1日経っても興奮覚めやらず笑顔をいっぱい
1本目が終わり自己ベスト更新、悪くは無い。。。
去年までの俺なら
「今日はこんなもんでいいだろ」と2本目は無かっただろう。
しかし、今日はそんなものでは済まされない周囲の声が…
3本出し「papaさん、1コーナー入口はもっとインについてショートカットラインを意識して」
黒熊さん「2コーナー立ち上がりはいつもより開けて」
などなど1本目の私の走りを見てのアドバイスがバンバンと。
本当にありがたい。
(その応援を無にしちゃダメだな……)
いつもならピットで談笑を続けるのだが、ここで一人で考える時間。
(そういえば、やぎっちさん、コーナーで頑張るよりか立ち上がりでタイム稼ぎましょうとか言っていたな)
(黒熊さんもブレーキングで頑張るよりも立ち上がりの方がリスク少ないと言っていたなー)
(3本目出しさんの2,3ヘヤのラインは真似しよう)
芝生に座り込みあれこれグレートライダーの意見を思い出しながら、
2本目の作戦行動を決める。
①立ち上がりはいつもより早いタイミングでクィックにワイドオープンなアクセル操作
②ラインは3本出しさんをパクって走る。
③後半は引っ張ってもらう
④もっとタイヤの力を信じよう
よーし、2本目行くぜ!
スタート時間を計算しながらピットロードをゆっくり走りながら、
グリーンランプ点灯、3番手でコースイン
(因みにこの枠の台数、17台)
1週目は前走車と同じスピードで
2週目はちょい本気(3秒8)
3週目も同じ(3秒8)
4週目は本気(2秒4)
5週目(1秒1)
6週目(1秒9)
7週目、このあたりから前方には多くのバイクが見え出し、しばらくパス走行。(3秒9)
8週目(5秒台)
9週目(4秒台)
10週目(3秒台) ようやくクリヤラップで「卍解!」
11週目(0秒2) オオッ!ベスト更新!! しかしまだまだ~「覚醒、卍解!」
そして
12週目
107 59.844 の表示が……
これを見た瞬間のストレートで左手で大きくガッツポーズ(1回目)と同時に何かのスイッチが落ちる…
「終わった、終わったよ…」と呟きながらゆっくりと周回しながら、
ちょっと待てよ的な心配ごとが生まれる。
「あれって3本出しさんのタイムじゃないの?」
「俺のポンダーno.は107で3本出しさんはno.106の筈…」
よし次の周回確認しよう
コントロールライン通過、そして107 1.05.415 の表示。
もう一回通過(まだ疑心暗鬼) 107 1.09.376 の表示。
107は俺で間違いなし、分は切った筈…(何となく心配)
でもこれ以上、スイッチが切れた以上タイムを出す走りは無理なのでピットイン。
椅子に座りタオルで汗を拭いていると、3本出しさんが休憩ピットイン。
3本出しさん「どうしましたか?」
papa「分切れた!(と思う)」
3本出しさん「おっー!!マジっすか! やりましたね!」
その後、黒熊さんも休憩ピットイン。
papa「やりました、分切れました(と思う)」
黒熊さん「おめでとうございます」
なぜこれほど疑心暗鬼になっているのかって言うと、
1週間前の走行で0秒9の表示を見たのだが、
プリントアウトされた用紙には記録されていなかったからである。
残り時間は1秒台から3秒台で安全走行。
2コーナー出口で三河湾を見たり(海キレイだな~)
西浦のロッシwith1199パニガーレの後ろについて、一緒に走ったりと
ツーリング走行。
終了5分前にはピットに入ってツナギを脱ぐ。
「はやく終わってくれないかな~」(自己中心)
着替えを終えた頃、走行終了。
足早に受付にポンダーを返却と同時にプリントアウト用紙を受け取る
そして
本当に59秒台だよ! ヤッホー!!
受付で右手で小さくガッツポーズ(本日2回目)(笑)
証拠をお二人に見せて(ここ大事)、改めて3人で喜び合う。(嬉しさ最高潮)
走行後は近くの中華料理屋で遅めの昼食。
飲み物は勿論ノンアルコールビール
料理が来る前に
黒熊さん「ここで皆さんからお祝いのメールが届いておりますので、ご紹介を」
(スマホ片手に読み上げ)
メールを頂いた悪玉の皆さん、暖かいメール本当にありがとうございました。
そして師匠の直電、何かこみ上げるものがありました。
この場を借りて、厚く御礼申し上げます。
たかが分切りでここまで盛り上がるのもどうかと思うが、
全然速く無いおっさんライダーが「西浦分切り」を意識し始めて約4年。。。
転倒したり、五月蝿いとか言われたりして挫折を味わった。
自分は才能でサクッとタイムを出せるようなセンスは持ち合わせていない。
(56秒とか出せる人はこのセンスというものが確実にあると思う)
ただ努力をするという才能はあると思うし、それが無くなったら僕じゃない。
仕事でもコツコツとやるタイプで遊びでもそのスタイルであり、
努力ということは決して忘れてはいけないものだと、
生き方の中心にあるものである。
ということで今後の西浦の向き合い方であるが、
やはり「分切り」という目標を達せられた以上、
これ以上のモチベーションを求めるのは無いという結論から、
ひとまずは卒業させていただきます。
ただ時期は不明ですが帰ってきます。
やはり「バイクでスポーツする」のは好きであり、
公道では決して体験出来ないライディングが
安全に走行出来る環境はサーキットしか無いものと思っており、
また年齢から無理が効かないのは承知済みの中で
長く「バイクスポーツ」したい思いから
「タイム志向」から「気持ちがいいサーキット遊び」に移行します。
少々時間ください、リフレッシュして必ず西浦走ります。
ではまた。