石田芳恵のツボ

フリーアナウンサーのお仕事日記のはずが、大好きな映画・音楽・本のレビューに。感動とやさしい気持ちをお届けしたいです。

「伊藤宏恵の現代クラシック音楽の世界」ナビゲーター

2010年10月10日 19時59分38秒 | アナウンスのおしごと
10月9日(土)
ドイツから一時帰国されたオペラ歌手の伊藤宏恵さんのコンサート

「現代クラシック音楽の世界」


日本・ドイツの現代歌曲を中心にご案内。
私はナビゲーターを務めさせてさせていただきました。


再演が決定しましたら、私からもお知らせいたします。

瀬戸内の民話のCDをリリースします

2010年10月05日 20時10分33秒 | アナウンスのおしごと
岡山県の瀬戸内市周辺に伝わる民話を3枚のCDに収めるプロジェクトに参加しています。
第一弾は今年の秋、そして第二弾三弾は来年の冬にリリース予定です。

全篇、石田が朗読しています。

「文字」よりも、民話は「語り」や「音」で伝えてこられたはず。
私の語りを耳にした子供たちが、大きくなってまたその子供に伝えてくれたら・・・と願っています。

もちろん、子供たちだけでなく、たくさんの大人の方たちにも聞いてほしい。


今回、「流れる」という放送の仕事ではなく、
形として「残る」CDの仕事ができたことがとても新鮮でした。

詳しいことはまた随時、お伝えします。

映画『食べて、祈って、恋をして』(そんなに怒らなくてもいいのに、とふと思った作品)

2010年10月04日 20時20分07秒 | 映画の感想
食べて、祈って、恋をして (ジュリア・ロバーツ主演) [DVD]
クリエーター情報なし
メーカー情報なし


ちょうど、旅をしたいなあと思っていた時期だったので、
なにかインスパイアされるかも?と映画館へ。


「落ち込むこともあるけれど、行動して前向きにがんばろ!」というメッセージなのだろうけど、
これがあまり共感できなかった。

世界をめぐるスピード感を盛り込んだからか、感情の変化がちょっと雑に感じたから。

世界を旅し、今までやらなかった経験をし、心が開放され、そして再生されていく・・・って、
人生の転機だと思うし、大胆さと繊細さの両方が内包されていることと思う。
とんとん拍子に変化がある時って、「良い」出来事が起こるときであって、
再生や立ち直りって、ふとした瞬間だったり、後で気づいたりするもの。

そう、もっと情緒があるはずなんだけど。

たぶん、「ジュリア・ロバーツがキラキラした映画」という点では成功しているのだけど、
一人の女性の成長を見る映画としては少し不満。

だいたい、この映画では主人公の女性が、怒る!キレる!怒鳴る!シーンが多く、
これまたゲンナリ。
怒りがワンパターンだったこともあるけれど。
「個人的な感情で怒る」女性には、あまり共感できないのですよ。
なぜここで怒る?みたいな。
悲しむとか、悩む、といったエッセンスが入っていればまた違ってくるのだけど、
ただただ自分の「怒り」の感情をぶつけられても、
「は?」と思うだけで、どんどん、スクリーンから気持ちが離れていく。
そもそもキレる女性は美しくない・・・。


というわけで、この映画からの教訓。

「個人的感情で怒る女性の姿は、美しくない」

いつも笑顔でいる必要はないけれど、
憂いや儚さで気持ちを表現した方が、きっと上手く相手に伝わると思う。
これって、日本的?