日本のイスラーム (Islam in Japan)

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日本でのイスラーム学習、イスラーム教育の充実を目指すブログです。

父と息子 (Father and Son)

2011年01月06日 | 日記

マグリブの礼拝をともに捧げる、トルコ出身の同胞とその父親

A brother and his father from Turkey praying the Maghrib together

アッサラーム アライクム。

皆さんに平安あれ。

アルハムドゥリッラー、先日年末年始の休暇で里帰りしている間に、日本人ムスリムの友人宅にお邪魔しました。

そのときとてもよいものを見せていただいたのでご紹介します。

親子での礼拝模様です。

少し遅れてやって来たその親子が日没後の礼拝を捧げるその姿は、とても美しく感動的でした。

後ろで眺めていた私はずっと、願わくはどうか私自身と未だムスリムではない父とがこんな風に一緒に礼拝できますように、そしていつかは私自身と私の息子たちとがこんな風に一緒に礼拝できますように、と祈る気持ちでいっぱいになりました。

クルアーンの第2章128節に、預言者イブラーヒームさま(平安あれ)とそのご子息イスマーイールさま(平安あれ)がともに礼拝に立ち、アッラーにともに祈る光景が描かれています。

「われらが主よ、どうか私たち二人をあなたにすべてを委ねる者(ムスリム)としてください。そして私たちの子孫をも、あなたにすべてを委ねて従う民(ウンマ)としてください。…」

 

My Dear and Respected Brothers and Sisters,

Assalaamu 'Alaykum.

Alhamdu lillaah, Merciful Allah showed me such a nice moment of a Muslim son and his father praying together when I visited my Japanese Muslim friend, Mr.Yaaseen at Gamagori with his other friends from Turkey. This brother and his father came after I and Br.Yaaseen prayed the Maghrib.

Subhaana-llaah...how I wished and prayed to Allah to have such moments for myself and my own father who isn't a Muslim yet, then for myself and my sons in the future, Biiznillaah.

Subhaana-llaah...it's just so beautiful and so blessed and so awesome to a son and his father standing together, praying in front of Almighty Allah, just like our beloved father Sayyidunaa Ibraaheem (Peace be upon him) and Sayyidunaa Ismaa'eel (Peace be upon him) together praying "O our Lord, please make both of us Muslims (Fully Submitted ones) for You and from our descendants a Muslim nation..."(Holy Qur'an 2:128)

ربنا واجعلنا مسلمين لك ومن ذريتنا أمة مسلمة لك وأرنا مناسكنا وتب علينا إنك أنت التواب الرحيم

My brothers and sisters who are very, very, very fortunate to be BORN MUSLIMS, please feel and taste again and again the depth of blessings and happiness that Merciful Allah gifted them to you.

Having your father as Muslim,

having your mother as Muslimah,

having your grandfather as Muslim,

having your grandmother as Muslimah,

having your wife/husband as Muslim,

having your children as Muslims,

having your brothers and sisters as Muslims,

having your uncles and aunts as Muslims,

having ALL your Families as Muslims 

is the greatest gift and the best blessings and tremendous happiness given to you.

Don't you ever forget about that, and please pray for me and your Muslim brothers and sisters like me the same.

 

私の父と、娘と息子(年末帰省中の晩餐模様)

My father with his granddaughter and grandson

(Dinner at my parents' house in my hometown during the end/new year holidays)

 

本日、私の父が糖尿病の合併症で左足の小指と薬指壊死のためそれらを切断、入院しました。

場合によっては左足そのものを太ももから切断しなければならなくなるとのこと。

糖尿病で失明して何年もほとんど外出しないまま横になっていることの多い父は、

まだ還暦を迎えたばかりにしては随分と弱々しくなっており、夫の健康管理ができなかったと自分を責めながら介護に尽くす母が哀れでなりません。

何よりも悲しく不憫で仕方がないのは、私自身があまりにも無力で無能なばかりに、健やかなるときも病めるときも、永久の幸せをもたらしてくれるイスラーム信仰へと私の父と母を誘えないことです…。

どうか父の導きを祈ってください。そして母の導きを祈ってください。

私も私と似たような境遇の同胞のために、ご両親とご家族の導きを祈ります。

 

My dear brothers and sisters,

today, my father went to a hospital and cut off his pinky finger and medicinal finger of his left foot since they were dead due to some complicating disease by diabetes.

He lost his eye-sight and became blind since many years because of diabetes. Since then he stopped going to outside and stayed in the house except for necessities. Now, he stays at the hospital for a while and probably would have to cut his whole left leg...

My mother is too pity for serving him patiently for many years blaming herself of not caring enough for her husband's health...

What makes me sad is not only the mental and physical pain that bothers my parents but the inability and ineffectuality in myself for offering them the best happiness of Hidaayah...

How powerless I am to bring them closer to Islam...

Please pray for the guidance of my father and my mother, as well as all the parents and families of all Muslims like me...

 

  

 

 


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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
皆さんに平安あれ (亞波真户)
2011-01-07 17:03:07
アッサラーム アライクム。

ヤア シャイフ、جزاكم الله خيراً
You have reminded us what a great gift to have a Muslim family..

May Allah give hidaayah dan 'afiyah to your parents. Let's do not stop for praying..

それであなたがたの主は,仰せられる。「われに祈れ。われはあなたがたに答えるであろう。。

Thank you, my beloved brother! (Abu Hakeem)
2011-01-12 02:48:42
Assalaamu 'Alaykum, my beloved brother Rizka.

Thank you very much and Jazaaka-llaahu khairan for your Du'aa.

Yes, we shall never give up from praying and hoping Allah's Mercy on us.
ドゥアーします!! (Sarah )
2011-01-13 20:32:55
アッサラームアライクム
 ワラフマトゥッラーヒ ワバラカートゥフ

全く知りませんでした。
いつもいつも私たちの両親家族のために祈ってくださる
前野さん。

この時こそ、
いつもよりもっと強く私にも祈らせてください。

あなたのご両親は私にとっても家族です。

そしてどうかご自分を責めないでください。

心はアッラーの御手にあります。
私たちが変えられるものではありませんが、
私たちは共に祈ることができます。

インシャーアッラー、
皆の祈りをアッラーが受け入れてくださいますように。

前野さんの心にいつもアッラーの暖かいご加護と
お力添えがありますように。

何かできることがあればいつでも連絡ください。

ワッサラーム
さあら


ありがとう、さあらさん (Abu Hakeem)
2011-01-13 23:31:07
アッサラーム アライクム。

温かいお言葉とお祈り、心からお礼申し上げます。ジャザークムッラーフ ハイラン!

早速ですが、相談にのってください。

インシャーアッラー、今週末にちょっとした人助けで名古屋に行くのですが、これぞ好機ということで長男を連れて父のお見舞いに行くとともに、母に夕食をご馳走したいと思いました。ところがその気持ちを伝えると、「こんでいい」と父にはねつけられ、母にも今回はやめておきなさいと反対される始末…。

一体どこの世界に子の見舞いを嫌がる親がいるのかと、照れ隠しや遠慮を疑うのですが、時には本当に怒られることもあるので困惑してしまいます。

名古屋出張の用事が出来たから、という話なのに…押しかけたら気分を害されるのかなぁ…いや、怒られてでも愛を伝えに押し掛けたほうがいいのかなぁ…ヤーラッブ!

そんな感じで考えあぐねている次第です。

何かご助言あればありがたく思います。
アクラマクムッラー!
スイマセン。。。 (sarah )
2011-01-18 10:41:16
アッサラームアライクム
 ワラフマトゥッラーヒ ワバラカートゥフ

前野さんスビマセン。。。もうすでに名古屋へは行かれたのでしょうね。。。
お父様のお見舞いには行かれたのでしょうか?

前野さんにアッラーのお力添えと祝福がありますように。

特に病床にある日本人の方はほとんどの場合、
お見舞いに来られるのを敬遠するように思います。
親子なればなおさら、、という家も多いように思います。

やっぱり元気な姿を見せたいし、実際身体の調子も悪いと人と会ったりその準備の心にも身体にも余裕がない、、というのが通常ではないでしょうか。

イスラームに限らず、病人を見舞うことはとってもいいことですが、上記のような場合もありますので、
直接お会いするだけじゃなく、電話やお手紙などでもいいかと思います。
返事がなくても(書けなくても)ちゃんんと心に届いているものだと思いますよ^^
お母様へ電話をして様子を伺って調子が悪そうなら伝言しておいてもらうとか。

子供に心配してもらえる喜びも多いと思いますが、
男性の場合、息子に心配かけるということほど情けない、、と思う気持ちが強くなることもあるでしょうから。
( 前野さんのお父上のことはよく存じませんが。。)

うちは正月明けに父方の祖母が突然他界しましたが、
父にも母にも「こなくていい」と言われました。
父が心配でしたが、私が父を思う気持ちより、両親が私を気遣う気持ちの方が強いことを再認識し、従うことにしました。

落ち着いたら元気な顔を見せに行こうと思っています。

親を心配するならば、やはり私たち自身が元気でやっているという知らせが一番良い知らせなのではないかな、、と思う今日この頃でございます。。。

そういう知らせ(手紙や電話など)はバンバンして差し上げるといいと思いますよ!
お子さんと一緒に書くのもいいですね!

アッラーのご加護とお力添えと共にいつもありますように。
フィーアマーニッラー
さあら





はじめまして。 (miyabi)
2011-06-04 22:28:54
アッサーラーム アレイクム。

前野さま、
いつの日か、お父様の体の調子がよくなる日がきて、お父様、お母様の、イスラームへの理解そして、共に、アッラーに従う者同士、一緒に礼拝する日が訪れますように。
インシャアッラー。

アーミーン! (Abu Hakeem)
2011-06-04 23:27:51
ワアライクムッサラーム!
大変ありがたいお気遣いとお祈りありがとうございます。ジャザークムッラーフ ハイラン!
はい、両親・家族の導きを祈らない礼拝はありません。アッラーのお慈悲にすがるだけです。
miyaiさんとご家族の皆様に今後ともアッラーの豊かな祝福とお導きがありますように。
Unknown (miyabi)
2011-06-06 00:20:14
前野さま

どこかのサイトから、このブログを知ったのですが、初心者ムスリマとして、イスラームを学ぶ参考にさせて、読ませていただいてます。
ボーンムスリムである旦那にも、この内容のお話を伝えると、とっても、真剣に聞いて、感心しておりました。10月頃には、日本に一度換えるので、その時、機会があれば、どこかのモスクでお会いできれば幸いかな~と。笑
日本のモスクに通えるような環境であれば~~~などと勝手に思ってしまうのです。

では~~~。

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