石田芳恵のツボ

フリーアナウンサーのお仕事日記のはずが、大好きな映画・音楽・本のレビューに。感動とやさしい気持ちをお届けしたいです。

高知県の小学校で発声教育をしてきました!

2017年03月22日 18時51分37秒 | アナウンスのおしごと
高知県の枝川小学校で2日間、発声教育をさせて頂きました。
こどもたちのイキイキとした顔、吸収力、素直さに感動です!
一生懸命な彼らの姿に私が涙ぐむ瞬間も。
アナウンサーとして日本語教育に携われた喜びをかみしめました。

アナウンサーは、プロフェッショナルな訓練を受け、毎日努力と勉強を重ねています。
しかし日本の女性アナウンサーは、専門職としてあまり評価されていないと感じる部分もあり、正直悔しい思いをしたこともありました。

この高知での2日間は、私に自信と誇りを取り戻せてもらえたようにも思います。
関係者の皆様とこどもたちに心から感謝の気持ちを伝えたいです。
ありがとうございました!


教育現場だけでなく、企業研修にも発声教育を!

2017年03月22日 18時45分24秒 | 声・話し方
「日本は声に対する意識が100年遅れている」という記事を読みました。
若い日本人女性の声の高さは世界一だそうです。
平均350〜450ヘルツで、これは先進国の中で信じられない高さだとか。
背景には日本人女性が社会的に求められる役割や価値観があるのかもしれません。
とても興味深いですね。

企業で講師をする際、私は『本来の声を見つけるワーク』をしますが、とにかく女性社員からびっくり&感謝されます。

「本来の声」で話せると緊張もしないし相手に安心感も与えられます。

発声訓練は歌手や俳優、アナウンサーなど特定の人だけがするものではなく、母国語を話す基本。
家庭のしつけ、学校教育、企業研修、どんどん広まることを心から期待しています。

全国のアナウンサー・DJ経験者の皆さんの発声ノウハウがどんどん教育現場や企業研修に導入されるといいのに!と本気で考えています。

「日本人女性の声が世界で1番高い理由」

http://beinspiredglobal.com/highest-voice-in-the-world?page=1

漢字どっち?「日が長い」 or「陽が長い」

2016年06月07日 18時13分06秒 | 言葉の小箱

文字・言葉をひたすら読む、書く仕事をしてきたとはいえ、
毎日のように疑問が出ています。
この年齢で恥ずかしいような勘違いや思違いをしていることもしばしば。
ちょっとした「?」をなるべくスルーしないようにこころがけています。

きょうは「ひが長くなる」は、「日」?それとも「陽」?と、ふと気になりました。
パソコンなどの変換では両方出てきますよね。

よくよく辞書などで調べてみると、広い意味では、どちらでもOK。
狭い意味では、「日が長くなる」が正解。

文学的な表現では、作家や書き手に委ねられますから、
「日が長くなる」「陽が長くなる」どちらでもいいようです。
「 陽が長くなる」とすると、より夕陽と長い影の絵が浮かぶように感じます。
「日が長くなる」とすると、より1日の時間を意識する雰囲気でしょうか。
この辺りは、読み手にどういうイメージをもってもらいたいか、という書き手の戦略によって、
「日」と「陽」を使い分ける必要がありそうです。

一方、漢字の意味を細かくみていくと「日」が正解。
そもそも、漢字の「陽」は、「ヨウ」と読むのが一般的です。
そして、太陽という意味が広義であります。
そうすると、太陽は長くなったり短くなったりしません。
ここでいう長短は『時間』。
つまり、時間が長くなったり短くなっているするので、1日24時間を表す「日」が正解というわけです。

放送原稿や、気象の専門書では「日が長い」が正しいかもしれませんが、
個人的にもし文学的な表現をする機会があるならば、「陽が長い」もつかってみたいなとも思います。
不動産物件でも、「日あたり良好」より「陽あたり良好」のほうが、ポカポカしている感じがしませんか?
そういえば、あだち充先生の漫画も「陽あたり良好!」でしたね!

 


映画コラム「映画『ルーム』は、希望にあふれていた!」が掲載されました

2016年06月04日 01時19分08秒 | 映画の感想

finomagazinに映画のコラムが掲載されました。

「映画『ルーム』は、希望にあふれていた!」
http://www.finomagazin.com/2016/06/01/cinema-room/


今回は、映画『ルーム』をご紹介しています。

この映画の「7年監禁された女性が出産」という過酷な設定に、
私は正直なところ、観る決心がつくまで時間がかかりました。

結果…本当に観て良かった!!!
希望に満ちた素晴らしい作品です。

今回、寄稿した映画コラムは、
鑑賞に迷っている方に、ぜひ足を運んで頂きたいという思い込めています。
言葉と構成を吟味して原稿を仕上げました。

ぜひコラム&映画をご覧ください。


映画『ファブリックの女王』のコラムが掲載されました

2016年05月27日 22時54分10秒 | 映画の感想



ハンガリー・ブダペスト発のWebマガジンfinomagazinで、私が執筆した映画コラムが掲載されました。

http://www.finomagazin.com/2016/05/27/cinema-marimekko/

今回は、マリメッコの創業者アルミの生涯を描いた映画『ファブリックの女王』をご紹介。



マリメッコは、デザインの可愛いらしさだけでなく、ライフスタイルも提案し続けました。



人生は選択の連続であること、私たち自身の意志でそれを選ぶことができるということ。
北欧テキスタイルを代表するブランド「マリメッコ」に込められた思いに驚く映画です。

詳しくは、ぜひコラムをご覧ください。




100年残る仕事

2016年04月17日 16時08分40秒 | アナウンスのおしごと
100年「残る仕事」となればいいな、という思いを込めて。

4/1に産声を上げた東広島芸術文化ホールくらら、1200席の大ホールの開演前と公演終了後のご案内は、私の声でございます。

先日、数パターン録音させて頂きました。

お披露目されたばかりのスタインウェイとヤマハのピアノと同じく、
50年、100年と自分の声がこんな素敵なホールに響くとしたら、光栄なこと!

「くららに芳恵さんの声を響かせたい」と
担当の方に呼んで頂き、録音して参りました。

業種・業界を超えて、こういう人間関係をどれだけ築けるか。
2016年4月からの私の壮大な課題です。



朝日新聞デジタルにインタビューが掲載されました

2015年03月16日 02時09分48秒 | アナウンスのおしごと


朝日新聞デジタルにインタビュー記事が掲載されました。

「セコム働く女性の安全委員会」を訪問して、女性の防災・防犯・情報セキュリティについてインタビューしています。
まずは防災編がアップされました。
4年前の3.11は、ずっとマイクの前でした。
この時期に防災について読者の皆さんと学べることは、意義深いです。

防災は、毎日の意識から。
意識することが習慣になるように。
習慣となるヒントがいっぱいの記事です。
どうぞご覧ください。

2015年は、瀬戸内の日の出から

2015年01月01日 22時57分55秒 | アナウンスのおしごと
あけましておめでとうございます。
玉野の宇野港から、瀬戸内の初日の出。

しばらく初日の出を見ることがなかったので、今年は朝5時半に起きて吹雪の中、ご近所の海岸へ。
小さな頃も学生時代もよく遊んだ宇野港周辺ですが、太陽が顔を出してくれたときは大感激。
見慣れた景色も、新鮮で、かけがえのないものですね。
ここの東側が「日の出海岸」という地名なのも、納得です。(*^^*)
皆様の2015年が素晴らしい年となりますように♡

日の出を見ながら、今年は気合入れて本気で勉強しようと思いました。
こんな気持ちは18歳以来ですが、30代の仕上げの準備です☆

映画『アバウト・タイム』、予想以上にハートフルな時間。

2014年10月08日 22時52分08秒 | 映画の感想
映画『アバウト・タイム』、ただのラブコメと思いきや、いやいや嬉しい誤算。

こんなに「人と語ること」「生きること」を深く感じられるなんて!

{\rtf1\ansi\ansicpg1252
{\fonttbl}
{\colortbl;\red255\green255\blue255;}
}

映画『ジャージー・ボーイズ』、名曲誕生に立ち合わせた幸せ。

2014年10月08日 22時50分04秒 | 映画の感想
映画『ジャージー・ボーイズ』は、ぜひ映画館でたくさんの方に観て頂きたいなぁ。
あの曲、この曲、点と点が線になって、すごく豊かな時を過ごせました。

音楽への愛がたっぷり。
編集もオシャレ!


{\rtf1\ansi\ansicpg1252
{\fonttbl}
{\colortbl;\red255\green255\blue255;}
}

映画『リスボンに誘われて』で、ポルトガルのカーネーション革命を少し知る。

2014年09月28日 23時27分49秒 | 映画の感想
一冊の本が魂を解放させるかもしれない。
ミステリー仕立ての素敵な映画でした。


ただ、ポルトガルの軍事クーデター「カーネーション革命」前夜の話が…英語なの?!

ヨーロッパ各地からスター俳優を集めたからこうなったんだろうけど、残念(-_-)

言語が映画の大切な要素であることを再確認しました。


Bunkamuraでは連日満員で、私が足を運んだときも開演20分前で残席1席でした。
リスボンの街並みの映像も美しく、哲学的な言葉もまた心に沁みます。
こういった映画が満席となることが、1人の映画ファンとして嬉しいです。

そして、カーネーション革命は無血革命だと記憶していましたが、始めからずっと平和な状況では決してなかったのですね。
そこにいたるまで、多くの犠牲があったということ、生易しいものではなかったということを知りませんでした。

私が生まれる数年前に起こったポルトガルでのクーデターを、少し知ることができた。
そんなきっかけを投げかけてくれる映画、やっぱり大好きです。
満員の映画館も大好き。

映画『NO』、チリの国民投票を知る

2014年09月25日 00時40分00秒 | 映画の感想
キャッチコピーは「CMは世界を変えられるのか?」

映画『NO』を観てきました。

南米チリのピノチェト政権末期の国民投票を描いています。
広告マンの命がけの放送にハラハラ!

放送や広告は今や「イメージの時代から本質の時代」へ変わりつつある思いますが、広告の「イメージ」がもつ正と負のパワー両方を感じました。

2014年8月3日 オペラ様式コンサート(ルネスホール)大盛況でした

2014年08月04日 11時17分31秒 | アナウンスのおしごと
おかげさまで、昨夜8/3の『オペラ様式コンサート 人物の織りなす万華鏡』(ルネスホール)、満員お客様の温かい拍手とブラボーの中、無事公演を終えることができました!

岡山県下はもとより、東京・神奈川・大阪・広島からもお越し下さったお客様、アドバイスや応援を頂いた方々、本当にありがとうございました。

「売りやすいもの」「わかりやすいもの」がどうしても世に出る中、非常に難しいチャレンジでした(この状況は、 演出家のドイツ人のゲオルグいわく、ヨーロッパも同じだそうです)。
しかし会場あの一体感に、「本物は確実に人を感動させられる!」と開演してすぐに確信しました。

出演者としての達成感はちょっしたご褒美。
ここで満足せず、今回学んだことをまた還元していきたいと思います。
一流の文化がもっともっと、根付く社会になりますように。

当日の写真をUPしよう思ったら、すっかり自分で撮るのを忘れていました…。とりあえずホールの外観(^^;;

G・マルケスの訃報

2014年04月18日 23時21分04秒 | 本の感想(小説)
村上春樹さんの新刊発売の今日、早速手に入れてホクホクしていたら、
G・マルケスの訃報。

新潮文庫の「予告された殺人の記憶」は表紙がボロボロになるくらい、20代の頃に読み込んだ大切な小説です。

今日の放送で、村上氏とG・マルケスという2人の作家のニュースを同日に読むとは…不思議なものです。

「百年の孤独」もまた再読したいな。

3/31卒業、フリーアナウンサー10年目となります

2014年03月31日 11時46分33秒 | アナウンスのおしごと
3/31は特別な日です。
10年前の3/31、古巣の放送局を卒業しました。
人生で一番たくさんの花束を頂いた日です。
今から考えると、当時の私は嬉しさや達成感よりも、寂しさや不甲斐なさをとても感じていたように思います。

10年前の今日、まさか放送の仕事を続けるなんて想像もしていなかったけど、
フリーアナウンサー10年目となります。
何も出来なかった私を育てて下さった皆さん、
フリーになってからも支えて下さった皆さんに、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

3/31は私の第二の誕生日です。
今後ともよろしくお願いします!