奄美自然観察記

高のフィールドより

壮絶な渡りへの序章 ヒヨドリ

2007-04-29 21:16:17 | 鳥類








今日は、昨日までぐずついた天気から一転、晴天となりました。ガイド
中に、偶然にも1000羽を超えるヒヨドリの大群を見つけました。ヒヨドリ
の大群は、まるで生きている竜が首を上下左右に振るがごとく、自在
に変形して、私たちの目をくぎ付けにしました。断崖の松から狙いを
定めて飛び込んだハヤブサの俊敏な攻撃をかわしつつ、海面や岩場
すれすれに、矢のごとく飛び回っていました。

【クイズ2】こたえ ヒメハブ ハブ
  ちょっと範囲が広すぎて、分かりにくかったですね。すみょうらん。





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3 コメント

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自然の法則 (あきもと)
2007-04-30 08:56:16
鳥が集団で飛ぶ姿はいつも心惹かれます。特に大きな集団は迫力があって感動的です。小鳥にしろ小魚にしろ、捕食者に狙われる側は大きな集団を作る傾向があります、これも自然の法則なのでしょうか。
ツタンカーメンの黄金のマスクには、額のところにコブラとハゲタカの首が付いていたと思います。毒蛇や猛禽類は食物連鎖の頂点に立つ”権力の象徴”なのかもしれません。
それにしても、ヘビという奴は好きになれませんが、どこか憎めないところがあります。このふてぶてしい態度!「何見てんだよう。来るなら来い、いつでも相手してやるぜ。」そんな声が聞こえてきそうです。
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海を渡る鳥たちの姿は、 (しら)
2007-04-30 17:13:54
こうして写真を見せていただくだけでも美しい風景ですね。
最近、街中のヒヨドリはいたずらが過ぎて嫌われる傾向にあるようですが、こうして必死に飛んでいる姿には、やっぱり生き物のすごさを感じます。(待ち伏せしているハヤブサもいい感じです)
クイズの答は、2種類ともヘビだったのですね。
すっかり周りの色に溶け込んでいるので、
油断していると全然気づきませんね。(踏みそうです!笑)
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ちょっと見直したヒヨドリ ()
2007-05-01 04:15:29
あきもとさん、しらさん、こんにちは。
ハヤブサに狙われつつも、力の限り猛スピードで飛び回るヒヨドリの大群を見て、野生の力のすごさを目の当たりしました。本当にヒヨドリたちを見直した感じです。やっぱり、やるときにやるもんですね。
さて、奄美もこの頃は梅雨に入った感のある湿度の高い天気が続いています。森林内では、ヘビたちの活発な活動期に入ったようです。この間の調査時に、ヒメバブ3匹とハブ1匹を見ました。自分への警告もかねてヘビのクイズを考えてみましたが、ちょっと分かりにくくしすぎてしまいました。ともあれ、これからは特に奄美の森林内に入るときは、注意を怠らないようにしたいと思っています。

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