インテリジェント ワークス

子供達との泣き笑い

2SPスタート

2012年01月08日 | 歴史

短距離を走った場合、良いタイムを出すには色々な要素があります。
走る時の腕の振り、腿を上げたストライドの長さ、手足の回転数を上げるピッチ。
当然のようにそれらを全体でまとめるランニング・フォーム。
更に日頃から鍛えられた筋肉や、持って生まれた身体の資質などが加味される訳です。

子供達に50mを走らせた時に、遅い子供と速い子供では簡単に2秒程度の差が付きます。
けれども差がそれ以上に大きく開いた場合は、走るフォームを直す事により大きくタイムを縮める可能性を秘めています。

平成塾では毎年、運動会前に「駆けっこ倶楽部」を開催して、塾生達のランニング・フォームのチェックや矯正を行っていますが。
それでも短期間でフォームがしっかりと矯正できない子供も何人か存在します。
そこで企画されたのがこの2SP。
2 second projectなのですね。
目標は半年かけて50mのタイムを2秒縮める。

今日は記念すべき第一回が開催されました。


時間前に来て、階段を使ったアップを行うソルト。

今回の2SPに選ばれた塾生は3人。
この日はソルトだけの参加となりました。


まずは本当に基本的な事から確認。

手と足を交互に出させます。
誰でもできそうなこの運動、実は上手くできない子供達って意外と多いんですよ。


腕が前に振り切っているのに、足が上がっていません。

手と足のリズムが合って無いんですね。


途中で悩むソルト。

悩むと同じ方向の手と足が同時に出ます。


苦悩のソルト。

右手が前の時は・・・ 左足が前で・・・・
そうなると左足は・・・

かなり考え込みます。


そこで、最も簡単な足踏みから行わせます。

普通にその場で行進の練習をしてみてね。
おいっちにぃ おいっちにぃ


段々と足を高く上げられるようになりました。

腕もしっかり振れていますよ。


こんな事で足が速くなるのかと思うでしょ?
必ず速くなりますよ。

これは脳の発達過程を知っていると、非常に有効な練習方法である事が解ります。
今日から1カ月ほどかけて、脳のニューロンに手足の連動した動きを記憶させます。
そうすると手足の連動がニューロンの中でパッケージングされるので、無意識で連動した動きが出来るようになるんですね。
走るフォームを作るのはそれからです。

世間で問題となっているゲーム脳。
これを逆手にとって、基本動作を身体に植え付けて行くんですね。
柔軟な子供達の脳を最大限利用しますよ。

明日の2SPは9時から。
場所は同じく大鳥公園です。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
明日、参加させて下さい。 (ジェッター)
2012-01-08 20:41:01
明日、身体を動かしたいので参加させて下さい。m(_ _)mジェッター
良いよ (塾長)
2012-01-08 21:04:57
でも、身体の基本機能を呼び起こす運動が中心だから、ちょっと辛いだけかもよ。

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