子めくりかれんだー。

子のことを書いたり描いたり書かなかったり。

お通夜にて

2006-01-23 | 
先週、お世話になったSさんが突然亡くなった。Sさんはそもそもは、オットの昔の勤め先の事務のオバサンなのだけど、オットはもちろん私のこともとてもかわいがってくれていた。今住んでる家の大工さんを紹介してくれたのも、7歳が産まれるときに私を車で病院に連れて行ってくれたのもSさん。彼女には子どもがいなかったし、私は10代の終わりに母を亡くしていたので、「私がお母さんがわりね」と、よく言ってくれていた。そう、年の頃もちょうど母と同じくらいだったんだよね。自分はお酒を飲まないのだけれど、お酒の場に顔を出すのは好きで、氷川きよしのそっくりさん「水川きよし」(笑)が来るからと、私を行きつけの地元のスナックへ連れて行ってくれたこともあったっけ。いつも電話で話すと、世間話が長すぎて本題になかなかたどりつかなかったおしゃべり好きのSさん。12月のいつだったかに、「また飲みに行きましょうね」と手を振ったのが、最後になっちゃった。せっかくの、ふたりめのお母さんだったのにな。

今日が、お通夜だった。うちの子どもたちのこともとても可愛がってくれていたので、7歳と4歳児も連れて焼香に行く。「静かにね」と言い聞かせたら、4歳児もそれなりに神妙にしていた。しかし焼香の後、広間に通され長テーブルの上に寿司を見つけると、とたんに元気になる4歳児。わかりやすすぎ…。思い出話に花を咲かせるオトナたちを尻目に、イクラ、マグロ、太巻き、玉子、とひたすら「食」に邁進。さんざん食った挙句「あーお腹いっぱいになった!」だって。あの~、寿司食べに来たんじゃないんですけど…。帰宅後オットが「お寿司よく食べてたねー」とあきれ気味に話しかけると、「コーラも飲んだ」と申告する4歳児であった。

こんなトホホな家族なのは、Sさんはよくわかってるよね~。これからも変わらず見守っててねー。

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