーズ刊)H6年10月
「ズバリ眞紀子節-田中眞紀子は父・角栄を超えられるか」(こう書房)H6年11月
「田中眞紀子が天下をとる日」(KKベストセラーズ刊)H12年9月
「なぜ・・田中眞紀子は吼えるのか」文庫本(KKベストセラーズ刊)H13年8月
  だが、「なぜ・・田中眞紀子は吼えるのか」を上梓してから早19年になるけれど、どうも「田中真紀子首相」の誕生はいまや、期待外れで、単なる夢物語に終わりそうである。それどころか、夕刊フジが4月22日付け紙面(1~2面)で、「最新22選挙区当落予測 真紀子落選危機」(政治評論家の小林吉弥氏による政党別獲得議席予測=16日掲載)と派手な大見出しをつけて、こう報じている。
 「特に、田中角栄元首相の地盤を引き継ぎ、圧倒的強さを誇った真紀子氏の落選危機は衝撃だ。小林氏は『田中家の神通力が失われており、《初の女性宰相》との期待も薄れた。有権者の目は厳しい。選挙ごとに対立候補に票差を詰められ、とてもこれまでのような楽勝ではない。夫の田中直紀防衛相の問題も若干影響する』と語る。くしくも閣僚経験者で落選危機なのは、真紀子氏も含めて、小沢一郎元代表と密接な面々ばかりだ」
 夕刊フジは、「2面」で「野田指南役・藤井税調会長 問責閣僚の更迭要求」「”狡猾”輿石は『自主的辞任』期待」という見出しをつけて報じている。田中直紀防衛相は、野田佳彦首相が「辞任させるつもりはない」と言って庇っているのを、まさか本気にしているほど、阿呆ではあるまい。婿ドノの相次ぐ失態で名門田中家の没落は、もはや避けようがない。

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