月日の流れ

徳島のデザイナーが亡くなってからもう3年が過ぎようとしている。
あの出来事はなんだったのだろうか？
多分自殺だったのだろう。
妄想の世界から出れなくなったのだろう。
何だかあの出来事で全ては吹っ切れた。

もはや禅寺で坐禅することもないだろう。
多分宗教組織の中に行くこともないだろうな。
結局、禅とは心を内に向けることであり、
組織や場所にとらわれるべきではない。
誰にも知られずとも
ただ只管打坐にあることが本来の目的であり、
禅寺の坐禅堂で坐禅することなどさほど重要ではない。
人々は外見や形に捉われて
真の禅とは何かを分かっていないのだ。
今思えば彼の死と共に寺との関係とも完全に決別したように感じる。
これで良かったのだろう。

あの時はショックだったが、
今となっては過去の思い出でしかない。
もう徳島に行くことはないだろうな。
特にお遍路など気にもならない
四国に行くことも二度とないだろう。
また、京都の住職にも会いたくなくなった。
結局は全てはファッションなのだ。
人々はその事に気がつかないだろう。
まあ、これで良かったと思う。

思い返せばこのブログを始めたキッカケだった出来事も夢の出来事のように感じる。

そう言えば、宮古島での暮らしも3年前だった。
今では過去の思い出でしかない。
もうあの島にも行くことはないだろうな。

今の自分はとても変わってしまったと感じる。
仕事にも興味がないし、
人や場所にも興味がない。
目指していることと言えば
心を内に向けることだけである。

3年前から全く進歩を感じない。
ただ3年前に比べると、
困ったことが減少したような気がする。
ただそれだけだ。
居場所は見つかり、
収入のことも考えなくてもよくなった。
そして煩わしいことは他人に任せている。
あと困ったことは両親のことぐらいだ。
つまり束縛が減ったということか。

超能力と煩悩

霊的な進歩の証しとして何らかの超能力の獲得などを求める人もいる。
しかし、超能力やビジョンなどはむしろ障害となるものだ。
超能力などは自我を強め、
真我から遠ざける働きをする。
シッディを掴むならば転落する可能性が多くなるのだ。
超自然能力は霊的成長の障害である。
また瞑想中に煩悩や雑念といわれるものが限りなく浮かび、
瞑想に集中できない事もある。
そういう時に意気消沈してしまう人は多い。
しかしそれは良いことなのだ。
なぜなら自分の中の隠されていたものが呼び起こされるからである。
それが現れない限り、
いったいどうやってそれを破壊できるというのか？
それは無意識層の不浄を洗い流し、日の光の下にさらして破壊するのである。