20名限定のウケユリツアーに参加しました。バスで奄美大島南部の古仁屋
(コニヤ)港に向かい、船に乗り加計呂麻島(カケロマジマ)経由で出発。
出発時は大雨でどうなるのかなあ~と心配でしたが、日頃の行いがいいのか
どうか? 雨は止み、目の前に請島が姿をみせました。一番高いところが、
今回目指すウケユリ自生地の大山。
請島の池地(イケジ)港に着くと、今回現地案内をしてくださる「みのり会」
の皆さん。ウケユリは県の天然記念物で環境省・絶滅危惧ⅠA類の希少
なユリで、現在では地元教育委員会の入山許可と「みのり会」の人たちの
同行が必要となります。これも貴重なウケユリを保護するためです。
「みのり会」の皆さんの案内で、池地集落奥の大山へ。林道を散策しながら
現地へと向かいます。途中、アカヒゲのさえずりが心地いい。
林道脇でたまたま咲いていたナゴラン。偶然とはいえ、これまたすばらしい
ランで、観惚れてしまいました。
いよいよ現地へ到着し、さっそくウケユリ観察です。これはまさに、自生地で
観るウケユリで、ちょうど満開のタイミングでラッキー。香りもすばらしく、参加
者一同、大感激。ユリは世界で130種、日本では15種の原種が知られていて、
そのひとつがこの奄美固有のウケユリです。
よく観ると、奄美で通常見られるテッポウユリより大型で甘い香りが強く、
おしべが小豆色です。めしべの先も薄桃色をしていて面白い。
帰りには、加計呂麻島の諸鈍(ショドン)にある有名なデイゴ並木に
立ちよりました。ここでも咲き誇ったデイゴに出会え、とてもいいツアー
となりました。
デイゴ並木はもしかしたら日本一ではないでしょうか?なかなか毎年は咲かないと聞きましたが、高さんはラッキーでしたね。
ーさんのお家がそばにある諸鈍のデイゴ並木はやっぱ
り日本一でしょう。全部の木が満開とは行かないまで
もかなりの見ごたえで、堪能させてもらいました。
諸鈍長浜も昔とあまり変わらないと思いますが、海側
に波消ブロックが積まれていることが、景観上少し残
念な気はします。
あの峠道が残っていたら、素晴らしい観光資源になった事でしょう。覚えている人も少なくなったかしら・・
でもすばらしい景観であったり、見ごたえある風景は
いつまでも残しておきたいですよね。今度行くときは
昔の峠道が少しでも残っていないかみてきたいと思い
ます。