ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2010.9.21 すっぴんと無精ひげ

2010-09-21 23:17:42 | 日記
 この三連休、かつらも被らなかったし(3日間連続自毛で出かけたのは初めて。ちょっと恥ずかしかったけれど、慣れてしまえば他人(ひと)の目もあまり気にならないし、そうそう上の方からてっぺんの薄さを見られるわけでもないので、実に楽だった。今週末には行きつけだった美容院で2年ぶりにカットしてもらい、いよいよかつら卒業の予定だ。)、電車にも乗らなかったから、お化粧も当然、一切しなかった。

 私はもともとお化粧をするのがあまり好きではないので、仕事のときと電車に乗って都心に出るとき以外はすっぴんだ。もう齢(よわい)50歳目前で、なんと大胆な!そしてなんて失礼な!と思われるかもしれないけれど。もちろん最低限の基礎化粧品だけはつけるのだが、化粧品の香料はもちろん、香水など香りの強いものも好きではないので使わない。ファンデーションを塗ると、いまだになんとなく息苦しい感じがする。

 そんなわけでお化粧をする、といっても、朝はちょちょいのちょい、で5分あれば十分。一体何をしているのだ、というくらい早い(と思う。)。逆にお化粧に何十分もかけている、と聞くと、逆に一体どこをどうしているのだろう、と疑問を感じるほど。

 母は専業主婦だったから、私よりもっとお化粧をしなかった。本当に最低限。化粧水と乳液くらいはつけていたのだろうか。普通、女の子はお母さんの鏡台には興味があって、口紅を塗ってみたり香水をつけてみたり、ということをするようだが、私はそういうことすらしなかった(殆ど化粧品がなかった、というのが正しい。)。
 ところが、息子は2,3歳のころ、スカートをはきたがり、リボンを結びたがり、(当時はぱっと見、女の子でも通ったので、悪乗りして「可愛い!」と喜ぶと、「もっと!もっと!」という感じで、お化粧もしたがったような・・・挙句の果ては“(名前)子ちゃん”と呼ばないと返事をしないほど。今では「そんな恥ずかしい昔のことは決して口外しないように!」と厳命されているが・・・。)
 母は外に出るときもファンデーションも塗らず、眉をちょいと書いて、後は口紅だけだったと思う。だから初めてプロにフルコースのお化粧をしてもらって従姉の結婚式に出た時は、娘ながらびっくりした。お化粧って、本当に凄い!と。

 一方、義母は化粧品の営業の仕事を長くしていたこともあり、家の中でも毎朝バッチリフルメイクをする。朝起きたら、まず、お化粧することが最低限の身だしなみ、ということだそうで、本当に恐れ入る。「私が化粧をしなくなったら、もうおしまいだと思ってほしい。」とのことだ。

 私が初めてお化粧をしたのは大学に入ってから。それも合唱の舞台で何もしないと、客席からは本当にのっぺらぼうのように見えてしまうから、やむなく・・・だったと思う。

 化粧品は色も容器も綺麗だし、見ているだけで楽しいので海外旅行に行くたびに、一時(いっとき)ずいぶん散財した。それでも結局ろくに使わずじまい。ドレッサーの中には箪笥の肥やしよろしく、未開封のものが沢山あるような気がする。普段使うのものはごく一部で決まっている。もう無駄な買い物は止めなくては、と反省する。

 さて、普段は自称(!)お洒落の夫も休みの間は一切ひげを剃らない。そんなに濃い方ではないから、1日くらいならまだしも、であるが、今回のような3連休だとさすがにかなりの無精ひげになって、「なんだか病人みたいだよ・・・」と言っても絶対に剃ろうとはしない。

 まあ、かく言う私もすっぴんでホイホイ外に出るし、相方があんまりシャンとしているとバランスも悪いか、と思ってそのままにしているけれど・・・。
 とにかくお休みの日くらいお互いに楽に過ごせれば、それが一番いいのだな、と思うようにしている。

 今日は、夫と息子は東京ドームまでナイター野球を観に行き、延長戦まで粘ってようやく今、ご帰還。
 一人秋の夜長、至福の読書タイムであった。
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