奄美自然観察記

高のフィールドより

強烈な臭いでハエを呼ぶ スッポンタケ

2006-12-10 19:16:28 | 菌類


森の中で、タケノコのようにニョキニョキとスッポンタケが生えて
いました。スッポンが首を伸ばしているように見えることから、こ
の名前がついていて、強烈な腐敗臭のような臭いでハエなどを
寄せ集め、胞子を運んでもらっています。一般的には、夏から
秋にかけて見られるということですが、前回は2月に見ています
ので、奄美では冬に見られるようです。

【島口バージョン】(キシゆむた)
山ぬ中なんてぃ、ダーナにしニョロニョロちスッポンタケぬめぇ
とぅりょうたっと。スッポンぬ首ば伸ばしゅんにしにゃあれぃんか
な、くん名ぬつちょてぃ、むるちゅうかんくされにおぬし、ハイん
きゃば寄しぃ集めてぃ、胞子ば運こでぃむらとぅりょんちゅか。普
通や、夏ら秋ちくぇ~てぃにゃあれんば、前や2月にしゅりょん
かな、島なんてぃや冬にゃあれんにししゅりょうっと。
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4 コメント

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見かけは、 (しら)
2006-12-10 21:03:26
何だか美味しそうにも見えますね!(笑)
背景の木にもたくさんキノコが生えていて、今奄美の方ではキノコの季節なのですか?
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年中です。 ()
2006-12-11 18:05:35
私の経験では、奄美では夏に集中してキノコが生える一時期を除いて、年中いろいろなキノコが見られます。でも、奄美向けの適切な図鑑などがないので、なかなか名前がわからず、ご紹介できないのがちょっと残念です。でも、今後はできるだけ調べるようにしていきたいと思っています。
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ダーナ&ナバ (義志直)
2006-12-11 18:44:37
タケノコはダーナと言いませんか?
島ではキノコ全般をナバと言うだけで個別の名称を聞いたことがないのですが、これはキノコに興味がなかったというか食べる習慣がなかったことに基因するんでしょうかね?
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確かに「ダーナ」ですね。 ()
2006-12-12 06:26:05
義志直さん、こんにちは。
ご指摘ありがとうございます。確かに、タケノコを島口で「ダーナ」といいますね。失礼しました。(本文を訂正させていただきました。) 私のシマでも、キノコ全般を「ナバ」といいます。キノコ類は、シイタケは現在は栽培されているぐらいなので、天然のものを食べる習慣があったと思います。あと、よく私の姉がハツタケを採ってきて、私も食べていましたので、ハツタケも少なくても私のシマでは、食べていたものと思います。キクラゲは、島口で「ミングリ」と言っていましたが、これは以前は食べる習慣がなかったものと思います。現時点で私が具体的に分かるのは、これぐらいです。
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