奄美自然観察記

高のフィールドより

花と実の両方がみられた リュウキュウミヤマシキミ

2007-01-02 18:06:23 | 植物






奄美最高峰の湯湾岳(標高694m)登山を行いました。山頂までの
約1時間は、雨も降らず順調に行けたのですが、帰りは少し雨にた
たられてしまいました。登山道脇では野鳥の鳴き声やさまざまな植
物たちを観察することができました。なかでも、リュウキュウミヤマシ
キミは、花と実の両方をみることができ、楽しめました。リュウキュウ
ミヤマシキミは、関東以西にみることができるミヤマシキミの亜種で、
奄美以南の琉球列島に分布する雌雄異株のミカン科の植物です。
2番目の花が雌花でオシベは退化していますが、3番目の雄花では
立派なオシベが付いています。実は真っ赤で目立ち、野鳥たちに食
べられることによって種子散布が行われます。

【島口バージョン】(キシゆむた)
島なんてぃ一番たあさん奄美岳(標高694m)ち登てぃいきょうたっと。
山ぬうーがれぃぬ1時間べりや、あむぃだか降らんてぃいいだっか行
かったんば、帰りやなありくぁあむぃにふらりょうたっか。山道んぶちな
んてぃやトゥリきゃぬくいちんきゃ、あれぃくれぃぬ花ちんきゃぬにゃあ
れぃしょたっと。うんうちなんてぃ、リュウキュウミヤマシキミや、花とぅ
実のたあちんとまにぁてぃ、むじらっさありょうた。リュウキュウミヤマシ
キミや、関東らいりかたなんてぃにゃれぃんミヤマシキミとぅ、なありくぁ
ちがゆんしじょありょうてぃ、島らほぇぼてぬ島々なんてぃあん、いんが
うなぐ別々ぬミカン科ぬ花だりょっと。2番目ぬ花やうなぐ花あてぃオシ
ベやいなっさくゎなとぅりょんば、3番目ぬいんが花なんてぃや、だいば
んオシベぬつちゅりょっと。実や真っ赤しゅてぃ、トゥリんきゃにかまり
ゅんくとぅし、あまくまち種ぬまかれぃんあんべぇじゃ。


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2 コメント

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年明け早々、 (しら)
2007-01-02 22:55:55
登山なんて羨ましい!です。赤い実は目出たそうでお正月にピッタリですね。ミカン科の花ならやっぱり柑橘のいい香りがするのでしょうか。
何だか高さんにブログを見ていただいているなんて照れくさいです。(笑)自分のために日々の発見を残そうと思っているだけなので、コメントなど気になさらないように!それより奄美の自然はどこかでつながっていて、私にとっても大切な自然だと感じています。たくさんの生き物の命を生かし続けていきたいですね。
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葉はミカンの匂い ()
2007-01-03 19:04:58
雨に濡れていたせいか、花はあまり匂いはしませんでした。シキミはシキミ科なのに、リュウキュウミヤマシキミはミカン科で、葉は揉むとミカンの匂いがします。
あらゆる自然は、地球環境という根っこでつながっているので、失いつつある人間の本能がそれを感じるのかもしれません。私たちも地球に生かされいて、すべての生き物と命の連鎖を形成しているからでしょう。
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