ここ数年の夢だった冬季の雪を被る能郷白山への登山。
それを実現するときが遂にやって来た。
この冬あたためていた計画を決行するときが遂にやって来た。
行くぜ能郷白山へ!
そんな訳で荷物をクルマに積み込み予定より若干遅れて自宅を深夜1時半に出発、同行するぼんさんとの待ち合わせ場所の道の駅へ走る。
道中は案の定眠たくって仕方なかったがノンストップで予定より早く4時過ぎ着。
そこでクルマを降りて星空がメチャクチャきれいなことに気付く、
「これは期待できるかもしれない・・・」
しかし挨拶もそこそこに、私は兎に角眠たかったので十数分クルマの中で休憩させてもらってから私のクルマに荷物を詰め込み現地登山出発地点へ。
(左)ぼんさんは早々に準備完了。
私はというとそこで着替えから始まるので時間を要します。
(右)クルマを離れたのは4時50分ぐらい。
当然まだ真っ暗な時間帯なので頭にはヘッドランプ足元にはスノーシューを装着して歩き出します。
ところでここ林道入り口、除雪された最終地点での気温は確か2度ぐらい。
氷点下が当たり前だと思っていたのでそれからすると気温は高め、天気予報でも冬型が緩みだした瞬間だったので気分的にも少々楽な感じがした。
しかしその分ウェア選択に悩む。
季節柄ハードシェルを外すという選択は無いが、ミッドレイヤ―で悩む。
フリースを持つかあるいはミッドレイヤ―兼アウターも兼ねるソフトシェルを持つか、それとも予報を信じ上昇すると思われる気温のことを考え双方を置いていくか・・・。
で、結局この時期の山歩きには常備している化繊のインサレーションを最悪の場合使うということにしてミッドレイヤ―は持っていかないことにした。
(左)前を行くぼんさんの後姿。
何故か脚立を背負っています。
それはおいおい(笑)
(右)思いの外早いペースで歩けゲート着。
というのも雪が積もった林道をスノーモービルが走った跡があり、そこを辿ると歩きやすかったから。
積雪量は1M超ってところかな?
真っ暗な林道だけに景色を楽しむことも出来ずただただもくもくとその先も歩く。
(左)登山口に近づく頃に空も薄明るくなってくる。
その先には真っ白な雪山が見えて俄然足運びも早くなります。
小さい写真なので分かりにくいけど、光量足りずピントも合わず写真ボケボケです。
(右)6時23分登山口着。
ヘッドライトを点けなくても視界が利く明るさになる時間帯にドンピシャのタイミングでたどり着けた。
そしてクルマをデポした場所から1時間33分。
無積雪期に歩いても2時間ほどかかる行程をスノーシューで歩いてその時間で来てしまった。
相当早かったみたい。
登山する前から汗だくだけど(笑)
(左)その登山口で一旦ザックをおろし休憩。
登山口には沢渡りがある、そしてその直後からは鬼の急登が。
なのでスノーシューを脱ぎ、ザックにマウントします。
そして万が一用に持ってきたショベルを取り出し、この地点においていくことにした。
だって重たいし邪魔と判断したから。
(右)そして、ここの沢渡りでぼんさんが担いできた脚立が活躍。
ホンマは雪に埋もれた沢の石に掛けてその上を歩いて渡るという用途として持ってきたのだが、思いの外石が出てその上を歩けるぐらいになっていて必要無かったか?と一瞬思ってしまった。
がしかしご覧の通りの積雪量、その石に下りるのと、また雪の上に上るのに必要となって役に立った!
ぼんさんサンキュー。
沢渡り後は鬼の急登に取り付く。
(左)その急登とはこんな具合。
写真でみるとイマイチ、いやイマニな感じがするが兎に角キツイ。
冬の能郷白山に登ろうとする人は他にもいるが、ほとんどがここで返り討ちにされる。
それぐらいの難所。
そこに取り付いた時点ではスノーシューは仕舞いツボ足で行こうとしていたのだが、雪が締まっておらず深く全然進めない。
よってスノーシュー歩行に変更、仕舞ったばかりのスノーシューを再び装着し急登に挑む。
しかしこの急登をスノーシューで登れるのか?
→登らなければならない。
ぼんさんが先行しキックステップでガシガシ行く。
(右)先に行くぼんさん。
いよいよ空が明るく青くなってきた。
天気はこれ以上望めないくらいに晴れてきている。
これは是が非でも、なにがなんでも山頂にたどり着かねばならない、このチャンスを活かさなければならないと思った。
で、私はゼーゼー言いながら5歩進んでは息を整えるため止まるというような感じでついていく。
(左)既に汗ダクダクな私。
それまでは保温性のあるホグロフスのFANATICビーニーを使っていたが暑くてたまらずMHWのバタービーニーに替える。
それにしてもこの急登には難儀した。
ぼんさんはTSLスノーシューのヒールロック機能を使いキックステップでガシガシ登り、私はそのトレースを行き楽な筈なのだがそんなことは全然ない。
ヒールロック機能の無いMSRのスノーシューではキックステップがやりにくく爪先が雪に刺さりにくいからか、私の足運びが悪いのか、はたまた私の体重が重く踏んだ雪が滑り落ちるからか兎に角シンドイ割に進まない。
ちなみにここに踏み後は全くない。
おそらくだが、今年ここまで登って来たのは私らが初めてじゃないかという感じがした。
(右)その急登も一段落するとクラスト状の雪面が出てくる。
暫し緩やかな斜面で息を整えつつ写真を撮り歩く。
ホンマに空青い。
(左)徐々に稜線が近づいてくる(でもそれは目指す稜線ではない)。
(右)スント計測標高995Mの1合目に7時40分着。
THE・雪山。
(左)休憩、記念撮影もそこそこに上を目指す。
ラッセル交代!
(右)しかしすぐに息が切れて交代(笑)
美しすぎる青空に向かって直登!
(左)白銀に写る自分の影を撮ってみる。
その雪面にうっすら残っているのはウサギの足跡。
(右)暑くなったので着替えついでにザックを撮ってみる。
その中身等々を備忘録として。
ザック:アークテリクス サイロ30(レギュラーサイズなので容量は27L)
中身:3LスタッフサックAに化繊インサレーション・スペアソックス・スペア長袖アンダーウェア、3LスタッフサックBにエマージェンシーツールとして細引き・ナイフ・水性ペーパー・ライター・ファーストエイド類・チョコレートなどの菓子行動食及びアルファ米等々、メッシュスタッフサックにコッヘル&バーナー&ガスカートリッジ、風防&ガスカートリッジ台、クランポン、スペア防水グローブ(行動中はフラッドラッシュアクティブスキングローブ+クラフトのグリップラバー付きランニンググローブ)、棒ラーメン1食分、おにぎり2個、パン2つ、プラティパスに昼飯用水0.5L、キレートレモンウォーター0.5L、山専ボトル0.5Lタイプ(午後の紅茶レモンティを温めて)を本体内部に。
スペアビーニー1、スペアビーニー2、ネックゲイターを本体内部のポケットに。
サングラス&ケース、ヘッドランプ、デジカメ用スペアバッテリー、行動食のブラックサンダーと飴を幾つか、携帯電話、クルマのキーを本体上部の外ポケットに。
携帯座布団、ゲイターを本体側面のポケットに。
そして外付けでアックス1本。
で、こんな写真でも。
暑くて遂にハードシェルを脱ぎ上半身はアンダーウェア1枚となる(正確に言うとその下にドライレイヤーのフラッドラッシュアクティブスキンノースリーブを着ているので2枚)。
しかし風がほぼ無いのでコレでも寒さを感じない。
この山で風なくこれだけ晴れているなんてどんだけ運がイイんだと何度も思った。
この後はジャケットを着なおし、それまで着けていたゲイターを外し仕舞う。
ついでにこの日のウェアレイヤリングを備忘録として。
上:ファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュノースリーブ → パタゴニア キャプリーン2 → ホグロフス スピッツジャケット
下:ノースフェース 保温性薄手インナータイツ → モンベル ライトアルパインパンツ
ソックス:スマートウール トレッキングヘビークルー
そしてツボ足用として一時ブラックダイヤモンドのゲイターも装着したが暑いしスノーシュー歩行のため不要になったので仕舞った。
とりあえず今日はここまで。
つづく。
それを実現するときが遂にやって来た。
この冬あたためていた計画を決行するときが遂にやって来た。
行くぜ能郷白山へ!
そんな訳で荷物をクルマに積み込み予定より若干遅れて自宅を深夜1時半に出発、同行するぼんさんとの待ち合わせ場所の道の駅へ走る。
道中は案の定眠たくって仕方なかったがノンストップで予定より早く4時過ぎ着。
そこでクルマを降りて星空がメチャクチャきれいなことに気付く、
「これは期待できるかもしれない・・・」
しかし挨拶もそこそこに、私は兎に角眠たかったので十数分クルマの中で休憩させてもらってから私のクルマに荷物を詰め込み現地登山出発地点へ。
(左)ぼんさんは早々に準備完了。
私はというとそこで着替えから始まるので時間を要します。
(右)クルマを離れたのは4時50分ぐらい。
当然まだ真っ暗な時間帯なので頭にはヘッドランプ足元にはスノーシューを装着して歩き出します。
ところでここ林道入り口、除雪された最終地点での気温は確か2度ぐらい。
氷点下が当たり前だと思っていたのでそれからすると気温は高め、天気予報でも冬型が緩みだした瞬間だったので気分的にも少々楽な感じがした。
しかしその分ウェア選択に悩む。
季節柄ハードシェルを外すという選択は無いが、ミッドレイヤ―で悩む。
フリースを持つかあるいはミッドレイヤ―兼アウターも兼ねるソフトシェルを持つか、それとも予報を信じ上昇すると思われる気温のことを考え双方を置いていくか・・・。
で、結局この時期の山歩きには常備している化繊のインサレーションを最悪の場合使うということにしてミッドレイヤ―は持っていかないことにした。
(左)前を行くぼんさんの後姿。
何故か脚立を背負っています。
それはおいおい(笑)
(右)思いの外早いペースで歩けゲート着。
というのも雪が積もった林道をスノーモービルが走った跡があり、そこを辿ると歩きやすかったから。
積雪量は1M超ってところかな?
真っ暗な林道だけに景色を楽しむことも出来ずただただもくもくとその先も歩く。
(左)登山口に近づく頃に空も薄明るくなってくる。
その先には真っ白な雪山が見えて俄然足運びも早くなります。
小さい写真なので分かりにくいけど、光量足りずピントも合わず写真ボケボケです。
(右)6時23分登山口着。
ヘッドライトを点けなくても視界が利く明るさになる時間帯にドンピシャのタイミングでたどり着けた。
そしてクルマをデポした場所から1時間33分。
無積雪期に歩いても2時間ほどかかる行程をスノーシューで歩いてその時間で来てしまった。
相当早かったみたい。
登山する前から汗だくだけど(笑)
(左)その登山口で一旦ザックをおろし休憩。
登山口には沢渡りがある、そしてその直後からは鬼の急登が。
なのでスノーシューを脱ぎ、ザックにマウントします。
そして万が一用に持ってきたショベルを取り出し、この地点においていくことにした。
だって重たいし邪魔と判断したから。
(右)そして、ここの沢渡りでぼんさんが担いできた脚立が活躍。
ホンマは雪に埋もれた沢の石に掛けてその上を歩いて渡るという用途として持ってきたのだが、思いの外石が出てその上を歩けるぐらいになっていて必要無かったか?と一瞬思ってしまった。
がしかしご覧の通りの積雪量、その石に下りるのと、また雪の上に上るのに必要となって役に立った!
ぼんさんサンキュー。
沢渡り後は鬼の急登に取り付く。
(左)その急登とはこんな具合。
写真でみるとイマイチ、いやイマニな感じがするが兎に角キツイ。
冬の能郷白山に登ろうとする人は他にもいるが、ほとんどがここで返り討ちにされる。
それぐらいの難所。
そこに取り付いた時点ではスノーシューは仕舞いツボ足で行こうとしていたのだが、雪が締まっておらず深く全然進めない。
よってスノーシュー歩行に変更、仕舞ったばかりのスノーシューを再び装着し急登に挑む。
しかしこの急登をスノーシューで登れるのか?
→登らなければならない。
ぼんさんが先行しキックステップでガシガシ行く。
(右)先に行くぼんさん。
いよいよ空が明るく青くなってきた。
天気はこれ以上望めないくらいに晴れてきている。
これは是が非でも、なにがなんでも山頂にたどり着かねばならない、このチャンスを活かさなければならないと思った。
で、私はゼーゼー言いながら5歩進んでは息を整えるため止まるというような感じでついていく。
(左)既に汗ダクダクな私。
それまでは保温性のあるホグロフスのFANATICビーニーを使っていたが暑くてたまらずMHWのバタービーニーに替える。
それにしてもこの急登には難儀した。
ぼんさんはTSLスノーシューのヒールロック機能を使いキックステップでガシガシ登り、私はそのトレースを行き楽な筈なのだがそんなことは全然ない。
ヒールロック機能の無いMSRのスノーシューではキックステップがやりにくく爪先が雪に刺さりにくいからか、私の足運びが悪いのか、はたまた私の体重が重く踏んだ雪が滑り落ちるからか兎に角シンドイ割に進まない。
ちなみにここに踏み後は全くない。
おそらくだが、今年ここまで登って来たのは私らが初めてじゃないかという感じがした。
(右)その急登も一段落するとクラスト状の雪面が出てくる。
暫し緩やかな斜面で息を整えつつ写真を撮り歩く。
ホンマに空青い。
(左)徐々に稜線が近づいてくる(でもそれは目指す稜線ではない)。
(右)スント計測標高995Mの1合目に7時40分着。
THE・雪山。
(左)休憩、記念撮影もそこそこに上を目指す。
ラッセル交代!
(右)しかしすぐに息が切れて交代(笑)
美しすぎる青空に向かって直登!
(左)白銀に写る自分の影を撮ってみる。
その雪面にうっすら残っているのはウサギの足跡。
(右)暑くなったので着替えついでにザックを撮ってみる。
その中身等々を備忘録として。
ザック:アークテリクス サイロ30(レギュラーサイズなので容量は27L)
中身:3LスタッフサックAに化繊インサレーション・スペアソックス・スペア長袖アンダーウェア、3LスタッフサックBにエマージェンシーツールとして細引き・ナイフ・水性ペーパー・ライター・ファーストエイド類・チョコレートなどの菓子行動食及びアルファ米等々、メッシュスタッフサックにコッヘル&バーナー&ガスカートリッジ、風防&ガスカートリッジ台、クランポン、スペア防水グローブ(行動中はフラッドラッシュアクティブスキングローブ+クラフトのグリップラバー付きランニンググローブ)、棒ラーメン1食分、おにぎり2個、パン2つ、プラティパスに昼飯用水0.5L、キレートレモンウォーター0.5L、山専ボトル0.5Lタイプ(午後の紅茶レモンティを温めて)を本体内部に。
スペアビーニー1、スペアビーニー2、ネックゲイターを本体内部のポケットに。
サングラス&ケース、ヘッドランプ、デジカメ用スペアバッテリー、行動食のブラックサンダーと飴を幾つか、携帯電話、クルマのキーを本体上部の外ポケットに。
携帯座布団、ゲイターを本体側面のポケットに。
そして外付けでアックス1本。
で、こんな写真でも。
暑くて遂にハードシェルを脱ぎ上半身はアンダーウェア1枚となる(正確に言うとその下にドライレイヤーのフラッドラッシュアクティブスキンノースリーブを着ているので2枚)。
しかし風がほぼ無いのでコレでも寒さを感じない。
この山で風なくこれだけ晴れているなんてどんだけ運がイイんだと何度も思った。
この後はジャケットを着なおし、それまで着けていたゲイターを外し仕舞う。
ついでにこの日のウェアレイヤリングを備忘録として。
上:ファイントラック フラッドラッシュスキンメッシュノースリーブ → パタゴニア キャプリーン2 → ホグロフス スピッツジャケット
下:ノースフェース 保温性薄手インナータイツ → モンベル ライトアルパインパンツ
ソックス:スマートウール トレッキングヘビークルー
そしてツボ足用として一時ブラックダイヤモンドのゲイターも装着したが暑いしスノーシュー歩行のため不要になったので仕舞った。
とりあえず今日はここまで。
つづく。
>つづく。
楽しみ!楽しみ!!
最後の写真のポーズ、生で見たかった(笑)。
もう気分爽快でした!
これが見たくて雪山に行っていると言ってもいいかもしれません。
まだこのネタで引っ張ります(笑)
ごめんなさい、思い切り楽しんできました(笑)