日本のイスラーム (Islam in Japan)

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第二の故郷を訪れて

2010年06月14日 | 日記
アッサラーム アライクム。
皆さんに平安あれ。

アルハムドゥリッラー(アッラーに讃えあれ)、2010年6月6日(日)から6月12日(土)にかけて、一週間ほどシリアのダマスカスを訪問してまいりました。
2000年5月末から2006年8月末まで通算6年の月日を過ごした当地は、私にとっては第二の故郷に等しいほど愛着のあるところ。
去年晴れてファトフ・イスラーム学院シャリーア学部を卒業できましたので、嬉しいことに今回は帰国後初めての試験なし訪問でした。

今回の訪問目的はズバリ「フィールドワーク」。
研究者としては素人の私にとっては初めての経験となりました。
カマール奥田先生とハサン中田先生が中心となって執筆かつ監修してくださり、お二人の生徒さんたる研究者の方々が執筆者となられる作品
「イスラームの豊かさを考える(仮題)」に私も加えていただけることとなり、教育におけるイスラームの豊かさについて担当することとなったのが事の経緯です。

私が掲げるタイトルは、「心の豊かさにつながる教育-シリア・ダマスカスの伝統イスラーム教育に学びうるもの」。
マシャーイフ(シャイフ〔導師〕たち)訪問はフィールドワークという研究目的ではなく、ただただ学問を深めるために留学時代によく行ったものですが、
母校だけでなくイスラーム神学校有名校を訪問かつ大げさに言えば調査するのは初めてのことで、とてもよい勉強になりました。

時間的制約もあり、以下のとおり限られた神学校と先生方しか訪れられませんでしたが、
さすがは預言者ムハンマドさま(アッラーの祝福と平安あれ)が
「アッラーよ、われらがシャーム(シリア地方)とヤマン(イエメン)を祝福し給え」と祈られただけのことはあるとシャーム(ダマスカスはその中心地)の奥深さを再確認した次第です。

【イスラーム神学校】
・ファトフ・イスラーム総合学院
・アハマド・クフターロー師総合学院
・タハズィーブ・タアディーブ学院
・フルカーン学院
・バドルッディーン・アルハサニー師総合学院
・ダウリー(国立)学院

【マシャーイフ】(面会順)
〔ダマスカス〕
・ムハンマド・タウフィーク・アルブーティー博士
・ホサームッディーン・ファルフール師
・ムハンマド・ムジール・アルハティーブ師
・ムハンマド・シャリーフ・アッサウワーフ博士
・ムハンマド・アルヤアクービー師

〔ハラブ(アレッポ)〕
・ビラール・サフィーユッディーン博士
・ナズィール・アッサンカリー師
・ムスタファー・アルファッハール師
・ムハンマド・ファーディル・アッサイイド師

訪問を快く受け入れてくださった先生方と
様々なかたちで助けの手を差し伸べてくれた方々全員に
アッラーの素晴らしき報奨がありますように。

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