Amateras Knights―東方の剣奇たち

ラグナロクオンライン、村正騎士についての情報ブログ。
※リニューアルに対応するべくひっそり作業中

剣速に関する基礎知識

2008-11-14 18:49:37 | AGI-DEX騎士
結論を最初に述べましょう。両手剣を装備した騎士の場合に限定すると、



◆Apsdの算出方法(公式A)

 通常時Aspd=145+([0.55×Agi×4]+[0.55×Dex])÷10
 上昇分Aspd=(200-通常時Aspd)×(減少ディレイ)
 
 以上より、 最終Aspd=(通常時Aspd)+(上昇分Aspd)

【補足】
 ・Aspdの上限は190で、この時攻撃ディレイ0.2秒、秒間5回攻撃となる

 ・DEXはAGIの1/4のAspd増加

 ・Aspdの小数点以下は反映される(クライアント表示が同じでも体感差有)

 ・ステータス以外のAspdのボーナス値の合計が減少ディレイとして計算される。
  具体的には、ツーハンドクイッケン(30%減少)、スピポ(SP,HSP,BsP。それぞれ10,15,20%減少)、
  村正(8%減少)、天使の忘れもの(3%減少)など

 ・例外として正宗の効果は「通常時Aspdに+2」である


◆秒間攻撃回数の算出方法(公式B)

 秒間攻撃数=1/(200-最終Aspd)÷50 (Atk/s)

 ・50/(200-最終Aspd)が一般的か



以下、蛇足と判断した計算過程や豆知識など。内容についてこれる人だけどうぞ。



基礎知識というわりには、数式まみれで難解になってしまいましたが…。

剣速(攻撃速度)はステータスウィンドウの『Aspd』の値で決定されます。
Aspdの決定要素は以下の通り。


騎士スレテンプレの記述では、

 ①『 Aspd=200-(250-Agi-Dex÷4)÷250 ×(200-基本Aspd)× (100-攻撃ディレイ減少)/100 』

 ②『 攻撃間隔(攻撃ディレイ)=(200-ASPD)÷50 (秒) 』

ROの世界では攻撃速度はディレイ(攻撃間隔の長さ)という概念で扱われていて、
Aspdの値によって、攻撃ディレイの長さが変化します。これが実際の攻撃速度を示しています。

例えば、Aspdの上限190に達している時、攻撃ディレイは0.2秒、秒間5回攻撃となります。(②より、D=(200-190)÷50=0.2 )

基本Aspdはジョブと武器の組み合わせによって決定されます。両手剣を装備した騎士・ロードナイトの場合は145。Aspdを求める際にまず必要となる値です。

Aspdは小数点以下一位まで含めての計算が有効と思われます。
証明されていないとすれば、これも経験則でしかありませんが、Aspd190に近づくにつれて小数点以下による体感差は大きくなります。

(100-攻撃ディレイ減少)/100の部分は、AGIとDEX以外のAspdボーナスをひっくるめた値になります。例えば2HQ、BsP使用時はそれぞれ攻撃ディレイ30%、20%カットとなり、

(100-30-20)/100=0.5 となります。

例外として正宗は、スキルもアイテムも使用しない通常の状態にAspd+2という効果の違いがあります。
この「通常時Aspd+2」は、ほぼあらゆる状況で村正に劣ります。


「Aspdはわかった。じゃぁ結局どれだけ攻撃するの?」という疑問には以下の式でFAです。

 ③: 秒間攻撃数(Atk/s)=1/(攻撃ディレイ)(回)

(攻撃ディレイ)=式②なので、

  ③´: (Atk/s)=1/(200-ASPD)÷50

 となります。


さて、式も求めたところで活用しなければもったいない!試しにマイキャラで計算してみましょう。

…と思いきや、あれあれ??実は①の式だと実際のAspdと-1~2くらいの誤差が出てしまうみたいです(汗
色々と試行錯誤した結果、Aspdの計算は以下の通りに行うのが確実らしい。


【みすとれ巣方式】

あてもなく漂流すると間もなく、最適な式を発見。

 『(200-基本Aspd)÷100を基本攻撃ディレイとすると、
 ステータスウィンドウの計算では、

 Aspd=基本Aspd+([基本攻撃ディレイ×Agi×4]+[基本攻撃ディレイ×Dex])÷10

 とするとズレないようです。』(みすとれ巣様より)

こちらに、自キャラのステを当てはめて計算してみました。

 条件を両手騎士、AGI=110、DEX=87(補正込)
 減少ディレイ=2HQ+BsP+天使の忘れもの=53% とする

 Aspd=145+([0.55×110×4]+[0.55×87])/10
    =173.8

通常時Aspdとほぼ合致。通常時Aspdはこれで求められました。
減少ディレイは、これとは別にAspdの上昇値として計算します。

これにはRAGtime様にて公開されている式を利用させて頂きました。

 『 Aspd上昇値 = (200 - Aspd) × (アイテム + ポーション) 』
          = (200 - 173.8)× (0.53)
          = 13.9

誤解を避けるため、実際は0.53はスキルや装備効果を含めた減少ディレイの合計としています。

 以上より 最終Aspd=173.8+13.9=187.7

決まった!ステータスウィンドウでは少数点以下は表示されませんが、ラトリオでのシミュレート値とほぼ同じですね♪



…既成事実をつらつらと書いてるだけなのに、馬鹿みたいに時間かかってしまったorz
以上の内容は『量産型vs神速型』(作成予定)に続く…たぶん。


【Aspdに関するよもやま話】
Aspdの最大値が190に設定されてる理由は、190以上になるとサーバへの負荷が激増するとかそんなものだったと思います。

以下、夢物語じみてますが参考までに。公式Bより、

Aspd195.0の場合、1/(200-195.0)÷50=10Atk/s
Aspd199.0の場合、1/(200-199.0)÷50=50Atk/s
Aspd199.9の場合、1/(200-199.9)÷50=500Atk/s

Aspd195は一秒間に10回攻撃。190の2倍です。マシンガンと遜色なさそうですね。
199.0だと一秒間に50回攻撃。つまり、コンマ一秒で五回攻撃。ここら辺から既に気チガイです。Aspd差がたったの4にも関わらず、195に対する倍率はなんと5倍。190に対する倍率は驚異の10倍。
199.9は理論上におけるほぼ限界値。一秒間に500回攻撃、コンマ一秒で50回攻撃です。軽くガトリングを超えてしまいました。ゲーム上での実現はまず無理です。
Aspd差0.9にして、199.0の10倍。190に対しては100倍。

ちょっと楽しくなるような話をしてみたつもり…やっぱつまんねぇ。
ちなみにAspd200じゃ!?…残念、1÷0で計算不能というオチでした。
200以上については触れません。さすがにそこまで数学たしなんでないので。

まぁ要するに、Aspdの上昇のしかたが指数関数に近いということ。つまり高くなるほど投資効率も高くなり、Aspd185以上とそれ以下だと、補正+1の重みが断然違うこと。
そして何を差し引いても上げれば上げるほどやめられないAGIというステータスの中毒性なんかの裏付けになればいいかなと。



【追記事項(11/17)訂正含む】
秒間攻撃回数の公式Bですが、Atk/s=50/(200-最終Aspd)と記述しているサイトもあります。というかむしろこっちのほうが一般的&よく利用されてるんじゃないでしょうか。
Aspdを求める式も、サイトによって様々に変形して記述されています。間違っていない限りは、いずれも内容は同じで導き出せる数値も同じになります。
ただし、通常時Aspdの計算式だけしか記載がなかったりということもあるので、その辺りは十分考慮を。

当方では、Aspdの計算頻度の高いと思われる両手騎士に限定し、PC上で片手間で計算出来るようにと配慮しております。その点では便利かな~と思ってます。

昔はAspd計算機なるものがAspd190様で公開されていたんですが、誰か計算機のミラーか最新パッチ対応版でも公開しておりませんかね…。


◆参考◆ 紛らわしいAspd補正要素一覧

備考…アイテム説明欄の「攻撃速度○%Up」はそのまま「攻撃ディレイ○%カット」と置き換えて扱っても差し支えない。
正宗は効果が特殊だが説明をよく見ると攻撃速度「+2」と書いているので区別は出来る。

ツーハンドクイッケン:ディレイ30%カット
ワンハンドクイッケン:ディレイ30%カット
(発動すると速度Pの効果消滅。発動後使用で重複可)

バーサーク:ディレイ30%カット

各種速度増加ポーション:ディレイ10/15/20%カット

ブレッシング:Lv10でDEX+10
速度増加:Lv10でAGI+12(ステータス補正であることに注意)


天使の忘れもの:ディレイ3%カット(地味にAGI+1)
コンチネンタルガードの印章:ディレイ3%カット


他にも蛇足として、野牛セット(10%カット)、ドッペルゲンガーc(10%カット)、セシル=ディモンc(5%カット)、シーフセット(5%カット)など。

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